あらすじ紹介
蝸牛くも幻のデビュー作!
「それを持つ者は天下を取る運命にある」と言われる名刀――「義元左文字」。
徳川家康より命を受け、この「義元左文字」を京にいる織田信長に届けることとなった牢人、駿河彦五郎は、かつて今川家に縁のある者であった。
和歌と蹴鞠を愛する彦五郎と、その妻、蔵春は京へと向かう。
一方、「義元左文字」を狙い、「甲賀金烏衆」が動き始めていた……。
蝸牛くも×伊藤悠が贈る剣戟エンタテインメント小説!
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みんなからのレビュー
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海猫
68表紙から和風ファンタジーのノリかと思って読んでみたら、けっこうガチの時代伝奇ロマン。それでも人物描写や作品のトーンは軽くてライトノベルのノリ。ただ、文章がちょっとどっちつかずな感じがする。バトルが連発するのに、いまいち痛快じゃないのはそのへんに原因がある気がした。まあ個々の闘いは楽しめるんだけど。あと時代小説としては手堅いが、ライトノベル的な飛躍がもっとあっても良かったように思う。あとイラストが表紙と扉絵だけじゃなくて本文中にも挿入して、場面を盛り上げてほしかったね。 続きを読む…
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サケ太
18痛快!剣術時代小説!国を滅ぼした無能、無用者として扱われる今川氏真。妻の蔵春とももに、“天下人の太刀”を運ぶ道中。襲い掛かってくるのは忍たち。その術や正体は面白い。そうきたか!と膝を打ってしまう。連作短編と言った形式で、それぞれの敵との対決が主眼に置かれている。時代小説になじみがなくとも、軽快で読みやすい。これを期に時代小説の世界に入ってもらう方が増えること、ラノベに歴史ものが増えることを切に願う。 続きを読む…
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nawade
9★★★☆☆ GA文庫大賞最終選考まで残った幻のデビュー作が書籍化。信長に刀を届ける密命を受けて京に向かう氏真を襲う甲賀金烏衆、対して剣聖・塚原卜伝直伝の剣で迎え撃つ剣戟エンタテインメント小説。世間では今川義元の息子でありながら今川家を滅ぼした暗愚と評される氏真にスポットをあてた意欲作。冷徹であることを求められる大名としての才は無かったかもしれないが、個人としては剣術に優れ、和歌を愛し、蹴鞠の腕は天下一の多才で戦国時代を自由に飄々と生き抜いた愛すべき漢という別の側面が見えてくる。 続きを読む…
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みやしん
8生き馬の眼を抜く戦国時代。家を失い国を失い、それでも生き残った事実が現在の再評価の動きに繋がっているのではないだろうか。最後まで正室と別れなかった事も重要。飄々とした生き方に、他の作家達の創作の手が伸びる事を願う。一方本編は文体がまとまってなく、ぶつ切りのシーンが多くて時代小説としては読みづらかった。黒幕の正体にビックリ。 続きを読む…
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じお
6★★★☆☆ 国を潰し、うつけ無用ものと世間からそしりを受ける今川氏真とその妻・蔵春は家康公からの頼みを受け、天下刀左文字を携え信長公に元に向かう事になる、蹴鞠剣戟伝奇時代小説。ふ、フツーだ…。ゴブスレの作者のデビューというか処女作というべきか。あらすじを見るにもうちょいハチャメチャなのを期待ましたが、山風先生をじみーにした感じで痛快さや妖しさに欠ける印象。刀を捨てて蹴鞠ドライブシュート!ズドーン!とかやっても良かった気が(良くない) 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2019/01/25
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定価1320円(本体1200円+税)
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ISBN9784797398137