筺底のエルピス 5 迷い子たちの一歩
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筺底のエルピス 5 迷い子たちの一歩

存亡の危機を免れた《門部》。未来を書き換えた代償を背負い、傷だらけの迷い子たちが踏み出す、新たな一歩とは。人類の存亡をかけた、影なる戦士たちの一大叙事詩。再起と転換の第5弾。
オキシタケヒコ (著) / toi8 (イラスト)
シリーズ:筺底のエルピス(ガガガ文庫)

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あらすじ紹介

癒やせぬ傷を抱え、狩人たちは前を向く。

殺戮因果連鎖憑依体――
古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきたその存在は、感染する殺意であり、次元の裏側から送り込まれた人類絶滅のプログラム。
だが、その脅威に立ち向かうべき狩人たちは、断絶を経た長い歴史の結果として、不毛な衝突を続けていた。

白い鬼の出現によって口火が切られた組織間抗争こそ無事終結したものの、未来を切り捨てる戦の果てに、多くの者が傷つき、道を見失う。
背負う重責に震える者。慢心の罠に陥る者。無能さを悔やむ者。自身との軋轢に苦しむ者。欲望へと走る者。救いたい者を救えぬ者。そして地獄から流れ着き、独房でひとり、静かな狂気に沈もうとする者。そんな彼らを立ち上がらせるのは、はたして誰による、いかなる選択なのか。

新たなる鬼の脅威。秘密の開示の先に待つ、太古の闇。
時を超える旅によって増殖し、この世にふたり存在することになった乾叶を渦の中心として、歴史の背後に潜んでいた数多の謎も浮上を始める。

残酷な運命に抗うべく、傷だらけの迷い子たちがそれぞれ踏み出す、新たな一歩とは。
人類の存亡をかけた、影なる戦士たちの一大叙事詩。再起と転換の第5弾。

みんなのデータ

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みんなからのレビュー

  • なっぱaaua

    絶望に心震えた4巻からどう続くのかとても楽しみにしていました。面白い、面白い。そう来るのか~。次の相手は「一本角」。圭、叶、そしてカナエはどう立ち向かうのか。ゲオルギウス会と手を組む門部。休戦状態のジ・アイ。若者達が一歩前に進むラスト。そして二体の守護天使の会見。「迷い子たちの一歩」という題の様に捨環戦以後に新たな道に進むためのお話で悲惨な話はなく、一回整理した感じではあります。しかし、次は一筋縄ではいかないのでしょうね。ところで、この物語を読むといつも体調が悪くなるのは何故なのでしょう(^^; 続きを読む…

    ネタバレあり
  • まりも

    新たな道へ一歩を踏み出す第五弾。叶とカナエ、能力を失った圭。2人の再起を描いた話。もうね、最高。前巻のラストがあまりにも衝撃的すぎて今回どうなるのか想像もつかなかったけど、全てはこの新たな幕開けを迎える為にあったんだと思わせる強烈な内容になってましたね。「筺底のエルピス」という作品が持つ底力に改めて感服しました。特に今回のラストの尊さときたらもう言葉も出ません。過去と向き合い地獄の中を進む決心をつけた迷い子たち。一筋の光すら見えぬ闇の中で彼らに待ち受けるモノとは。この続きが直ぐに読めないとか辛すぎる。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • chiseiok

    今読んでいるシリーズ物の中で一番続刊が待ち遠しかったやつです。完璧これ最終回でしょと思わせる慟哭の前巻結末、え?この先一体どうするの…と凡人の自分は思ってしまいましたが、なんですと!まだ折り返し点ですと!速攻わさわさガツガツと読み始め、グイグイびゅんびゅんと読了しましたが、ふひゃあ確かに折り返し点かも。タイムリープ/並行世界物のSF作品は数々あれど、その中でも最高レベルのクオリティなのでは。ラノベの皮を被ったヘビィノベル、リーダビリティ抜群のネオ伝奇エンタメ、オキシタケヒコ恐るべし。つ、次を…は、早く…。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • miroku

    二人の叶。叶うことなき希望。一つの時が閉じても絶望の筐は呪いを吐き出し続ける。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • アウル

    前巻の絶望から一転この巻は大分と希望が持てる話になっているような気がするな。まあ勿論カナエは除いてだけれど。叶は叶で知らないうちに失恋してしまうとなんとも言えない結果になってしまってるのが空しいな。カナエにも救いがちゃんとあり丁寧に書かれていたのは良かったわ。けど、このまま終らないのがこのシリーズなのよね~。まだまだ謎な部分も多いし、未来が変わっても様々な問題が突如として現れてきそうだから次巻読むのが怖くてたまらないんだけれどもどうなるのかな? 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2017/08/18
  • 定価
    815円(本体741円+税)
  • ISBN
    9784094516951

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