あらすじ紹介
本は読み手を、深く愛している。
本の声が聞こえる少年・榎木むすぶ。とある駅の貸本コーナーで出会った1冊の児童書は“ハナちゃんのところに帰らないと”と切羽詰まった声で訴えていた。恋人の夜長姫(=本)に激しく嫉妬され、学園の王子様・姫倉先輩の依頼を解決しながら、“ハナちゃん”を探し当てるのだけれど……。健気な本たちの想いを、むすぶは叶えることができるのか!? 表題作・泉鏡花の『外科室』ほか、“本の味方!”榎木むすぶがさまざまな人と本の問題を解決する学園ビブリオミステリー登場!
みんなからのレビュー
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寂しがり屋の狼さん
84夏に購入してからだいぶ寝かせてしまいました(笑)本の声が聞こえる少年、恋人は夜長姫「榎木むすぶ」が本と持ち主を繋いでいく物語。【文学少女】のように沢山の作品がでて面白い。本の声が聞こえるなんて素敵(’-’*)♪「長くつ下のピッピ」には涙が(T^T)本は読み手を深く愛している…そんなことを感じさせてくれる作品です。 続きを読む…
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かんけー
56読了♪待ってましたの野村美月さん(⌒‐⌒)♪「長くつ下のピッピ」を巡るハナちゃんのお話♪夜長姫の呪怨のwモノローグが刺さる~(^_^;)ハナちゃんの心境の変化は齢を経れば誰でも通過する儀式みたいなモノだから仕方ない?けど、本の気持ちを代弁するむすぶの想いが読む者にエコーの如くに響いて迫ってくる。「湯けむりうふふ大作戦(笑)」まゆまゆ先生wが残念過ぎて苦笑(^_^;)でもむすぶの閃きでいんじゃねと?言えるハッピーエンドで言う事なし♪「十五少年漂流記」本の主がやんちゃ過ぎて苦笑(^_^;)無人島でのエピも→ 続きを読む…
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よっち
52本の声が聞こえる少年榎木むすぶ。やきもち焼きの恋人の夜長姫(=本)に激しく嫉妬されながら、本の味方を自認する彼が様々な人と本の問題を解決する学園ビブリオミステリー。学園の王子様・姫倉悠人先輩の協力も得ながら取り組むハナちゃんとの再会を望む「長くつしたのヒッピ」、書店で出会ったとあるラノベの願い、ある本に罹患した少年の苦悩、「十五少年漂流記」と無人島生活といった事件の中で仲良くなった人たちがいて、何より最後の「外科室」の朗読会が迎えた結末が劇的で印象に残りました。彼の物語をまた読んでみたい新シリーズですね。 続きを読む…
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ゆなほし
40本の声が聞こえる少年むすぶが、様々な人と本の問題を解決する学園ビブリオミステリー。本の声が聞こえる―本好きにとってはとても魅力的な設定だ。私を読んで、面白いよと声をかけて自分を売り込む本たちの声は健気で愛おしい。時に秘密を教えてくれたり、助けを読んだりする声をむすぶが聞き、問題を解決しようと一生懸命になる様子は、本当に本のことが好きな想いが伝わってくる。そんな彼の恋人本(!)である夜長姫の、むすぶが他の本に接する度に嫉妬する様子がなんといじらしく可愛い事か!表題作の一途な恋には胸が詰まる思いだった。 続きを読む…
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た〜
40お風呂に入りたがりな天才お姫様の生まれ変わりな本に呪い殺されそうな話。野村美月の新刊キター\( ⌒o ⌒\)やんややんや(/⌒ O⌒ )/待ちに待った新刊キター\( ⌒o ⌒\)やんややんや(/⌒ O⌒ )/しかもイラストは竹岡美穂だー\( ⌒o ⌒\)やんややんや(/⌒ O⌒ )/文学少女の正当な後継と言って良いのではないだろうか はぁはぁ 思わずテンション上がりすぎたぜ 続きを読む…
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みんなのラノベまとめ
製品情報
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レーベル
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発売日2020/06/30
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定価737円(本体670円+税)
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ISBN9784047361607
関連サイト
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公式サイト
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公式Twitter
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
大ヒットシリーズ「“文学少女“」の舞台と同じ聖条学園で、本にまつわる新たな物語が始まります。
前作「“文学少女“」の主人公遠子さんは“物語や文学を、食べちゃうくらい深く激しく愛する女の子”でしたが、今作「むすぶと本。」の主人公むすぶ君は“本の声を聞くことができちゃうくらい、本が大好きな男の子”です。そんな彼が物語の中で挑むのは、本たちの様々なお願いを聞いてあげること。人間を想う本たちの願いはとっても健気で、そのお願いを叶えてあげるむすぶ君はまさしく”本の味方”なんです。
まるで童話のような本の問いかけと主人公のやり取りに加え、本の種類毎変わるストーリーにメリハリがあって、1話進む毎に雰囲気に引き込まれていきます。恋人同士のような会話を繰り広げる「夜長姫」との関係にも注目です! むすぶ君と本との触れ合いを追いかけていると、その出会いごとに全然違う感情や楽しさが味わえちゃいますよ。はぁ~、素敵ですね。うっとりしてしまいます。
皆さんも「むすぶと本。」の世界観にどっぷり浸りましょう!
このお話は、読み手の事を本が大好きだからこそ生まれる「本の悩みやお願い」を叶えていくお話なの。だから出てくる本は、みんな本好きな人間のことを一生懸命に愛してくれていて、とっても可愛いんだよ。
中でも一番愛らしい本は、むすぶ君が最も大切にしてる、恋人(?)の夜長姫ちゃん。
むすぶくんが他の本を持ってきただけで彼を呪おうとしちゃう、独占欲の強い本なの。ただ、それだけ健気にむすぶくんを想ってるって事なんだよね。そして相思相愛な2人の会話は......まさに恋人! 一冊の本との会話のはずなんだけど、禁断の恋愛を盗み見してるみたいでドキドキしちゃうよ~!!