あらすじ紹介
不健康なサラリーマン生活を送る佐藤竜斗《さとうりゅうと》は
『体のことを気にせず美味しいものを食べたい!』と強く願った時、
魂が異世界の吸血鬼の体へ転移していた。
体の前の持ち主であるシェザードから、弱点ゼロの最強の肉体を渡すかわりに、
「吸血鬼と人の平和な共生」という願いを託された竜斗。
さっそく盗賊に襲われた村を救い、そのまま村長となって村おこしをすることに。
食のため!人のため!村のため!
最強吸血鬼村長の村おこしファンタジー!
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みんなからのレビュー
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菊地
2主人公のノリやヒロイン(?)のオッドアイ少女のノリは割と軽いんだけど、吸血鬼という遺物に恐怖したり反発する村人や吸血鬼狩りなどの反応は割とウェットで、この巻の時点では「異種族間での相互理解」のようなアプローチもある程度出来ていてその対比が中々味わい深い。突出した面白さがある訳でも無いけど「領地経営・村作り」をする作品は好きなので、全体的には割と好き。 この時点だと「村」という足場固めの巻といった感じだっただけに、今後本格的に「領地改革」するようになるだろう続巻が楽しみではある。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/08/30
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784047375949
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
聖水やニンニクも全く通じない最強吸血鬼による、最高な村おこし!
その体は一撃で山をも砕き、即死級の攻撃を受けても元通りな再生能力といったチートっぷり! 人間の魂を持つおかげで、吸血鬼の弱点である聖水や銀も克服しているリュウトは、まさに最強の存在ッス!
でも、肝心の食べ物がトホホな状況なんスよね……。どこともわからない森に放り出されたリュウトは、熊を狩り、生肉をくらう生活ッス。リュウトは食生活の充実を目指して、偶然助けることになった村の「村おこし」に乗り出すッス! ジャガイモを見つけて栽培を始め、森で動物を狩り、蜂蜜を採取して等など地道に働くリュウト。おかげで徐々に食卓に彩りが出て、村にも活気が出てくるッス!
そして最大のごちそうは、村を襲ったドラゴン! リュウトはドラゴンを返り討ちにすると、絶品と言われるその肉を村人総出で解体するッス。そして始まる肉祭り! 気の知れた村人とどんちゃん騒ぎをしながら満腹になれるなんて、至高の幸せッスよ~!
破天荒な吸血鬼の村おこしは、笑いと痛快さで満腹になれたッス!
村の人々や敵さえとも信頼関係を築いていくリュウトがかっこいい~♡
盗賊に襲われていたところを救われたけれど、彼の目的を知らない村の人たちは、いつ殺されるかってびくびくしてるの。それでもリュウトは家の再建を手伝ったりして、一緒に汗を流すんだ。すごい力を手に入れたのに、それを他の人のために使えるってすっごく優しいよね!
村の女の子に嫌がらせでニンニクを渡されても、差し入れと勘違いして食べちゃったり、リュウトは抜けてるところもあるんだよ。そんなリュウトの飾らない姿を見て、村の人はちょっとずつ信頼を寄せるようになるんだ!
さらには、吸血鬼狩りの女の子アリエスも仲間にしちゃうんだよ! 吸血鬼に恨みを持つアリエスは何度も勝負を挑んでくるんだけど、リュウトは嫌な顔一つしないんだ。それどころか、アリエスが大勢の吸血鬼に囲まれてピンチになったところに駆け付けてくれるの!
どんな相手にも真摯に向き合うリュウトが、いろんな人と仲良くなっていくのがうれしかったな~! 絶対に無理って思われている人と吸血鬼の共生も、リュウトなら叶えられるかもしれないね!