あらすじ紹介
戦国の城郭にて王子堕つ!
<王子>
それは、末世に光をもたらす、伝説の存在。
「美気」と呼ばれるエネルギーをもってして、苦しむ民を支えた救国の英雄。人々の光を守る、気高き戦士。
この宇宙のどこかには、そんな恐るべき者もいる……。
其の正体は、光の国よりこの戦乱混迷の世に降臨した金髪碧眼長身痩躯の美貌の勇者。
その物腰、高貴。その心、清廉潔白。
絶対的な美と無上の愛を奇跡に変え、弱きを助け強きを挫き、地上に平和と光をもたらす者。
そして、王子は舞い降りる。民らに仇なす城主のもとに!
だが見よ!
王子の美貌に惑うべからず。
美しさとは真に善か? 王子の美貌は民らを惑わす悪鬼のささやき。
麗しき王子の輝きは、時に人心を惑わすか。
今宵、彼の美貌は光となって、民らの希望を焼き尽くす!
しかし、希望は決して絶えぬ。胸に光を湛える限り。
民らのもとに舞い降りた、武士の誓いと聖女の愛が、王子の本性を暴き出す。
美しさとは無色の概念。善にも悪にも染まるものなり。
果たしてその美は善なりや?
真の美は死によって完成するものなり。
美しすぎる時代劇、ここに再臨!!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
みんなのデータ
-
0評価する
-
0読みたい
みんなからのレビュー
-
あなほりふくろう
20超王子で引っくり返ったwww すっごいデタラメだけど、決して支離滅裂でなく。酷いカオス感も、なまじ文章力がある上に妙ちきりんな軽さを持ち合わせるものだからするする頭に入っきて、うわあwとなる。すごいです、この作者。次は「桜次」の成長を描く続編でも、新作でも、この作風を貫いてください、ついていきます。 続きを読む…
ネタバレあり -
shin
19戦争とは縁遠い平和な水分国に姫を探す王子が現れるが、王子の行動のあやうさと魔女の影が見え隠れする2巻。王子の美の力は相変わらず笑える位圧倒的。しかし弥五郎の視点も相まって違和感を覚え、善人っぽいランガと対立し、国を思いっきりかき乱していく様に民を惑わし国を滅ぼすのはどちらか、一体どうなっていくかと先が気になった。とことん落ちた所で王子再臨に結びついていったのはもう見事に痛快だった。王子はやはり王子で一安心だったが、人の想いを蔑ろにし自分の為だけに行動するとこうなるのかと恐ろしい可能性を垣間見たお話でした。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
18さすが王子としか言いようが無い話だったな。王子の「美」だけで話が突き進んでいく勢いが凄かったわ。テンポが良く読みやすかったし合間合間でいろいろ笑わせてくれる面白い巻だった。 続きを読む…
ネタバレあり -
まりも
16オンリーワンが過ぎる作品にまた会えるとは思ってなかった… 理解できない謎すぎる王子理論も合体して強くなった超王子の無双もすべては「王子」だからの一言で許せるのは変わらずすげぇ笑 1発屋作品だと思っていたので今回のこの展開にはいい意味で裏切られた。美しすぎるというのも一つの罪ですね。まさに王子再臨といった1冊。BL展開とこいつ何言ってんの?感で読むのは疲れるがテンポと文章の良さでそのカオスさを楽しめた。それにしても今回ウルトラマン感が強すぎるやろ笑 続きを読む…
ネタバレあり -
ハルクイン
15まさか続編が出るとは。願ってはいたけどあまりにも異端すぎて。いや、そこがおもしろいんだけど。前巻にも増して突っ込みどころ満載な展開で転がって床を叩いていた。そしてまさかここまでが壮大なプロローグだったというのか…?作者の方は「王子様」の新事実に困惑中だそうからまだ続けばいい。せめて残り五人の魔女を倒すまで。あと安定のBL的展開も「美」の力の前ではしょうがないね。だが黒瓜さんはあまりにもガチすぎるから擁護できない。ただすごく楽しいんだけど、どういう層に勧めていけばいいのか迷う作品。誰かにお勧めしたいのに。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2013/10/23
-
定価649円(本体590円+税)
-
ISBN9784094514421