あらすじ紹介
クールで可愛い同級生との、甘々で焦れ焦れな恋。
『選択的ぼっち』を自称する高校生の楠葉廉(くすばれん)はある日、クールな同級生の橘理華(たちばなりか)が強引に迫られている現場に遭遇し、気紛れに彼女を助けてしまう。
理華とはそれきりで、平凡な日常が帰ってくる――はずが、関係は続くことになる。
理華もまた友人が少なく、さらには行きつけのお店が同じで、マンションも隣で――。
行動を共にするうちに心を開き、距離を縮めてくる理華と、彼女からの好意に戸惑う廉。
人との関わり合いを避けてきた二人は不器用ながらも、お互いを意識して、少しずつ惹かれあっていく……。
クールで可愛い同級生と紡ぐ甘々で焦れ焦れな恋愛物語。
みんなからのレビュー
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ヒロロシ33
49面白かった 廉(れん)と理華(りか)あんまり話したこと無いけど、つけ麺屋や銭湯でバッタリ会うとか、運命みたいだなぁ。似た者同士で少しずつ意識してくる所は甘酸っぱいよね。 読んでるこっちが恥ずかしくなる。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
42『選択的ぼっち』を自称する高校生の楠葉廉。ある日、クールな同級生の橘理華が強引に迫られている現場に遭遇し、気紛れに彼女を助けたことから始まる青春小説。最初の印象でクールな美少女タイプかと思ったら、廉となぜか行きつけの店が被ったり、行動原理や趣味も似ていたり、挙句の果てに住んでいるマンションまで隣の棟で苦笑いでしたが、ご近所さんとしても関わりが増える中で育まれる二人らしい関係性があって、そんな彼らを応援する友人たちがいて、不器用なりに自らの想いにしっかりと向き合った彼らの物語をまた読んでみたいと思いました。 続きを読む…
ネタバレあり -
芳樹
34孤独を愛する高校生の廉は、ある日同級生美少女・理華をトラブルから助けた。お礼をしたいという理華とは関わりたくない廉だったが、行く先々でバッティングすることになり…。何と良質な学園青春ラブストーリーであることか。ふとした切っ掛けで交流を持つことになった不器用な男女が、徐々に距離を詰めていく展開に心が温かくなります。特に色々と諦めていた廉が、心を開いていく繊細な描写には感情を揺さぶられました。中でも水族館のシーンには感動しました。二人の関係が今後どうなっていくのか。続きが大いに気になる期待の新シリーズです。 続きを読む…
ネタバレあり -
桜庭かなめ
32楠葉廉は自分をモブ的存在と思い、ぼっちライフを過ごしている。そんなある日、告白を断った相手に絡まれている同級生の美少女・橘理華を助ける。それをきっかけに理華との関わりが始まる。確かに、自分と思考や行動が似ている人には親近感が湧いたりするかな。理華はクールという第一印象がありながら、雷やゴキブリが怖いなどのギャップがあって可愛らしい。1巻ものであれば、出会いから交際までという流れを纏めるのはオーソドックスだと思う。続刊があるのであれば、この先、付き合い始めた2人がどう描かれるのかが見物。 続きを読む…
ネタバレあり -
わたー
32★★★★☆選択的ぼっちを貫く主人公が、ヒロインを助けたことで徐々に彼女と交流を深めていくラブコメ。魂の双子かと思うぐらい思考が似通った2人が、意図せず様々な場所で出会ってしまうのは思わず笑った。互いに想いあっているのは明白なのに、人付き合いが苦手なせいで、それを素直に表現することができないのが焦ったすぎて最高によかった。 続きを読む…
ネタバレあり
みんなのラノベまとめ
製品情報
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レーベル
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発売日2020/09/25
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定価759円(本体690円+税)
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ISBN9784865547177
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
二人共ひとり暮らしでマンションの棟が隣同士だから、生活圏もほとんど一緒。お互いおひとり様を楽しんでいるんだけど、日常生活の中で会うたびに仲良くなっていくの。最初のうちはお互い探り探りなふたりなんだけど、お互いひとりで訪れた外食店で偶然出会うなどして一緒の時間を過ごしてるうちに、いつの間にか気兼ねなく話せるようになっていくんだ。時には理華が料理を作りに来てくれたりと、気づいたら友達以上のものを感じるようになっていくんだよ~。こういうちょっとずつ変わっていく心情や反応って、すっごくドキドキするよね~///。
お互いに好意が芽生えてからも、不器用な廉くんたちには、先へ進む勇気もすぐには出せなくて。ぎこちなくてスローペースな彼らだからこそ、一歩先へ進めた時には、自分のことみたいにうれしくなっちゃった! 最後までドキドキしっぱなしの焦れ焦れラブコメだよ♪
廉くんはおひとり様を楽しみすぎて、ヒロインの理華ちゃんが絞り出したアプローチにも、どちらかというと面倒に感じてしまう始末。そんな廉くんが、理華ちゃんと仲良くなって変わっていきます。廉くんが友達を作らないのも、本当は人付き合いに向かない自分の本性を変えられず、周りに嫌われたくないから...と諦めていた部分もあったんですね。
誰だって「ありのままの自分を受け入れてもらいたい!」って気持ちはあると思うんですけど、そんな心情がとても赤裸々で、共感できるんですよねぇ...。廉くんにとって、ありのままの自分を受け入れてくれる、女神のような理華ちゃんの存在がどんどん大きくなっていく様子が、読んでいて胸がキューっとなりますよぉ~! 大好物です!!