
あらすじ紹介
心に城を、魂に鋼を。いざ起動せん鋼鉄城。
鐵城とはなんぞや。
そは生命そのものに宿る龍気というエネルギーを糧に、命無き建築物である城郭に疑似的な命を与え、城全体まで城主の五感を拡張させ、肉体そのものと化さしめる超兵器。
城主の意のまま感ずるままに動く機動性、龍氣を根源とする圧倒的な火力は、選ばれし武将のみが繰ることができるに相応しい威力をもって、戦の脅威となった。
ときは戦国。各地で諸侯が覇権を競い鎬を削る時代。
この物語は、松平竹千代――のちに天下を統一し、徳川家康となる男。
その若かりし頃の記録である。
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みんなからのレビュー
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海猫
65ロボバトルと時代伝奇ロマンの合体!城が変形し巨大ロボットになり、人力で動くという無茶な設定を成立させる力技。「荒唐無稽上等だ。そのほうが面白い」という、作中の台詞を地で行く作品。主人公が松平竹千代(徳川家康)で、石田佐吉、服部半蔵、今川義元らを配したドラマも面白く、ライトノベルとしては厚めの文庫本ながら、一気読み。一冊で満腹感あり。講談調を意識した語りが効果的で、歴史時代小説的な気分が出るし、ロボットアニメの定番を押さえた展開にも合う。アニメ化前提の企画なので、実現に期待。小説としても、この先を読みたい。 続きを読む…
ネタバレあり
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サケ太
24まさに荒唐無稽!エンタメ重点な痛快娯楽時代劇ロボットアクション小説!史実的な要素は、ありつつも、ひたすらに面白い物語。松平竹千代を主人公に、脇に石田佐吉、服部半蔵やその妹さやかたちとともに鐵城(キャッスル)、砦城(フオオト)というロボットの存在する戦乱の世。時代背景を捉えつつも、小ネタを度々挟んでくるので楽しい。関係ないと言いつつ、西郷どんとか。こういう滅茶苦茶をやっても面白いのがこの作者の作品。 続きを読む…
ネタバレあり
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のれん
16いやディフォルメ脚色しまくってるけど、一方で戦国キャラ立ち位置は史実を強く意識してるわ、今作。 だって家康と三成が親友でライバルなんだぜ? それもヒロインを取り合う中! 時代系列滅茶苦茶な上、ロボット設定が勇者シリーズ並に古臭いんだが、それが歴史口調に合う。 あとがきで言及しているが、これが講談調の魅力なのかも。戦国武将という国内で共有できるフィクション故の説得力。 突然の西郷どんなど、ネタ走りすぎ感はあるが楽しかった。 しかしこんなに実直家康も珍しい。勝利者故、いつも狸扱いされるのになぁw 続きを読む…
ネタバレあり
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緋莢
15地中を走る龍気と、魂鋼刀で城を超兵器とする「鐵城(キャッスル)」。応仁の乱勃発後、全国各地の鐵城(キャッスル)を用いる戦国大名が覇を競い合う戦国時代に突入。 そんな中、父親から鐵城(キャッスル)を受け継ぐも、ある事情で動かせずにいた松平竹千代は、勢いにのる織田信長の戦いを目撃し…戦国時代を舞台に、巨大ロボ化した城を用いて戦うという設定は非常に好みです。歴史上の人物も実名で登場しますが異形っぽいのもチラホラ。そういう点も好み。ただ、文章が自分にはあわず、入り込めないまま、終わってしまいました。 続きを読む…
ネタバレあり
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リク@ぼっち党員
11戦国武将×ロボット。鐵城を動かすことができなかった竹千代が、信長に感化されて戦乱に飛び込んでいく。バチバチにやり合う展開になりやすいジャンルの組み合わせなだけあって、熱いストーリーが繰り広げられていた。歴史上の人物の組み合わせも多く、知識があった方が楽しめるかも。戦国武将たちなので確執も多いし、因縁もどんどんできそうだけれど、竹千代は天下を取ることができるのか。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2021/03/18
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定価803円(本体730円+税)
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ISBN9784094518955