ロストマンの弾丸 2
覆面のヒーロー“ビークヘッド”として治安向上に努める未那の前に、炎の異能を発現した少年・ギルが現れる。一方、海外からやって来た謎の女・磯良は、街に混沌をもたらすため、様々な画策を行う。
水田陽
(著)
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LOWRISE
(イラスト)
シリーズ:ロストマンの弾丸(ガガガ文庫)
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あらすじ紹介
業火と混沌が、歪んだ街を破壊する。
悪党たちが巣食う街、ロストマンズ・キャンプ。
「植物を金属状に変えて操る」異能を持つ未那は、覆面のヒーロー“ビークヘッド”として街の治安向上に努めている。
秘密裏に“ビークヘッド”を支援する桐乃や、「存在を感知されない」異能を持つフリーランスの運び屋・東の手助けを得て活動しているものの、未那は自分の力不足を痛感し、煮え切らない思いを抱えていた。
不幸な境遇からストリートに身を置く少年・ギルは、新たなドラッグ“ブードゥ・チャイルド”を海外から持ち込んだ謎の女・磯良の下で働いている途中、さらなる悲劇に巻き込まれてしまう。
未那は「炎を操る」異能を発現したギルと交戦することになり、街に混沌をもたらそうとする磯良にも目を付けられるーー。
かつて街に愛する人を奪われた未那は、街を破壊しようとする者たちにどう立ち向かうのか?
手に汗握る展開、臨場感溢れるアクション。目の前で映像が流れているかのようなスタイリッシュな物語、第2弾!
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みんなからのレビュー
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よっち
30未那が因縁に決着をつけたロストマンズ・キャンプ。ストリートに身を置く少年ギルが謎の女・磯良の下で働いている途中、さらなる悲劇に巻き込まれてしまう第二弾。秘密裏にビークヘッドを支援する桐乃や運び屋・東の手助けを得て活動しているものの、自分の力不足を痛感し煮え切らない思いを抱える未那。彼女が状況を激変させた街に混沌をもたらそうとする磯良と対峙する展開でしたけど、未熟ゆえに突っ走ってしまう、様々な葛藤に直面しながら戦う彼女と、その繊細で複雑な心理描写を積み重ねてゆくことで描かれる確かな成長が印象的な結末でした。 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
12前回はマフィア映画然としていたけど、今回は続き物として大きく路線変更してアメコミ風に変えてきた感じ。 復讐という行為を通し町の情勢を変えてしまった責任を果たす、って動機がまんま某蜘蛛男だよな。AI+糸巻機械を仕込む戦闘スタイルとか軽めの下手くそジョークってのも新世代のピーターを思わせる。 ただし自身が復讐で人生に区切りをつけたという境遇が、ヒーローとして説得力が薄いかな、とも思った。 非常に若者らしい承認欲求と頼れる大人への淡い信頼感を募らせるなど心情描写もうまいので、ヒーローとしての成長に期待かな。 続きを読む…
ネタバレあり -
翡翠
11戦闘より心情を中心にした話だったので少しきつかった。最初から最後まで磯良に全て持っていかれましたが、磯良の策略によって不憫だったギルのことを未那が手を差し出すことで少しは報われて良かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
碧海いお
82巻目。やはり出すレーベルを間違えたのでは?という感想を持ってしまいました。 参考文献のシェイクスピアの作品がずらりと並べてますが、恥ずかしながら、1つも読んだことがなかった。 続きを読む…
ネタバレあり -
椎名
6一巻で綺麗に完結していたのでどう続くのか少々不安な第二巻。未那自身と周囲の変化、それがしっかりと描かれてはいたものの今回は二巻で登場したギルと磯良が中心。突然発現した炎の異能とロストマンズ・キャンプに出回るドラッグ、毎日変化していく記憶の中で台本の役を演じ続けることで自己を保っている“患者”。今後に繋がる要素が多く、どうしても繋ぎ巻という印象は拭えない。また東の出番も大幅に減ってしまったこともあり、一巻とは大分違う空気感に。今後どう展開していくか見物。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2022/04/19
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定価759円(本体690円+税)
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ISBN9784094530650