あらすじ紹介
アミドニア公国への『征伐』を果たし、一連の戦後処理に入った暫定国王のソーマは、次なる一手である『プロジェクト・ローレライ』を始動させる。
それは玉音放送を使用した娯楽番組。
国民を楽しませるだけに思えたその番組は、占領下にあるアミドニア公国首都『ヴァン』でも放送されていた。
放送を行ったソーマの真意とは……!?
さらにジュナとトモエと共にヴァンで休暇を取ったソーマは、グラン・ケイオス帝国女皇の妹ジャンヌ・ユーフォリアと出会う――。
理想を掲げた聖女を支える現実的なジャンヌに、ソーマはどのような“交渉”を持ちかけるのか。
革新的な異世界ファンタジー、第3巻!
みんなからのレビュー
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岡本
70Kindle。一巻丸ごと戦後処理といった第3巻。戦争を起こして負けたアミドニア公国は自由の味を覚えた国民、多額の賠償金、陣営盟主からの反感、四面楚歌とかなり詰んだ状態。終盤には内乱発生と次巻で戦後編が無事に終わるのか気になる所。前王や魔王など今後の展開の伏線がちらほらあり、ただの異世界召喚では無いんだなと思ったり。 続きを読む…
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まりも
38戦後処理を行う第三弾。ヴァンで様々な戦後処理をしていたソーマのもとに、ケイオス帝国女皇の妹ジャンヌ率いる帝国軍が交渉に訪れる話。今回も安定して面白い。マキャヴェリの君主論を基本にし、国王として手腕を発揮するソーマ。今回はそんなソーマの弱さも描かれているので、彼のキャラクターがより魅力的になったと思います。リーシアとアイーシャを始めとして、ソーマの弱さを支えれる人物もいる事だし、これからの展開もますます期待出来そう。とりあえず次巻はロロアが動くみたいだし、どうなるのか楽しみです。 続きを読む…
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よっち
33公国征伐を果たして占拠した公都・ヴァンで戦後処理に入った暫定国王のソーマ。一方でアドミニア公国の要請によりケイオス帝国女皇の妹ジャンヌ率いる帝国軍がヴァンに迫る第二弾。占拠した地で玉音放送を使用した娯楽番組を始めたソーマ。公国のこれまでの施策を逆手に取った見事な発想の転換でしたが、体裁は譲れない強大な帝国相手に巧みな駆け引きで現実的な先に繋がる成果をえたソーマの手腕が光りましたね。かと思えば周囲の支えが必要な部分もあるソーマは周囲と着実にいい関係を築きつつあって、そんな彼に挑むロロアの挑戦にも期待ですね。 続きを読む…
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S.T.
23面白かった!丸々一巻戦後処理で、本来なら繋ぎ巻的な感じになりそうだけどそんなことは全くなし!グラン・ケイオス帝国が安直な「悪の帝国」ではなく、魔王領の出現という危機的な現状を正しく認識してる大国だったおかげで、交渉の匙加減がクールで読み応えあった。魔王領はやっぱりまだ爆弾が埋まってる感じだし余裕ないよな。あと、主人公の現実への適応具合が良い。異世界転移ものの厄介な点の一つは主人公の価値観の扱いだけど、今回女性関連と反逆者の処遇ではっきり決断したのがかなり好印象だった。この辺タイトル負けしてなくて良いよね。 続きを読む…
ネタバレあり -
ナカショー
19戦後処理と玉音放送を利用した娯楽番組の制作をする第3巻。玉音放送の使い方が相変わらず秀逸でとても良かったです。次はロロアが何か仕掛けてきそうなのでどうなるのか楽しみです。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2017/02/25
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定価715円(本体650円+税)
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ISBN9784865541915