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nishiyan
13アニメ『翠星のガルガンティア』の前日譚。マシンキャリバーのパイロットを志すレドが幼年学校に入学しそこでミリイカ、ロンドといった同級生との交流中で感情の善悪、異性への感情、人類銀河同盟の矛盾といったことに気づきながら、兵士になるまでの物語。本編との関連でいうと感情が乏しく淡々としていたレドがガルガンティアの生活に順応していけた理由がわかった気がする。また睡眠学習が基本でありながら学校という組織に敢えて放り込むことで兵士として完成させたマザーコンピューターの存在は興味深かった。しかしミリイカはヤンデレ化は…。 続きを読む…
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シンヤ
6内容はおいて置いて、文章がちょいと微妙かな…。ラノベらしくないというか小説としてどうかなって書き方ですね。脚本と捉えたとしても薄くただ台詞と状況説明の文字が並んでるなって感じですね、もう少し掘りが深くてもいいと思う。硬派な翻訳SF系統として見ようとしても無機質で薄い。描写が足りないので、絵を脳内で補完しないと読めないかなぁ。すごいぶつ切りな感じで牽引力が無いですね。あっちのノベライズと比べると描写、表現の仕方が雲泥の差だなと感じるなぁ。内容はまあなるほどねってところですが、ノベルという前提で躓いたかな。 続きを読む…
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みかん。
3アニメの前日譚。レドがマシンキャリバーのパイロットになる前の幼年学校に通っていた頃のお話。これを読むとより本編が面白くなると思います。アニメにもちらっと出て来たレドと顔がそっくりな少年、ロンドやレドの初恋(作中ではそう定義はされていないので、あくまで想像)の相手ミリイカなど登場人物も様々だ。本編では感情が欠落し、合理的に物事を進める印象だったレドの感情が豊かに描かれている。彼にも人間らしい感情があったのだ。しかし、余りにも純粋過ぎる彼は徐々に人類銀河同盟の思想に飲み込まれて行ってしまう… 続きを読む…
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春
2翠星のガルガンティア本編の前日譚。 こちらもお仕事ものSFを匂わせながら、主人公レドの兵士としての生い立ちを補完するにも充分な面白さがあります。 本書では兵士として、戦う戦力としての人材を養成する場所なわけですが(まるで軍隊)、ディストピアとして、集団の思考を管理、統制する場所に学校が取り上げられると、学校に対する価値観がガタガタに揺らぎます…。学校って本当に必要なのかと思わされます。ディストピア小説単体としてとても面白い一冊です。 続きを読む…
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義理亭(ギリテイ)
2ニトロプラス版を先に読んだので再読という形になります。テレビアニメの前日談、彼がどうして感情を欠落したのか、回想シーンでのあのレドに似ている少年のことがわかる?話。アニメを見てこの作品を読むと相乗効果でテンションが上がるというのでもないですが、彼の過去が気になるならば読む価値アリかな?絵の人がハナハル先生じゃなくて別の人ですが、概ね許容範囲内。ミリイカちゃんのシャワーシーンの挿絵がないのは残念でしたが、それ抜きでも本編の面白さは面白いからなぁ。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2013/12/12
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784047292987