ソレオレノ 2
虫樹部隊団長のリョウの次なる強敵はディナール。雀蜂型虫樹「ベニシダレ」を操る彼女は、リョウと幼い頃に心を通わせ同じ夢を見た麗人だった。砂漠の大地に平和をもたらすため、リョウとセンは新たな戦いへ!
喜多川信
(著)
/
KENT
(イラスト)
シリーズ:ソレオレノ(ガガガ文庫)
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あらすじ紹介
最強雀蜂型「虫樹」ベニシダレを倒せ!
主人公は「虫樹」と呼ばれる古代遺物の虫型マシンを乗りこなす、団長のリョウ。マシンの名はカブトムシ型の「ソレオレノ」。リョウはエン王の遺児センとともに、かつて自分を裏切った3人の仲間のひとりユーロを破った。そのリョウの前に新たな強敵、雀蜂型マシン「ベニシダレ」を操るディナールが立ちはだかる。しかし、ディナールはかつてリョウと同じ町に育ち、心を通わせ同じ夢をみた麗人だった……。群雄割拠の砂漠の大地に真の安らぎをもたらすため、リョウとセンの戦いは新たな局面へ!
みんなからのレビュー
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よっち
33エン王の遺児センとともに、かつて自分を裏切った3人の仲間のひとりユーロを破ったリョウ。そんな彼の前に新たな強敵、雀蜂型マシン「ベニシダレ」を操るディナールが立ちはだかる第二弾。かつてリョウと同じ町に育ち、心を通わせて同じ夢を見ながら袂を分かったディナール。彼女が庇護するドゥンヤの巫女リヤルから、ディナールが不穏な計画を建てていることを知らされるリョウ。すれ違ったまま激突してしまう二人の死闘の結末には切なくなりましたけど、これから物語も終盤に向かう中で物語がどこに向かうのか、これからの展開に期待しています。 続きを読む…
ネタバレあり -
わたー
24★★★★★熱い。ただただ熱い。己が信念を貫かんと、持てる能力の全てを機体にのせてぶつかり合う。これぞロボットバトルの醍醐味だなと。ユーロの手から西の地を開放し、ユーロの配下だった虫遣いたちと西の団を結成したリョウ。次なる相手は南の地ドゥンヤの民の守り手にして巫女を傀儡として操るディナール。彼女との浅からぬ因縁が明らかになるという2巻。1巻では語られていなかった、リョウの幼少期を描くことで、単なる元部下というだけではない彼女との複雑な関係性を見事に表現しており、決別から今日の再会に至るまでの心情の変化に 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
16熱い。人の平和への希求が世界の断絶を生む葛藤に悶えながら、それでも平和のために戦いを選ぶ矛盾を描く。 まさに王道の青年漫画のようなカッコよさがある。 中盤までグツグツ煮えるような展開は終盤で爆発した。あれだけやりたい放題だった彼女らしいエンドだったともとれるが、同じ結末が主人公勢にも来るかもしれない。何故なら彼女もまた人民を虐殺する兵器を保有することを認めたから。容赦ない展開。幾多描かれても飽きることない人間の業である。 続きを読む…
ネタバレあり -
イシカミハサミ
13物語序盤は すれ違いの原因も不明瞭なまま 大きな戦いも起こったりして 読みにくさもある。 けれど進むにつれて 違う視点からの物語も語られ、 隙間が埋まっていく。 最後まで読んだ時の 満足感は高め。 続きを読む…
ネタバレあり -
凜音
11読了 「蟲樹」と呼ばれる水を原動力に動く遺物の蟲型マシンに乗り繰り広げられるマシンアクション作品。裏切り者3人の内「ベニシダレ」を御するディナーレとリョウの関係を書きながら進んで行く。乾いた砂漠に潤いを取り戻す為奮闘する物語。 蟲型の水を動力にするマシンでバトルというこの遺物のマシンシステム自体の設定が面白いし、裏切られたリョウがセンと出逢い立ち上がり乾いた地に潤いを取り戻す為、裏切り者にリベンジするという呑み込みやすい展開だから読みやすい。1巻で虫嫌い云々言ってましたが普通に蟲のマシンがかっこよく 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/07/19
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定価858円(本体780円+税)
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ISBN9784094531350