あらすじ紹介
≪シリーズ累計発行部800万部突破!!≫
迷宮都市オラリオ──『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、少年は一人の小さな「神様」に出会った。 「よし、ベル君、付いてくるんだ! 【ファミリア】入団の儀式をやるぞ!」「はいっ! 僕は強くなります!」 どの【ファミリア】にも門前払いだった冒険者志望の少年と、構成員ゼロの神様が果たした運命の出会い。 これは、少年が歩み、女神が記す、──【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】── 大森藤ノ×ヤスダスズヒトのコンビが贈る、GA文庫大賞初の≪大賞≫受賞作、ここに開幕!! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
みんなからのレビュー
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海猫
253主人公像が一昔前の少年漫画風でお話もそれっぽい。これを堂々とやられると一周回って新しく感じるし今時のライトノベル的な要素も入っていてバランスよくちゃんと新鮮さを感じる作品になっている。ただテンポの悪さというか語りのまどろっこしさがワクワク感の持続を削ぐところもあり、上々の開幕編とまではいかないのが少し残念。終盤は熱くなる描写があるし作品の核はたいへん良いと思うので次巻のレベルアップに期待したい。 続きを読む…
ネタバレあり -
チェシャ猫
163ウィザードリーみたいなダンジョンRPGにハーレム系をプラス?情熱に燃える低レベルの少年が羨望と勇気を胸にダンジョンを突き進むはずが、たちの悪い女神様の目に止まって;;。成長物が好きな人にはお勧めかも。しかし爺さん、年端もいかない少年に冒険とハーレムを教えるなんて、正直なジジイだ。ゼウスかよって感じ。 続きを読む…
ネタバレあり -
S.T.
150GA文庫の現在の代表作の一つであり、去年のアニメ化作品だということは知ってたんだけどスルーしてた本作。気が向いてアニメ見てみたら面白かったので5巻まで一気に大人買い。アニメでイマイチ理解できなかったベルの不思議な強さは『神の恩恵』だったのね。ようやく腑に落ちた(苦笑)。退屈な天界から降りてきて人間界で好きなことがしたい神様たちと、力が欲しい人間たちのどちらにも利益のある上手い設定だと思う。アイズのような少女が“最強”なのも設定上おかしくはないわけだ。主人公ベルのひたむきさと、ヘスティアの頑張りがよかった。 続きを読む…
ネタバレあり -
Dー
110漫画版は読んだので内容はわかっていたけど…やっぱり心情が描かれてるので色々とわかりやすかった。ベルくんのステイタスの上昇っぷりからそのうち無双でもしだすのかな…?ヘスティアのキャラも可愛くてよかったです。アイズは…のちに期待。ヒロイン勢がたくさんいるので誰か一人は好みの子ができそう… 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
107出会いを求めてダンジョンに身を投じた冒険者ベルの物語。最初は動機が不純だなあと思って読み始めたんですが(苦笑)、カッコ良くて強い女の子に助けられたのにお礼も言うことができず、自分の力不足を痛感して自分も強くなろうと努力する、そんな主人公ベルの真っ直ぐさには好感が持てました。そんな彼と契約する神様ヘスティアもベルが大好きだし、ギルドの担当者エイナやシルといった周囲にも恵まれていて、助けてくれた女の子アイズや他の神様も気に掛けているような状況は、これからいろいろありそうですが、次巻以降も楽しみなシリーズです。 続きを読む…
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みんなのラノベまとめ
製品情報
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レーベル
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発売日2013/01/31
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定価682円(本体620円+税)
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ISBN9784797372809
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
ゲームなんかでよく名前が出てくる「ダンジョン」だけど、この世界の「ダンジョン」は、人間が何世代もかけても最深部へたどり着けない桁違いの大きさなの! 底の知れない生きたダンジョンでモンスターと戦って、強くなっては下の階層へ挑んでいく……そうやって、この世界の冒険家はお金や尊敬を勝ち取っていくんだよ! そういう世界にもし自分がいたらって、考えるだけでもわくわくしちゃったな。
でも、ゲームみたいに、ただダンジョンに潜ればレベルアップするってわけでもないんだよ。この世界では「ステイタス」も「レベル」も、街で一緒に暮らしてる神様たちが、人間に眷属になってもらう代わりとして授けてくれる力なの。
神様たちも眷属をいっぱい作って養ってもらいたいから、放っておいても人が集まる有名な神様はともかく、無名な神様だと地道にアルバイトしながら眷属を探してたりするんだよね。ダンジョンだけじゃなくて、そういう街のあり方なんかもとっても面白くて、読んでるうちに世界のあちこちへ興味がわいてきちゃうんだー!
主人公・ベルのそんな願いに冒頭からくすりと笑ってしまいました。ベルに限らず、この世界の人たちはみんな人間味にあふれていて、見ていてとても楽しいです。
神様なはずのヒロイン・ヘスティアも、ベルの想い人に嫉妬して、彼のスキルを隠してしまったり、純真な彼にちょっとえっちないたずらを仕掛けてみたり……けれど、そんな微笑ましいふるまいの一方で、彼を強くしてあげるために二日も土下座を続けたりしちゃうんですよね。神様な彼女の一挙手一投足から、家族のような子のベルをどう想っているかがひしひしと伝わってきて、温かなものを感じてしまいます。
自分の心に素直な彼らは、窮地に陥ってさえもただひたむきですね。臆病なベルだけれど、怖くとも強敵へ立ち向かい、ヘスティアは彼を信じて危険を冒してでも手助けしてあげる。そんな一途な人たちにどこまでも共感できる、とっても熱くて優しい冒険譚ですよ。