あらすじ紹介
新たなる敵。新たなる力。
《潰殺鬼》事件から数週間が経つ。
その間、神楽ヰ音耶(かぐらゐ・ねや)は事件で負った傷を癒やす為に入院。芥宗佑(あくた・そうすけ)は新たなる事件を追っていた。
死体が「失踪」する。
宗佑たちが探偵を営む瀬科市で起こったこの事件は、解決の糸口も見つからないまま、警察の捜査が続いていた。
動機も方法も明確にならない、不思議な事件。だが、死体がひとりでに歩き出すワケが無い。
宗佑は、その事件の裏に「指」の存在を確信する。
その間、入院中の音耶は、「失踪」した人物と懇意にしていた少女に出会う。
《潰殺鬼》事件を経て、「指」に関わる人間が不幸になるということを改めて認識していた宗佑と音耶は、新たなる被害者が出る前に、と死体失踪の真実を求めて奔走する。
かくして黄ばんだ記憶の蓋は開き、紅き執行者の新たな能力が花開く。
それは「指」が奏でる絶望への鎮魂歌。
第8回小学館ライトノベル大賞にて大賞を受賞した話題作、早くも第二弾!! イラストレーターは『魔法少女育成計画』『拷問塔は眠らない』など、多方面で活躍中のマルイノ!
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みんなからのレビュー
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サキイカスルメ
8なるほど、ホラー要素のある事件はこのお話にピッタリですね。入院している音耶の病院で、死体がいなくなる事件が立て続けに起こったことで調査を始める音耶と宗佑のお話2巻。前回喧嘩中だったため登場少な目だった音耶メインでした。面白かった。お話の設定がわかってるせいか、前回より驚くほど読みやすくなった印象です。今回の事件は殺人ではなく、死体盗難。調べている内に出てくること全てが悲しいことばかりで、辛い事件でした。死体集めの意味が判明したところは、まさにホラー。最後に一人の女の子の心が救われたことに希望を感じました。 続きを読む…
ネタバレあり -
晦夢
7異能混じりの探偵もの。今回はホラーチックな事件。死体が次々と失踪するという事件が起き、宗佑は「指」の存在を感じ取り調査を行う。クソ上司すぎんだろ…静來も普通に罪を償えてたら変わってたんだろうがその場合瑠花が立ち直れてたか微妙なところがまたね。音耶可愛いな。安定した面白さではあるが最後は不完全燃焼。次巻に期待です。 続きを読む…
ネタバレあり -
水無月冬弥
5ついへいじりう先生(@tsuiheji)の #ラノベ 1巻は正直びみょーだったのですが、2巻はびっくりするほど面白かった。ホラー&探偵&異能バトルがうまくかみ合った感じ。ただ、また人を救うとなった場合、テンポが悪くなるのでどうなるのか、そこが不安かなあ。 続きを読む…
ネタバレあり -
1_k
5前巻よりはるかに読みやすい。きちんとラノベ風のオカルト探偵もののフォーマットに話を落とし込みきれた感じ。編集さんの指導だろうか、丸くなって角がとれた。このまま技術がついていけば、ガガガ版BADのポジションは確立できるのではなかろうか。 続きを読む…
ネタバレあり -
FF5
24日間、死体の動く夏が始まる。積んどく状態だったものにようやく手を付けることに。1巻よりも作品における音耶の悩みであったり、戦闘自体の迫力であったり、奇妙なグロさというべきそれが強化されていて、ああいい世界観になっているなあという感覚です。実際このマルイノさんのイラストもかなりあっているし、指そのものにとてつもなく比重が置かれているわけではないけれど、当事者同士の感情であったり、展開自体のスピーディーさが本当によく出来ているなあという感じ。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2014/09/23
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定価652円(本体593円+税)
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ISBN9784094515091