あらすじ紹介
十二の種族による大きな戦争で、多大なる戦果を挙げ『英雄』の称号を得たバッシュ。全オークから尊敬されるバッシュは旅に出る。種族の誇りと名誉のため、そして誰にも言えなかった秘密『童貞』を捨てるために……。
みんなからのレビュー
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ナオフミ
34正直にいうとそういうことが起きる作品だと思ってワクワクしていたが、実際は何もなかった。だがそれでもこの作品は面白いと思えた、まず世界観の作り込みが素晴らしく異世界だから様々な種族がいるのは当たり前なのだが、そこにさらに一手間加えて自分たちの当たり前の種族とは少しちがう新しいものを作り上げていて、作品をとても面白くしている。主人公の動機などクスッと笑えるところもまたいい。そしてイラストはとてもとても好みだ。 続きを読む…
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しまふくろう
32表紙が格好良くて購入。挿絵はえっち格好良かった。特に女性が妙に色気があって素晴らしい。 物語は戦争で英雄と呼ばれる程活躍した男が、終戦後に嫁探しする話。いわゆる勘違いものなんだけれど、各種族それぞれの文化や風習の違いが元、というのは珍しい。主人公の動機が切実なせいか、状況がコメディなのに何処かシリアスな雰囲気なのも面白かった。 バッシュにはぜひとも良い嫁が見つかって欲しい。 続きを読む…
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サケ太
24朝凪先生のイラストを一般書籍で見るという行為は脳を混乱させますのよ。勘違い忖度系冒険ファンタジー。強すぎるオークの無双と、彼の常識とは異なる世界で徐々に評価されていく姿はなかなか面白い。煩悩マックスなのに格好良すぎるとはこれいかに。テンポは良さげで、朝凪先生のエルフが見たいと切に感じております。どう考えても読んだことあるWebの別作品がちらついていましたが、あとがきにて影響を受けているとの話があり、納得。 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
18タイトルに偽りなし。 アンジャッシュ的勘違い展開で尊敬される英雄の思考が、中学生みたいなギャップは古典的ながら面白い。 主人公は強いし礼儀正しいが、一方で「オークの常識」に縛られて妻を探している所も注目。ここら辺に焦点が当たるなら化けるかも。 既に各ヒロインが提示され、編集も力を入れていることがわかる戦略だがそれに見合った面白さを出して欲しい。 後、イラストに関しては趣味丸出しだし、それに合わせたような地の文が笑いを誘う。編集部の攻めの決断に栄誉を讃えたい。 続きを読む…
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AKF-ZERO
16Web版既読。続きを読もうとするも一巻だけ未読というのも格好がつかないので読了。やだ、このオークどこぞのバッツみたいでカッコイイ…!やはりイラストとはいいものですね。オークを憎むジュディスに、次にバッシュと会う時は自分の中で美化されたことにより尊敬の眼差しで見られそう…。再登場しますよね、ジュディス? にしてもラスト、嫁候補達こんなにいたっけか。これは俄然この先楽しみになってきました! 続きを読む…
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みんなのラノベまとめ
製品情報
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レーベル
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発売日2020/07/17
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定価693円(本体630円+税)
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ISBN9784040736655
関連サイト
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公式サイト
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
30歳で魔法使いになる前に...童貞オークが嫁探し!?
オークの戦士にとって、童貞というのはとんでもない恥で、ばれたらバッシュへの尊敬は嘲笑に変わるほどッス。しかも童貞のまま30歳になったオークは、額に紋章がついて魔法が扱えるオークメイジっていう、言い訳不能なものになっちまうんス! 戦場では誰より雄々しく戦った英雄が、そんな生き恥は晒せないッスよね……
てわけで、バッシュはメスが存在しないオークたちの国を離れ、他種族の妻を迎えて童貞を捨てるための旅に出るんスけど……戦争が終わって他種族を襲えなくなった今、バッシュが妻を得るには、どうにか女性を口説き落とすしかないんス! ……オークなのに! 今流行ってる異世界系のジャンルやテーマとはまた違った、異世界ファンタジーの新しい風景を見せてくれるお話ッスよ!
戦いに生きる童貞オークがかっこいいのさ!
戦場で誰よりも敵の首をあげた英雄であるバッシュは、同族から戦争で女性の話を聞かれることも多いんだ。もちろんバッシュは、そんなオークは一睨みして追い返すしかないんだけど……そんな行動にも、仲間たちは「バッシュは木っ端は相手にしない」なんて、彼の意思を忖度してますます尊敬してくれるんだよね。いや違うんだよ? 彼は童貞ってことを話したくなかっただけなんだよ……
でも、バッシュは確かに勘違いされるに値する、堂々たるオークではあるんだ。強さを尊ぶオークの中でさえ、その実力は圧倒的! そんな彼と、彼の敵に回ったオークによる、戦いに生きる種族の矜持がぶつかり合った激突には、人間同士の戦い以上に胸が熱くなっちゃったな! 「無職転生」の作者さんである孫の手先生らしい、心が沸き立つ熱さを帯びた物語ではあるけれど、オークを格好いいと思わされるなんて、ちょっと想像してなかったよ……!