あらすじ紹介
早坂さん、橘さん、宮前を“二番目の彼女”として付き合い始めた桐島。だけど、こんなの茶番だと誰もが分かってた。少しだけ大人ぶった俺たちには、それでも手放せない感情があるだけで、実のところ何にも変わっちゃいない。
そんなある日、遠野は偶然、桐島の昔の恋人の正体に気づいてしまい……。
誰もが静かな破綻を予感しながら。
誰もが見て見ぬふりをして。
無情に季節だけが進み、物語はクリスマスを迎える。
みんなからのレビュー
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芳樹
38【BW】今回展開されるドラマはスクリーンの向こう側というか、ガラスの壁を一つ隔てて繰り広げられていて何一つ手に取れないようなイメージでした。前半戦はそのくらいの「茶番劇」に感じた一方で、早坂に対して遠野が明確に敵意を示し始める中盤以降にどんどん解像度が上がっていくのが強烈でした。相変わらずクズの極みである桐島ですが、遂に自分の意志で一つの人間関係に終止符を打ったことは、この物語が一つの転換点を迎えたといえるでしょう。未だどんな結末へ向かうか定かではありませんが、ここまで来たら最後まで見届けたいと思います。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
33早坂さん、橘さん、宮前を二番目の彼女として付き合い始めた桐島。そんなある日、遠野は偶然桐島の昔の恋人の正体に気づいてしまう第7弾。茶番とはわかっていても、それでも手放せない感情。誰しも静かな破綻を予感しながら、誰もが見て見ぬふりをして進む物語の結末。いやそれ無理あるだろと突っ込みたくなる桐島と天才軍師・浜波がビターエンドを目指す展開が楽しすぎて、でも過去を精算しないまま見て見ぬふりをしようとしても、ふとしたきっかけでそうなっちゃいますよね。ある意味必然の結末でしたけど、ここからどう動くのか続刊に期待です。 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
21桐島は可哀そうな女の子に瞬間瞬間惚れるヤツだと思っていた。しかし、それは高校の間だけだったようだ。大学生を大人かどうかはともかくとして、自分に尽くし嫉妬する程度では惚れなくなるぐらいには彼のクズ度は成長した。 自分のために泣きながら身を引いて、それでも未練がましい目を向けながら、倫理で自ら傷つく。コイツが惚れた女はもっともっと可哀そうなのだから。 今回の主役は遠野、早坂以上に浜波。だって桐島のすべてを知って、すべてを慮ってるんだぞ。コイツが自分の心を隠してたら一番可哀そうだろ。この作者ならやりかねない。 続きを読む…
ネタバレあり -
hooligans.nag
21今巻では不義理をおこなわなかった桐島がついに一つ目の決断を下せました。やはり高校時代からの二人が、いや早坂さんの存在感こそが一番大きいですね。どうやら次巻では教育実習に行く予定らしいですが、そこでも女がらみのトラブルに巻き込まれるのは必定かな。 浜波はやはりポンコツでしたね。なんだかんだで重要な所でポカをやっちゃてますから、いままでも。東京で彼と会っていたのだろうか?とうの昔に別れちゃてる気がするんですよ。この物語のメインヒロインは負けヒロインにすらなれない浜波ですね。 続きを読む…
ネタバレあり -
なみ
18浜波の協力のもと、今の恋人に誠実になろうとする桐島。しかし当然のように上手くはいかなくて──。 今回はそんなにドロドロしてなかったな……と思いそうになりましたが、よく考えたら全然そんなことない。完全に感覚が麻痺させられてます。怖い。 浜波がいてこれなので、彼女がいなかったときの惨状を想像するだけで発狂しそうです。 桐島の行動に対しても、1周回って、お前はそうでなくっちゃな!なんて思うようになってきました。 ここからどうなるのか、楽しみでもあり、恐ろしくもあります。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/03/08
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784049154450