あらすじ紹介
呪われた島ロードス。その南西部に位置するスカードの王ブルークは、自らの余命がいくばくもないと知った時、一つの決断を下した――魔神戦争の始まりを告げる「ロードス島伝説 序章」2編に加えて、最も深き迷宮をめぐる最後の戦いを前に、舞台を去ったナシェルの行く末を描いた、書き下ろし「ロードス島伝説 終章」を収録。亡国の王子にして天空の騎士、栄光の勇者にして伝説の英雄こと、ナシェルの物語、ここに大団円を迎える。
みんなからのレビュー
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オーウェン
52ナシェルに特化した短編集であり、ロードス伝説の前の物語と、途中退場した後のナシェルの行く末を描いた物語。 これまで明かされなかった物語だが、小出しにされていたので、そこまで驚くような話ではなかった。 補足用の話なのでしょうがないことだが、ナシェルの生存を明らかにしなかった点で、後のロードスの物語に関わることはあるのかどうか。 続きを読む…
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もと (旧リエさん)
3097 ★★★☆☆ 解放した魔神を何故ブルークは支配出来なかったのか分かったわね。魔神を使役しロードスを統一しようとする非道な父をナシェルが討つ、民衆はナシェルを称賛しロードス統一国家へとブルークは計画していたのよね。父の思惑通り息子と対決、なのにナシェルに安住の地がなくなったってよく分からないわ。やっぱりナシェルの最後は納得いかない。最後の場面は赤子がいるから二年後くらいかな、魔神王との戦いは終わっているんだよね。終っていないならナシェルは再び戦いに戻るはずだもの。竜との出会いも語られておりました。番外編 続きを読む…
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ちび\\\\٩( 'ω' )و ////
21ナシェルの父、スカード王ブルーク。妹リィーナ姫。風竜ワールウィンド。そして妻ラフィニアによる、ナシェルと繋がりの強かった人々の、章ベースに展開された、ロードス島伝説の序章でもあり、そして真の最終章とも言える補完的作品。父王の思いと魔神戦争の発端。リィーナの出生の秘密。竜騎士への道程。ラフィニアの思い。それぞれの心情が本編に深みを増す。数々の誉れある渾名を持つ彼だが、そんなものは何の意味もなさない。生きていてこそである。「天空の騎士」の栄誉こそが、彼の物語に大団円を与え、今世に帰還たらしめたのだから、、、。 続きを読む…
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Tetchy
20一見、竜騎士、魔神、魔法など、典型的なモチーフを取り扱った作品と思われていたこのシリーズは、実は単なるファンタジー物ではなく、作者なりに、濃度はどうあれ、リアリティー、根拠付け、動機付けを持たせようと腐心していることがわかった。今まで竜騎士が竜を操る事に対してこれほどまで深く理論付けた作品があっただろうか? 続きを読む…
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まい
14短編。ナシェルの父の真実。まさに妾后の復讐。ウォートに相談していれば、別の道もあったのではと思わなくもない。ナシェルを待ち続けていたラフィニアは、現実にナシェルと会えていたのね。本当に良かった。とにかくそれだけがどうなったのか気になっていたよ。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2000/01/01
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定価545円(本体495円+税)
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ISBN9784044604226