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眠る山猫屋
40再読。統和機構の頂点に立つ(?)オキシジェンの能力が運命の糸を読み解く力というのが面白い。破壊的ではなく、組織の維持を眼目としているようで。だから後継者候補四人のうち、三人までが(破壊的な使い方が出来る)保守的な能力者。ギミーシェルターの残忍さ、スイッチスタンスのえげつなさ。それに比べて老執事さんの健気さ・・・。でも選ばれたのは、健やかな強さと前向きな意志の力強さを兼ね備えた女子高生だった・・・のには驚き。確かに彼女なら劣化した機構を建て直せるかもね。協力者に恵まれたなら。 続きを読む…
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神太郎
13最初からクライマックスな始まり方。なかなかに珍しい始まり方。テーマはジンクスについて。そして、まさかの統和機構のトップといっても「空気」のような感じの威厳など全くない「柊」=オキシジェンが登場。そして、統和機構のトップになるべき候補者の一人として「末真」が選ばれるとは…。一時期、公式海賊本であった「俺たちの戦いはこれからだ…」で出ていた悪役末真が本当だったなんて(悪役になるかはわからんけど)。運命が大きく動き始めた感じ。新たなるシーズンへ突入したような感覚ですらある。 続きを読む…
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読書好きのハシビロコウ
12この巻は暫定で一番好きかもしれない。今までは特殊能力を持つ者は、ブギーポップに処理されるオチが大体ついていたが、今回は複数の能力者の読み合いという感じでハラハラした。その能力も「洗脳」というカテゴライズができる点で全員似ているのもワクワクするし、能力者の一人はブギーポップと共闘するのもまたいい。何より一番気に入ったのは、合成人間「オキシジェン」と「カレイドスコープ」。普段は敵として描かれる合成人間だからこそ今回は特にカッコいい!統和機構の力関係も垣間見えたりといろいろとワクワクしました。 続きを読む…
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新島
11久々に読むブギーポップシリーズ。影響力の強い作品なので、ある程度の距離を置いて読まないと日常にまで感化されてしまうのですけど、今作はあまり何かを説くことが少なかったために助かりました。ただ、久々なのに読み始めると一瞬で世界観に囚われてしまったのでちょっと恐ろしいです。それにしても、ブギーポップの無敵さにはもう苦笑い。自分のジンクスは「発言しようとした時、少しでも不安を感じたら口を開かないこと」ですかね。強引に言ってしまうと大抵後悔することが起こっているのですっかり信じちゃっています汗。 続きを読む…
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光心
9ついつい信じたくなってしまうジンクスを売るお店のお話。まさに物語の中枢であろうオキシジェンが出てきて、ついに色々と動きざるを得ない状況になっているのかも。 この巻では伊東谷さんが良かったです。老兵は死して去るのみ、とは言わないですが充実した人生を送った彼は疑う余地もなく幸せだったのでしょう。 世界の全ては繋がっている。地球の裏側で起こっていることが僕達の人生に影響を与える可能性は大いにあり、ゆえに『運命』の存在を信じたくなってしまうけれど、しかし世界はいつだって不確実でそんなもんは見えないものなのである。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2003/03/25
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定価605円(本体550円+税)
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ISBN9784840222938