サマータイム・アイスバーグ
読みたい読んだ
読みたい
読んだ

サマータイム・アイスバーグ

真夏の三浦半島沖に突如現れた巨大な氷山。騒動の中、高校生の進、羽、一輝が出会った謎の少女は、不慮の事故以来、昏睡状態の幼馴染にそっくりで…。凍ったままの夏の時計を動かすため、三人は少女と氷山を目指す。
新馬場新 (著) / あすぱら (イラスト)
シリーズ:サマータイム・アイスバーグ(ガガガ文庫)

この作品をストアで探す(宣伝)

  • BookWalkerで購入する
  • Amazonで購入する
  • ebookjapanで購入する
  • コミックシーモアで購入する
  • BookLiveで購入する
  • Rakuten koboで購入する

あらすじ紹介

その恋心だけは、あの夏で凍ったままーー

真夏に突如現れた巨大な氷山が騒動になる中、三浦半島にある高校に通う進たちは、鬱屈とした夏休みを送っていた。
かつては仲の良いグループだった進と羽と一輝だが、一年前のある事故が原因で、今はぎこちない関係が続いている。

幼馴染を一時的に失い、無力感に苛まれる進。
外見は美人で男子からも人気があるが、弱く、ずるく、そしてそれを人のせいにしてしまう自分が好きになれない羽。
秀才で文武両道の優等生だが、自身ではどうすることもできない悩みを抱える一輝。

ある夜、氷山の現れた海岸で進は一人の少女と出会う。身元の分からない謎の少女は、一年前の事故以来、昏睡から醒めない進の幼馴染とそっくりで……。
少女の正体が分からないまま、「楽しい夏を過ごしたい」という少女の希望を叶えるため、進たちは奔走することに。
しかし、氷山出現の秘密が明らかになるにつれ、進たちの手には負えない大きな力が少女に迫る。

少女を元いたところに帰すためーー。
それぞれの淡い恋心や悩みを抱えたまま、進たちは氷山を目指す。

第16回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞。

煌めく夏の青春の輝きを閉じこめた、宝石のような物語!

【編集担当からのおすすめ情報】
ガガガ文庫のライトノベル大賞受賞作と言えば夏、そして青春!!というくらい名作が多い、夏をテーマにした青春物語。
爽やかなイラストと普遍的な青春のテーマを扱った本作は、是非映像化してほしい清涼感の漂う作品となっています!

みんなのデータ

  • 12
    評価する
  • 12
    読みたい

みんなからのレビュー

  • 海猫

    タイトルと青空や海辺、氷山が鮮やかなカバーイラストに惹かれ読んでみた。真夏の三浦半島沖に現れた巨大な氷山。それが高校生3人の運命を変えていく。氷山が世間的な騒ぎになっていくのはポリティカル・フィクション風だし、氷山が実は○○○○○○だった、というのはSF的。であるがメインは高校生たちの青春模様。謎の少女・日暈との交流とともに、ゆったり夏の日々が描写される。それぞれに青い苦悩を抱えている様は甘酸っぱい。分量があるのに構成のバランスが甘く、終盤は駆け足で少し惜しい。読後感は爽やかで、夏の記念になる一冊だった。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 星野流人

    それぞれに悩みを抱えた少年少女の青春模様や、国や世界を巻き込んでの壮大なSFを楽しめる作品でした。ひとつひとつの要素の質が高かっただけに、1冊の本としては「ちょっと詰め込み過ぎでは……?」となってしまったのが残念ではありました。悩みを抱えているキャラが多すぎて、どこを中心に感情移入したらいいのか……。青春劇としては胸に迫る切なさや説得力があり、良かったです。一方でSF方面ではもう少し踏み込んで説明があったほうが、分かりやすかったのかなと。終盤の駆け抜けるようなクライマックスは、読んでいて楽しかったです。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • よっち

    三浦半島に突如巨大な氷山が現れ、鬱屈とした夏休みを送る高校生の進たちが、氷山の現れた海岸で一人の少女・日暈と出会う青春小説。一年前の事故以来、昏睡から醒めない進の幼馴染の幼い頃とそっくりな謎の少女。幼馴染のことで無力感に苛まれる進、進に複雑な想いを抱く羽、優等生で密かに悩みを抱える一輝が、少女と楽しい夏を過ごすために協力する展開で、複雑な想いからたびたびぶつかり合い、秘密が明らかになる中で大人の事情に振り回されながらも、少女を元いたところに帰すために力を合わせて奔走する展開にはぐっと来るものがありました。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 西野西狸

    王道の夏の青春SFモノで夏休みに読みたい!という話。沖から流れてきた氷山、無意識の象徴かとも思ったがSFの設定にちゃんと生かされている。進・羽・一輝の視点や心情が錯綜し、後半で怒濤の展開で押し寄せ、伏線改修やまとまりがないように見えるが、むしろ全ての解決は提示されずにまさに時間のように流れていくのが自然なのかもしれない。無生物主語、体言止め、地の文に挿入される語りなどラノベの割に純文学的な美しい(あるいは新感覚派的)描写が人間だけではなく様々な環境の事物によって物語が構成され、拡散する物語も悪くはない。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • オセロ

    宗谷進、安庭羽、天塩一輝、そして富士天音の仲が良かった4人組。天音が交通事故に合って以来バラバラになった3人の前に天音にそっくりな少女・日暈が現れ3人の止まっていた時期が動きだす。 夏の補講で集まったことをキッカケに、日暈を交えて徐々に交流が増えていく中で、それぞれが抱える悩みが明らかになっていく展開でしたけど、近海の海に現れた氷山に隠された謎、不思議な夢と日暈の意味深な発言、そして意外な人物の驚きの正体。最後の方は駆け足気味でしたけど、彼らの夏は青春そのものだったと思います。 続きを読む…

    ネタバレあり
powered by読書メーター

製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2022/07/20
  • 定価
    803円(本体730円+税)
  • ISBN
    9784094530803

感想をシェアしよう

  • ツイートする
  • シェアする
  • 友達に教える
Close
この作品を評価しよう!
Excellent!!!
Very Good!!
Good!
評価入力した作品の著者とイラストレーターは新刊通知の対象として登録するよ。
※データの反映はリアルタイムではなく、1日のうち、アクセスが少ない時間帯に実施しております。
この作品の感想を3つ選択してね!
評価と感想はキミのパートナーが記憶するよ。
たくさん登録をしてね!
※データの反映はリアルタイムではなく、1日のうち、アクセスが少ない時間帯に実施しております。
Close
Close
注意
この作品の「読んだ」を取り消しますか?
あなたの評価と感想が削除され、
本棚からこの作品がなくなります。
はい。取り消します。
キャンセル
注意
この操作を取り消しますか?
はい。取り消します。
キャンセル
エラー
ログインして下さい。
ログイン
キャンセル
成功
本棚の「読みたい」に追加しました。
※データの反映はリアルタイムではなく、1日のうち、アクセスが少ない時間帯に実施しております。
OK