発見する
あらすじ紹介
異世界に転生した少年ユキトは育ての親である老人と二人、魔獣だらけの山奥で剣の修行だけをして生きてきた。しかしある日突然老人が姿を消したことで、ユキトも故郷を離れる決意をする。そうして山を下りたユキトが出会ったのは、銃を手に魔獣と戦う士官学校生たちだった！ どうやらこの世界は魔法科学の力で、銃だけでなくスマホや戦車まで作りだしているという。だが鍛え上げたユキトの剣技は兵器や魔法をも凌駕するほどの腕前に達していた！ そこでユキトはこの科学と魔法の世界を剣一本で生き抜こうと誓うのだが――!?
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みんなからのレビュー
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八岐
6★★★☆ 山育ちの若き剣豪、人里に降りるの巻。これ前世の記憶なかったら普通に野人と化してたんじゃなかろうか。育ての親の剣聖爺さん、マトモに子育てしてたように見えないし爺さん以外の人間と接したことのない男が貴族相手に礼儀を示せると思えんしなあ。剣に関する事こそ腕も意識も隔絶しているものの、それ以外の感性は普通だからこそ素朴な愛嬌があって良い主人公である。 続きを読む…
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菊地
1剣技無双の爽快感はあったけど、「魔法科学」の名の下で銃器を始めとする近代兵器がある中で、学校内での「剣技」の立ち位置がイマイチ不明瞭だった。 続きを読む…
ネタバレあり
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製品情報
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レーベル
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発売日2022/12/28
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定価1430円（本体1300円＋税）
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ISBN9784047373075
パートナーのおすすめレビュー（宣伝）
現代兵器と魔法の世界で、最強の剣技で無双するよ
だけどユキトが山を降りて早々に耳にしたのはなんと銃声！ ここは彼が思い描いた中世の世界ではなかったんだ。駆けつけると魔獣の群れに囲まれている少女イリアがいてユキトは助太刀。「歩法、白水」という意識の裏をかく技で翻弄する。魔獣はユキトが消えたように感じ、気付いた時には命を絶たれている。まるで死神のように恐ろしい技なのさ！
力を認められたユキトは、学院で剣術講師と外部講習生をしながらハンターギルドと共に悪と対峙していくんだ。初仕事では、犯罪組織に二台のガトリングガンを突き付けられても怯まないどころか、結界を作ってその中に入ったすべてを切り落とす「斬形、千夜」を発動！ 狂喜しながら銃弾の雨を無に帰してしまう。さらには「ガトリングを学院の訓練に取り入れる」なんて言いだすんだ。彼の突飛な考えには終始驚かされっぱなしだったね。
ユキトの真の力はまだまだこんなものじゃない。全てを圧倒する最強の剣技をぜひ堪能して欲しいな。
二人の少女が戦う理由。どちらも負けて欲しくないけれど勝者はひとり…！
親に反対されながらも剣を振るうイリアさんは、まさに「信念の人」。それに、学院で講師と外部受講生を兼任しているユキトさんが困らないように側にいてちゃんとフォローしてくれるんです。一生懸命で優しく、気品のある彼女はとても素敵な方に見えるんですよ！
一方、先輩のアイーゼさんは、戦技大会で優勝できなかったら変態貴族と身売り同然の結婚をさせられ、可愛い妹までも同じ目に遭う辛い状況なんです……。妹のためにも絶対に負けられないと修練を積む彼女の姿に、ギュっと胸が締め付けられました。
ユキトさんはアイーゼさんに同情し、彼女にも特別指導を施してあげますが、訓練を重ねる内に愛弟子のような存在になっていきます。先に訓練を受けていてユキトさんに憧れを抱いているイリアさんの心境は複雑です。どちらも負けられない。だけど勝者はひとり。ジレンマに陥る3人の心境にハラハラです！ 勝利を目指す生徒達の間で、揺れ動き続ける師弟愛も見逃せない物語ですよ！