恋人以上のことを、彼女じゃない君と。 終
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恋人以上のことを、彼女じゃない君と。 終

二度目の告白からしばらく、冬は未だに糸と連絡が取れていなかった。落ち着きのない日々を過ごしていると、糸から突然“謎解き”が送られてきた。冬は謎を解いていくうちに、本当の“皆瀬糸”と向き合うことになる。
持崎湯葉 (著) / どうしま (イラスト)
シリーズ:恋人以上のことを、彼女じゃない君と(ガガガ文庫)

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あらすじ紹介

大人のモラトリアム“最終巻”。

「ごめんーーちょっと、考えさせて」二度目の告白をした、あの日からしばらく。冬は未だに糸と連絡が取れておらず、落ち着きのない日々を過ごしていた。
通知が来るたびに、もしかしてと思ってスマホを見ては、落ち込む。そんな不毛を繰り返していると、突然糸からメッセージが届いた。『このたび私、皆瀬糸主宰リアル謎解きゲーム「糸ちゃんの挑戦状」を開催いたします。』謎を解いていくうちに、明かされる糸の真意。そして冬は、今まで見つめてこなかった、本当の“皆瀬糸”と向き合うことになるーー。社会から逃げ続けた二人の物語、ここに完結。

みんなのデータ

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みんなからのレビュー

  • 海月

    いやー良かったです。 謎解きから始まった今回。告白後だったからこそ思い出からの結ばれかと思ったらそんなことはなくただただ考えさせられる。 実際友達に同じ心境の夫婦がいるからこそわかる話でした。最後の方はホント今までの話の集大成。というよりか伏線がこんなところに散らばっていたのかと。ガガガ文庫作品自分的にはメッチャ株上がりました(笑) いやーもっともっと話し続けて欲しい作品だったからこれで終わりと思うと残念です。他の作品も手に取ってみようかな。 続きを読む…

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  • なっぱaaua

    予定通りかもしれないけど、最後まで冬と糸との関係をきちんと描き切って良かった。糸の感情がハッキリ分かって、何故あんな関係だったのかもよく理解できた。糸の親からの過剰な関係、決別できて良かったよ。今時あるのかな。特に父親のおかしな愛情は今更ながら気持ち悪いし、母親もステレオタイプな娘の在り方に固執してしまっていて、丁度今日アンコンシャスバイアスの研修を受けたばかりの身にとっては親世代(丁度我々)の闇が垣間見えて震えるばかりだった。二人が二人で幸せに暮らすことを望みます。そんな生き方だってなんの問題はない。 続きを読む…

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  • 芳樹

    非常に衝撃を受けた「終」の回でした。前回の感想を見直すと、自分も冬と同様に糸のことを全く考えていなかった。そして今回、脳天気にも「糸ちゃんの挑戦状」を冬とともに考えていたのである。彼女が冬に別れを告げられて以来、どういう思いで過ごしていたのか、それを一切慮ることなく。情けないことこの上ない。ですから、今回は本当に冬に感情移入してしまい彼とともに苦しみながら読み進めることになりました。それだけに辿り着いた結末には大いに納得させられました。名シリーズでした。読み終えて感無量です。 続きを読む…

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  • 佐治駿河

    作者も気合が入っていたように感じる最終巻。内容は他の方も書かれているので割愛します。めちゃめちゃよかった。特に糸の心情がはっきりとわかる部分が多い印象です。それと最終巻の表紙のイラストもこれまでの3巻に比べ糸の表情がとても良く読む前から結末は予測できましたが、幸せになったことを予感させてくれるとても好感度が高い表紙絵となっています。ラノベでは珍しい大人同士での元恋人同士が再会してゴールインする物語でしたが今のラノベの読者層を考慮すると直撃された読者も多かったのではないでしょうか?完結お疲れさまでした。 続きを読む…

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  • オセロ

    意を決して、改めて糸に想いを伝えた冬。 その返事はまさかの糸に関する謎解きゲーム。 この謎解きゲームに込めた意図の深さたるや凄まじい。 冬に気付いてほしいこと、伝えたいこと、そして根底にある仄暗い感情。 これらが糸目線で語られることでどれだけ家族、世間、冬に苦しめられたかが分かっての結末はこのシリーズのテーマに沿ったもので大満足でした。 続きを読む…

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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2024/05/20
  • 定価
    814円(本体740円+税)
  • ISBN
    9784094531893

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