あらすじ紹介
〈受賞情報〉小学館ライトノベル大賞優秀賞(第7回)
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harass
38レビュで初めて知る。マイナーなレーベルのマイナーな作品は田舎だと通販でないと手に入らなかった。ラノベの新人賞を獲った作品。乱世の戦国時代、流星と共に、美しすぎる王子が現れる。強く気高いその存在はさまざまな奇跡を起こし、虐げられた民は勇気づけられるが、彼には目的があった…… すごく出落ち的で、途中中だるみするも、新人の第一作であれば十分だと思われる。正直王道的な筋で進む。こういう異形のものでないと読む気になれないライトノベル。好き物に。 続きを読む…
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shin
27光の国の王子様が戦国の日本に現れ、人々に希望を与えたり悪党と戦いながら姫を探すお話。男女動物問わず敵も魅了してしまう王子の美しさ、心の純粋さ、奇跡的な力で色々と解決してしまう突き抜けた感じが印象的。明快でありながら残酷な描写を含む物語の中に、人を信じようとする姿勢、光あれば人は起つなど、読み手の自分を鼓舞するようなグッとくる所もあった。ラスト辺りの心でも表現される美しさの中に溢れる愛には圧倒された。あまりに美しすぎてギャグのノリではないのに思いがけず笑ってしまった位、王子の存在が光輝いていたお話でした。 続きを読む…
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トミーリョ
26忍法帖の世界観に美しすぎる王子様をぶち込んだ異色伝奇時代劇。いやはや、これはアイデアの勝利。終始、笑わせていただきました。一見、やりたい放題書いてるようにも思えるんだけど、忍法帖ものとしてもヒロイックファンタジーとしても、ポイントはしっかり押さえてるというか、ツボを心得ているのが上手い。主人公の『美』の描写は菊地秀行作品のような凄まじさで楽しめた。 続きを読む…
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シャル
26王子降臨。もうね、このタイトルが全てを語ってくれている。美しすぎる王子による王子のための物語。殺伐とした戦国の世に王子降臨。特に序盤はそれだけですべてが片付いていくし説明不要で笑うしかない。圧倒的に王子。後半に進むにつれて色々と考えることもあったような気もするが、王子がいればそれでいいし、自分もまた、王子の光になれればそれでいい。とにかく、どこを切っても王子の存在が全て。あとがきまで王子賛歌。これライトノベルのライトって王子の光のライトだろ。もし続編が出るなら、今度は別の世界での王子の活躍を見てみたい。 続きを読む…
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あなほりふくろう
23非道な領主の圧政に苦しむ領民と、そこに現れる救世主。構図は至極オーソドックスで文章も新人ながらしっかり、残虐な描写も容赦なく盛り込みながらも、まさに「王子様」のキャラクターだけがひたすら異様で。美しい以上に三次元の物理法則が通用しないチートではあるのだけど、王子のどうしようもなく王子たる振る舞いによって全編突っ走ってしまったのがシュールっていうか、もうすごいとしか。これは面白かった。王子の出現場所について時と場所を選ばなくてよさそうなので、続編がどんな形になるか見当もつかないまま、楽しみにしたい。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2013/07/23
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定価660円(本体600円+税)
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ISBN9784094514230