鋼鉄城アイアン・キャッスル
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鋼鉄城アイアン・キャッスル

ときは戦国。人型となり、城主の意のままに動く城「鐵城」を繰る選ばれし武将たちは、天下に覇を唱えるべく各地で鎬を削っていた。 これは、松平竹千代――のちの家康が城を得て、天下人へと昇りゆく物語。
手代木正太郎 (著) / sanorin (イラスト) / ANIMA (原作) / 太田垣康男 (メカデザイン)
シリーズ:鋼鉄城(ガガガ文庫)

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あらすじ紹介

心に城を、魂に鋼を。いざ起動せん鋼鉄城。

鐵城とはなんぞや。
そは生命そのものに宿る龍気というエネルギーを糧に、命無き建築物である城郭に疑似的な命を与え、城全体まで城主の五感を拡張させ、肉体そのものと化さしめる超兵器。
城主の意のまま感ずるままに動く機動性、龍氣を根源とする圧倒的な火力は、選ばれし武将のみが繰ることができるに相応しい威力をもって、戦の脅威となった。

ときは戦国。各地で諸侯が覇権を競い鎬を削る時代。

この物語は、松平竹千代――のちに天下を統一し、徳川家康となる男。
その若かりし頃の記録である。

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みんなからのレビュー

  • 海猫

    ロボバトルと時代伝奇ロマンの合体!城が変形し巨大ロボットになり、人力で動くという無茶な設定を成立させる力技。「荒唐無稽上等だ。そのほうが面白い」という、作中の台詞を地で行く作品。主人公が松平竹千代(徳川家康)で、石田佐吉、服部半蔵、今川義元らを配したドラマも面白く、ライトノベルとしては厚めの文庫本ながら、一気読み。一冊で満腹感あり。講談調を意識した語りが効果的で、歴史時代小説的な気分が出るし、ロボットアニメの定番を押さえた展開にも合う。アニメ化前提の企画なので、実現に期待。小説としても、この先を読みたい。 続きを読む…

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  • サケ太

    まさに荒唐無稽!エンタメ重点な痛快娯楽時代劇ロボットアクション小説!史実的な要素は、ありつつも、ひたすらに面白い物語。松平竹千代を主人公に、脇に石田佐吉、服部半蔵やその妹さやかたちとともに鐵城(キャッスル)、砦城(フオオト)というロボットの存在する戦乱の世。時代背景を捉えつつも、小ネタを度々挟んでくるので楽しい。関係ないと言いつつ、西郷どんとか。こういう滅茶苦茶をやっても面白いのがこの作者の作品。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 緋莢

    地中を走る龍気と、魂鋼刀で城を超兵器とする「鐵城(キャッスル)」。応仁の乱勃発後、全国各地の鐵城(キャッスル)を用いる戦国大名が覇を競い合う戦国時代に突入。 そんな中、父親から鐵城(キャッスル)を受け継ぐも、ある事情で動かせずにいた松平竹千代は、勢いにのる織田信長の戦いを目撃し…戦国時代を舞台に、巨大ロボ化した城を用いて戦うという設定は非常に好みです。歴史上の人物も実名で登場しますが異形っぽいのもチラホラ。そういう点も好み。ただ、文章が自分にはあわず、入り込めないまま、終わってしまいました。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • のれん

    いやディフォルメ脚色しまくってるけど、一方で戦国キャラ立ち位置は史実を強く意識してるわ、今作。 だって家康と三成が親友でライバルなんだぜ? それもヒロインを取り合う中! 時代系列滅茶苦茶な上、ロボット設定が勇者シリーズ並に古臭いんだが、それが歴史口調に合う。 あとがきで言及しているが、これが講談調の魅力なのかも。戦国武将という国内で共有できるフィクション故の説得力。 突然の西郷どんなど、ネタ走りすぎ感はあるが楽しかった。 しかしこんなに実直家康も珍しい。勝利者故、いつも狸扱いされるのになぁw 続きを読む…

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  • 真白優樹

    鐵城と呼ばれる、城が変形した超兵器が鎬を削る架空の戦国時代で、若き日の家康が仲間達と共に立ち上がり始まる物語。―――心に城、胸に勇気。いざ仲間と共に立ち上がれ。巨大な城が変形した兵器が鎬を削る、正にアニメ映えするであろう物語であり、戦いの中、家康が仲間の死を乗り越え漢として成長し覇を見せつける、熱さ溢れて王道に面白い物語である。始まったばかりの覇道、見果てぬ夢はまだ遥か彼方。果たして家康は望みを叶える事は出来るのか。この五里霧中の戦国時代は、果たして何処へと進んでいくのか。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2021/03/18
  • 定価
    803円(本体730円+税)
  • ISBN
    9784094518955

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