
朝が来るまで夜は待つ
「ママへ。今まで本当にありがとう」『夜が明けたら朝が来る』に繋がる感動のアナザーストーリー
志馬なにがし
(著者)
/
Raemz
(イラストレーター)
シリーズ:「夜が明けたら朝が来る」シリーズ(GA文庫)
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あらすじ紹介
「ママへ。今まで本当にありがとう」
『夜が明けたら朝が来る』に繋がる感動のアナザーストーリー
本州と九州を隔てる関門海峡。その本州側――山口県下関に住む高校生のサヤには秘密があった。それはネット上で活動する人気歌手「Yoru」としての顔。おとうさんは応援してくれるけど、おかあさんは危ないからっていつも反対してくる。「Yoru」の話題になると、おかあさんとどこかぎこちなくなる日々。
そんなある日、「Yoru」宛にテレビ出演のオファーが来る。サヤはおとうさんと東京へ向かうのだが……
これは、前作『夜が明けたら朝が来る』に繋がるアナザーストーリー。
「ママへ。今まで本当にありがとう」
そして、もう一つの家族が家族になるまでの物語。
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みんなからのレビュー
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よっち
22密かにネット上で活動する人気歌手「Yoru」としての顔を持つ、山口県下関に住む高校生のサヤ。もう一つの家族が家族になるまでの物語。ネット上で活動することに父は応援してくれるけど、母は危ないからといつも反対してきて、どこかぎこちなくなるもどかしい日々。テレビ出演のオファーもあって東京へ向かって様々な出会いや出来事を経験した彼女が、衝突を経て徐々に母と向き合えるようになっていったのに、そこからの急展開はなかなかしんどいものがありましたけど、それでも今の自分に何ができるのかを懸命に考える彼女の姿が印象的でした。 続きを読む…
ネタバレあり
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のれん
7前作の前日譚にあたる。 今作も娘視点だが、母親の心情を想像させるように展開する。この後、最愛の娘は娘ではなかったことを思うと、母が終始落ち着いていた理由がわかる。自分が苦労してお腹を痛めた娘はもちろん愛すのに理由はいらないが、自分が育てた娘は音楽を通じて心通わせていた。 彼女もまた自分の娘であったことは間違いない。そして娘が一人の人間として選択することに誇りを感じ、それを狭めてしまっていた自身に後悔していた。 思春期の子育てに正解などないが、お互い真摯に向き合うことが必要だろう。親子者鉄板の展開には弱い。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2025/03/15
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定価814円(本体740円+税)
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ISBN9784815626419