あらすじ紹介
〈受賞情報〉小学館ライトノベル大賞優秀賞(第6回)
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みんなからのレビュー
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日奈月 侑子
7ちょいちょい出てくる挿絵の、何というか…人体のバランスみたいな物に違和感を覚えてしまったりしましたが、それはさておき。 城介は本当に『孤独に戦う人』だなあ…という感想でした。そうだよなあ、普通の人には見えない物と戦う人って、一般の人から見たら気が違ってしまった人扱いされてしまうし、その結果諦めたりしてしまうのも仕方ない事だと思う。最初は苦手でしたが、美冬と会えた事で、希望になったんじゃないだろうか。美冬にとっても。 これしか方法がないとは言え、何か続けてたらその内城介さんがマジで死んでしまいそうだな…。 続きを読む…
ネタバレあり -
マギカ鍋
7他人には見えない人の形をした何かに常に襲われてきた高校生の話。時に体を乗っ取られ彼らの欲望のまま行動させられ誤解されてきた。人知れぬ化物との戦いモノに留まらず周りから見た時の精神不安定さを現実的に描き主人公の孤独感が生々しい。敵の正体はありふれてはいるが後半の難敵の存在理由と戦わなければいけない理由がなんとも皮肉が利いている。主人公を気にかける少女の亡き母の手記は並々ならぬ敵との永遠とも思える戦いの不毛さを説いている。それゆえに結末には多少の孤独の解消はあるものの、それほどの希望を感じる事はできない。 続きを読む…
ネタバレあり -
ごぅ。
5高校生・向井城介は情緒不安定な行動をとり、周囲からつまはじきされるような存在。倉橋美冬は、不慮の事故で亡くなった母親がいる。ある行動から母親の面影を城介に感じ、関わり合いをもとうとする。。一般的な理解と常識的なものの見方、自分自身の見え方と周囲の見方。。面白い対比で心的な描写が意外とのめり込めた。。多分自分が求めてるか足りないところが多い部分なんだと思う。。。 続きを読む…
ネタバレあり -
彼方
5タイトルとはあまり合ってない内容でしたが中々面白かった、普通の人には見えない怪異と日々戦う少年と端から見れば奇怪に見える少年を理解しようとする少女の物語。ボーイミーツガールというよりダブル主人公な感じかな。トビラビトの意義が明かされないのはもやもやしますがこれまでの生活故にひねくれてしまった主人公が成長したシーンは良かったです、それまでの葛藤も境遇が辛いだけに嫌みなく読めました、真のぼっち主人公ですね…。タイトルや挿絵は少し残念ですがヒロインの物語の絡ませ方も良かったし良作、次巻でも次作でも期待してます。 続きを読む…
ネタバレあり -
ふじさん
5第6回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作。粗筋から想像していたサイコサスペンス調の物語とは異なっていたものの、これはこれで楽しめた。「ボーイ・ミーツ・ガール」の困難性を描く展開にはメタライトノベル的な意識が窺えるし、表面からは見えない「物語」を斟酌する、その「視点」に言及した内容もメッセージ性充分。少し主人公の事情を明かすのが早いか、とは思いつつ、主題と筋の兼ね合いを考えるならこの形に落ち着かざるを得ないのかも。何となく世界観が安手で、設定的な甘さを感じる部分もないではないが、実にガガガらしい一作だった。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2012/05/23
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定価649円(本体590円+税)
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ISBN9784094513424