月の白さを知りてまどろむ
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月の白さを知りてまどろむ

人の意志と覚悟を問う、異類婚姻譚
古宮 九時 (著者) / 新井 テル子 (イラスト)
シリーズ:月の白さを知りてまどろむ(DREノベルス)

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あらすじ紹介

神に捧げられた享楽街で、堅物青年と少女娼妓は出会う――
人の意志と覚悟を問う、異類婚姻譚

「月白の主が選ぶ客は――生涯でただ一人です」
 神に捧げられた美酒と芸楽と聖娼の街アイリーデ。そこには大陸中から多くの客が集まり、だがその一方で人を害する《化生》が密やかに存在していた。
 ――神話正統の妓館「月白」の主でありながら、化生を捕らえる巫女である少女サァリと、王都からやって来た化生斬りの青年シシュ。二人の出会いと前後して、街には不穏な影が差し始める。
 webで人気を博した神話と人を巡る物語。第二譚までを収録して待望の書籍化!

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みんなからのレビュー

  • よっち

    大陸中から多くの客が集まり、化生が存在する神に捧げられた享楽街アイリーデ。神話正統の妓館「月白」の主で巫女の少女サァリと王都から来た化生斬りシシュが出会うファンタジー。非日常を思わせる街を舞台に運命的な邂逅を果たした二人。首を突っ込むくせにどこか脇の甘いサァリが事件に巻き込まれ、シシュが助けに行く構図で、特殊な存在ゆえに様々な顔を垣間見せるサァリと、機微が読めない堅物なシシュの様々な事情が複雑に絡み合う関係性、そして互いにかけがえのない存在になってゆく二人がどう運命に抗うのか、続巻に期待の新シリーズです。 続きを読む…

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  • わたー

    ★★★★★酒、芸事、人肌という3種の神供を擁するアイリーデに、人を惑わす化生を退治する化生斬りとして訪れた青年シシュ。彼が「人肌」を継ぐ妓館「月白」の主である少女サァリと出会うことから始まる異類婚姻譚。面白かった。アンメモ、バベルとは別の世界を舞台にした重厚なファンタジーで、好きな要素しかなかった。なまじ行動力があるせいで問題に首を突っ込んで窮地に陥る危なっかしいサァリと、彼女に振り回される武骨で堅物なシシュが、自覚のない淡い好意をお互いに寄せる様、はっきり言って最高なのでは。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • かなで

    かつて大蛇が太陽を飲み込もうとした時、神が降臨し災いを払う。供物として、美酒と芸楽、そして人肌を求めた。その神話が残る街「アイリーデ」。その街を護る巫でありながら、妓館「月白」の主であり、聖妓でもあるサァリと、国王に命じられアイリーデの化生斬りとなったシシュの無自覚両片思い執着強め話。→月白では娼妓が客を選ぶというのが、斬新。しかも神の娼妓であり、神そのものであるというのが、またストーリーにのめり込みやすい。あと、古宮先生の描くヒーローは絶対に怒らせてはいけないなって思う……。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • サキイカスルメ

    聖娼の街アイリーデへ、人を害する《化生》を倒す化生斬りとして王都からやってきた青年シシュ。神話正統の妓館「月白」の主で巫女のサァリ。街を巡る陰謀と戦いの異類婚姻譚!堅物で顔がいい青年と大人のような振る舞いをせざるを得なかった少女の組み合わせ、最高でした。血生臭い戦いや薄暗い陰謀要素も多くて、お話としても面白かったです。シシュとサァリの割れ鍋に綴じ蓋さが凄かったです。エピソードだとシシュの欲望大解放のところが面白くて好き。内容が濃くて、この一冊だけで単行本二冊分読んだくらいの満足感です。続きも楽しみです! 続きを読む…

    ネタバレあり
  • ころころ

    遠き昔、国を襲い太陽を呑み込もうとした蛇を殺す対価として神が王に要求したのは美酒・音楽・人肌。それに応えて作り捧げられた街・アイリーデ。酒と芸楽と聖娼で広く知られるこの街に王命でやって来たシシュ。案内役のトーマが紹介してくれたのは最古の妓館の主・サァリで…。初読み作家さん。代表作『Unnamed Memory』もいつか読もうと買ってあるけど長編なので読み始める踏ん切りがつかず、新作を先に読んでしまった。世界観・登場人物・物語の展開、全てが好みで、既に続刊が待ち遠しい! 続きを読む…

    ネタバレあり
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みんなのラノベまとめ

  • 浸り過ぎて、のぼせてしまいそうな世界観【激推しラノベまとめ賞】
    夕陽工房が作成したまとめ浸り過ぎて、のぼせてしまいそうな世界観【激推しラノベまとめ賞】で紹介されています。
    1

製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2022/11/10
  • 定価
    1430円(本体1300円+税)
  • ISBN
    9784434310638

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