あらすじ紹介
ロードス統一の象徴となるべき王子ナシェルを失った六英雄たちは、最後の決戦の地、最も深き迷宮へと向かった――魔神戦争の真の結末を、聖女フラウスを通して描く、著者渾身のシリーズ完結編。
みんなからのレビュー
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もと (旧リエさん)
2798 ★★★★☆ 『伝説』完結編 仲間内での恋愛とナシェルのことは納得できないけど、面白かったわ。ナシェルが引っ掛かりを感じていた聖者の正体も明かされてすっきり。双子の王子たちが魔神を滅ぼし勝利を得ることが出来るのは仮面の魔法戦士だけって言ってたけどあいつ何もしてないよね。『戦記』のマーモ皇帝が誰だったかすっかり忘れていて吃驚。自由騎士に名前がないのは可哀相。自由騎士に関して『戦記』で説明あったかしら?これは『戦記』をもう一度読まないと。聖女とヴァリスのワーレン国王の息子についての番外編も面白かった。 続きを読む…
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ちび\\\\٩( 'ω' )و ////
21蘇った魔神と人間との戦いは、ナシェル率いる勇者隊の活躍によって魔神を追い詰めつつあった。ロードスをひとつにできた筈のナシェルは逝き、魔神王を倒す希望は彼等七人に委ねられる。しかし魔神王の圧倒的な強さに劣勢となり、最強の戦士ベルドの自らの生命を賭けた玉砕策戦に、愛する至高神の聖女フラウスが飛び出し、、。「最も深き迷宮」後にそう呼ばれるこの場所が、ロードスの伝説の物語となる。伝説から神話へ。そして伝説から戦記へ。物語は終わらない。「呪いの島」と呼ばれるこの島の呪いが解かれるまでは、、。ーロードス島伝説 完結ー 続きを読む…
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Tetchy
15本編のロードス島戦記とは打って変わって、ペシミズムが全体を覆っているかのようだ。魔神王を倒した六英雄たちのその後に輝かしい未来はなく、隠棲を遂げる者や再び合い見え、討ち死にする者、自らを犠牲にする者、各登場人物全てに諦観が漂う。事を成し終えた後に何が残る?常にその疑問を孕んで生きていくのだ。ともあれ、とうとう終わってしまった。出来ればもう少し彼ら・彼女らの道程が明るいものであれば良かったというのが正直な感想だ。 続きを読む…
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まい
13フラウスが主人公になっての魔神戦争の終結。フラウスは愛のために身を投げ出し、信仰も全うした。ベルドとファーンが召される時に再び現れて嬉しかった。フラウスの聖女前のストーリーや離宮の主人を倒すストーリーもあり。 続きを読む…
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じお
10★★★☆☆ 死者が蔓延っていたスカードを解放した百の勇者たち、そこで幻影の魔神王からメッセージを告げられる、全ての決着をつけるため最も深き迷宮に勇者たちは行くのだった、王道ファンタジー外伝第5巻。面白かったです、ナシェルが主役降板してしまったのでフラウスが主人公らしいんですが、正直あんまり、狂信さに女が入ってすごいたちの悪いキャラになっているような、魔神王斬ったのがファーンだったら逆だったかもしれねぇ…と思ったり、戦記とは違った派手さが楽しいシリーズでした、でもやっぱディードがいないと(えー) 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2002/11/01
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定価586円(本体533円+税)
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ISBN9784044604271