あらすじ紹介
ジスタート王国の北端にある港町イルフィングに起きる『大極夜』。
それは数十日もの間、明けることのない夜が続く十六年に一度の天体現象。
ブリューヌ貴族のウルス=ヴォルン伯爵は、二年前に母を亡くした息子のティグルを伴って、この町を訪れていた。
はじめて目にする異国の町で、ティグルはひとりの少女と出会う。
淡い金色の髪と、緑柱石の色の瞳を持つ彼女は、ソフィーヤと名のった。
さらわれた母を助けるためにこの町に来たという彼女をティグルが助けたことから、雪と氷の大地に眠る秘宝を巡っての冒険が幕を開ける。
ティグルヴルムド=ヴォルンとソフィーヤ=オベルタス。
十一歳の少年と十五歳の少女の初めての恋と冒険の物語!
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よっち
28ジスタート王国北端の港町イルフィングに起きる『大極夜』。父とともにこの町を訪れたティグルが少女ソフィーヤと出会うファンタジー。さらわれた母を助けるためにこの町に来たソフィーヤをティグルが助けたことをきっかけに、十一歳の田舎貴族の息子と十五歳の兵士の娘による、雪と氷の大地に眠っている秘宝を巡る冒険が幕を開ける展開で、2人の年齢もこれまでの物語よりもだいぶ若く、ソフィーヤもまだ戦姫ではない状況で、けれどこの歳にしてティグルの弓の腕は確かで、戦姫も絡んだ王国内の陰謀に巻き込まれてゆく2人のこれからが楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
みどり
11今回はソフィーとのラブロマンス冒険譚、ということで、なんとティグルが11歳。小学生じゃん!とか思いましたよ。それにしては、今まで通りのティグルな感じで、そこまで不自然には感じませんでしたが、逆に11歳なのにこういう態度って不自然?とも。まだソフィーは戦姫ではないし、2冊で完結らしいので、次の後編でいろいろまとまってくるのだと思います。ちょっと楽しみ。 続きを読む…
ネタバレあり -
碧海いお
11アニメイトでサイン本が売られていて、衝動買いをした作品。 11歳の少年・ティグルが4歳年上のソフィーを小舟で捕まっていて、助けたところから始まるファンタジー。 調べてみると、このシリーズの18冊目に当たる作品らしい。 この1冊でも話はわかりましたが、開幕であって1冊では終わりませんでした。目的はヒロインの母親を救出の冒険譚。敵は悪党だけでドラゴンみたいな魔物は登場をしない。ティグルがは11歳なのにたくましい。 続きを読む…
ネタバレあり -
S.T.
9まさかソフィーメインの魔弾の王が読める日が来るとか想像もしてなかった。ソフィーが本編では年長組だったため、少女時代のソフィーを登場させた影響でティグルがなんと11歳に(苦笑)。元々、この作品の少年少女は領主という立場で老成してることに違和感はないし、人格者の父ウルスに小さい頃から貴族教育されていたにしても…このティグルはいくらなんでも出来過ぎだろう(笑)。突っ込み過ぎるのは野暮ではあるが。2巻も買う。そして何より重大情報は『戦狼と軍姫の征戦(仮)』。川口士の完全新作ファンタジー戦記とか久しぶりに心が躍る。 続きを読む…
ネタバレあり -
彼方
7ジスタート王国の北端にあるイルフィングにて、11歳のティグルは人攫いにあっていた少女を見つける。追われる彼女を助ける内に、二人は運命を共にする事になり…幼きソフィーとの新シリーズ開幕。これは良いボーイミーツガールだなぁ…田舎貴族の息子と兵士の娘、互いの見識を広げたり4歳差という絶妙な年の差の恋愛観。それでも頼りになるティグルの弓の腕。機転を利かせ、陰謀に立ち向かう二人の姿が初々しい。舞台も極夜に包まれた北陸の地と、精霊はいても魔物はいないファンタジー冒険ものになっていて、魔弾らしさは残しつつも新鮮でした。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/08/23
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定価770円(本体700円+税)
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ISBN9784086315661