筺底のエルピス 2 夏の終わり
流星群が天を薙ぐ真夏の一幕の裏で、《門部》の運命は狂い始める。謎に包まれた第三勢力の介入。そして青鬼の出現。物語は、暗い深淵へと舳先を向けていく――。人類の存亡をかけた一大叙事詩、激動の第二章。
オキシタケヒコ
(著)
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toi8
(イラスト)
シリーズ:筺底のエルピス(ガガガ文庫)
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あらすじ紹介
新たなる棺使いたち。《門部》最大の危機。
殺戮因果連鎖憑依体――
古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきたその存在は、感染する殺意であり、次元の裏側から送り込まれた人類絶滅のプログラム。
人類の世界にこれまで六度、虐殺と大戦争をもたらしてきたという白い鬼。その七体目の憑依者を巡るバチカンとの戦いを経て、ひとりの少女を保護することになった《門部》だったが、流星群が天を薙ぐ真夏の一幕の裏で、世界の運命は大きく狂いだそうとしていた。
謎に包まれた第三の鬼狩り組織の襲来。情報統制を敷く《門部》式務。そして、それに抗おうとする離反者たち。様々な思惑が交錯する中、恐るべき柩使いと青鬼の出現によって、平和な夏が切り刻まれていく。
第三勢力《THE EYE》とはいかなる組織なのか。式務が隠し通そうとする秘密とは何なのか。そして《白鬼》を守るべく戦う封伐員・百刈圭たち待ち受ける、恐るべき運命とは――。
人類の存亡をかけた、影なる戦士たちの一大叙事詩、激動の第二章。
『波の手紙が響くとき』でも好評を博す、オキシタケヒコが手がけるSF異能バトルアクションシリーズ第二弾。
イラストは各方面で活躍中のtoi8が担当。
【編集担当からのおすすめ情報】
著者は、2012年「プロメテウスの晩餐」で第3回創元SF短編賞優秀賞を受賞。
その後もSFマガジンでの連載などを続け、SF界において非常に評価の高い作家の一人です。
これでもか、と注ぎ込まれた超テクノロジーをエンタメの中に落とし込んでいく妙技をお楽しみください!!
みんなのデータ
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2評価する
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1読みたい
みんなからのレビュー
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まりも
47待ちに待ったシリーズ2冊目は「門部」が保護する唯を巡り、圭と叶たち討伐員が第三勢力「THE EYE」との戦いに臨む話。もうこれは傑作だわ。第三勢力の登場、そこからの息つく暇も無い怒涛の展開は圧倒的で、あっという間にこの作品の魅力に飲み込まれました。圧倒的な実力差のある敵を倒す為に圭が自身の身を削り、勝利へと繋げていく戦闘シーンは最高に良かった。前半に穏やかな日常を描く事で、その後の展開がより映えましたね。絶望的な状況の中で圭たちは無事生き残る事が出来るのか。次巻が待ち遠しいです。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
36「門部」が保護する白鬼を憑依させた結を巡り、鬼狩の第三勢力「THE EYE」が引き渡しを要求。彼女を守るべく迎え撃つことになる第二弾。組織同士はもとより門部の内部も一枚岩ではなくて、そんな状況下で決戦前の束の間を楽しもうとする水着回でしたが、急襲され後手に回った防衛戦はそんなことも吹き飛んでしまうくらい熱く苦しい戦いでした。打つべき手は打っておいたことで、何とか免れた最悪の事態。とはいえ状況は依然として厳しい上に過去の因縁もまた出てきそうで、今度は早めに続きが出てくれることを期待します。次巻も楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
水無月冬弥
30オキシタケヒコ先生(@TakeOxi)の #ラノベ 超面白かった。 青春を満喫していると思わせてからの絶望的な展開 それでいて、ギリギリ希望があるのがいいですね 重厚なSF設定もいい! それにしても円環少女の仁といい、重厚なSFラノベ主人公は、シスコンでヘタレカッコいいのが主流なのか( 違う) 続きを読む…
ネタバレあり -
ナカショー
28表紙のキラキラ感とは裏腹に中身は相変わらずゴツくて、血生臭くて、それでいてバトルは熱くて、非常に読み応えがありました。最後の終わりは読者に優しくないです。この先どうなっていくのか今から非常に楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
Dー
28まさかこういう展開になるなんてビックリです。新キャラも魅力的だったし、新たな敵の強大さもわかって今は絶望が強すぎるけど…希望が消えたわけではない。「第三の可能性」という希望に向けて歩みだす…それにしても前回は能力者が前座だったけど…今回は鬼がある意味前座扱いだった。「門部」の陥落までの過程もシーンごとに驚かされて、よかった。次巻の「廃棄未来」も楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2015/08/23
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定価693円(本体630円+税)
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ISBN9784094515671