筺底のエルピス 7 継続の繋ぎ手
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筺底のエルピス 7 継続の繋ぎ手

突如動き出した月の知性体による、全ゲート組織の一斉陥落。唯一の活路は、わずか数十分間の死闘を勝ち抜いた先。人類の存亡をかけた、影なる戦士たちの一大叙事詩。終焉を拒絶する、反撃の第7弾。
オキシタケヒコ (著) / toi8 (イラスト)
シリーズ:筺底のエルピス(ガガガ文庫)

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あらすじ紹介

終わりを拒み、未来を繋げ。

殺戮因果連鎖憑依体――
古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきた、殺意の媒介者を狩る三つのゲート組織が、突如陥落した。月に鎮座する異星知性体によって、三体の地上端末が一斉に掌握されてしまったのだ。彼らのネットワーク攻撃によって、ローマの祓魔師たちと全世界の不死者が瞬時に制圧されてしまうという危機の中、同様に沈黙した《門部》本部の地下聖域では、阿黍宗佑が第二心臓を埋め込まれ、無敵の刺客として復活しようとしていた。

異星知性体の目的は、悠久の時と歴史を使い捨ててまでして求め続けた宝――白鬼の奪取。
超人と化した阿黍が復活し、朋之浦結の確保に動き出せば、すべてが終わる。白鬼である彼女が星の彼方に連れ去られてしまうことになれば、三つのワームホールゲートも地上から撤去され、残された人類は鬼への対抗手段を失い、滅亡が確定するのだ。

打開のために残されたタイムリミットは、わずか数十分。すべてを託された百刈圭と、彼が率いる狩人たちは、断ち切られた希望の糸を繋ぎ直すべく、伏魔殿と化した《門部》本部の攻略戦に、いかに挑むのか――。
人類の存亡をかけた、影なる戦士たちの一大叙事詩。終焉を拒絶する、反撃の第7弾。

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みんなからのレビュー

  • なっぱaaua

    マヂで面白過ぎて鼻血出そう。ラノベレーベルでありながらガチSFの筺底のエルピスです。前巻の凄い終わり方。唯一の希望、百刈圭が今巻でどう動くのかがポイントでしたが、相変わらずのジェットコースター展開でピンチをそう脱出するのか、こう切り抜けるのかと読むたびに感心する事しきり。合間合間に投入されるラブコメ展開にホッとする間もなく次から次へとハードな場面にハラハラし続けました。あぁ、こういう結末で良かった?朋之浦夫妻も巻き込まれて、今更こうくるかというのも楽しかった。~続く~ 続きを読む…

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  • chiseiok

    出てるでないの!期待度Maxゆえ、ページを繰るイキオイはかなりの前のめり。そのやや厨二エキスの優った物語空気に、そ〜いやこれラノベだったんだよなぁ…と頭ん中痒くなるものの、読み進んだらもう、そんなの関係ねぇw!覚醒したラスボスの圧倒的な支配力に抗えず、唐突に敵味方に別れて戦わざるを得ない昨日までの仲間たち。主要キャラ達がサクサクと手足ぶった斬られたり臓物晒したりするスプラッタぶりもステキ。語り口は全然違うのだけれど、全盛期の獏さんを彷彿とさせる王道骨太の伝奇アクションSF最新Ver。次の最終巻も超楽しみ! 続きを読む…

    ネタバレあり
  • そうぺい

    初読。シリーズ7。続きが読みたいから生きているシリーズの一つ笑、内容は、ライトじゃないディストピアな伝奇ですが。さて、オキシさんお疲れ様でしたぁ!ある意味でシリーズ中、一番苦しみはったのでは?と想像…物語上、設定上、インナースペースに踏み込まざるを得ないですし、しかしそれを描くとスピード感臨場感が落ち、絶望感と緊張感が減少してしまうので…とほぼ無策に近いのに、そのキャラ故に突撃する主人公…と、一気にまどろこしさがステップとなり急展開する結末と設定!…なんだ、変わらず面白いだけや笑笑。反撃が愉しみだぁぁ! 続きを読む…

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  • わたー

    ★★★★★圧倒的なまでの物語の圧。これならば刊行に時間がかかったとしても仕方ない。星神の親玉からの唐突な侵攻。門部本部が陥落し、あかりと阿黍が敵の尖兵に、頼れる先輩は一本角の青鬼に寄生され、更には屋内戦最強の霧島も全盛期の肉体を手にして敵対するという、カナエの経験した捨環戦が可愛く見えるほどの絶望的な状況。それを限られた戦力だけで鮮やかに解決してみせた百刈に鳥肌が止まらなかった。まさか、プロフェッサーからのお土産の方が難敵だったなんて考えつくわけないじゃんかよ。そして、やっぱり枢機卿猊下だけが僕らの癒し。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • hexia

    6巻まで復習してから7巻と思っていたが、うっかり最初の数ページを読んでしまい、そのまま最後まで読んでしまった▼上位存在の電撃的侵攻によって三組織は本部が陥落、最強メンバーは敵に操られるという最悪の状況だったが、主人公・百刈圭の策略が当たりなんとか盛り返す。6巻までの、犠牲を払っての辛勝に慣れてしまった読者としては、ここまでの快勝だと「絶望が足りない」と思ってしまうほど▼脇役かと思っていた結の両親も重要な役が振られ、完結に向けてすべてが動き出した。次巻が本当に楽しみである、副題が不穏であるが… 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2021/02/18
  • 定価
    825円(本体750円+税)
  • ISBN
    9784094518917

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