あらすじ紹介
〈学園〉を脱出したボクとヤヒロは、ミハシラを目指し、無人の街を進んでいた。しかし、進むにつれて凶暴さを増すミサキの出現や、物資の消耗に2人だけでの探索へ限界を感じ始める。
そんな中、旧い前線基地の〈工場〉が近いと知り、補給のためにかつて〈学園〉が放棄したその施設へと向かうことに。そこで待ち受けていたのは、別拠点〈教会〉の遠征隊のメンバー、ツクシだった。
たった一人で〈工場〉に立てこもるツクシに、敵対心を露わにするヤヒロ。他の探索メンバーの有無や、一人で見張りに立つツクシに不信感を持ったボクは、一計を案じ──。
みんなからのレビュー
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真白優樹
9タイキとヤヒロが探索に限界を感じ始める中、かつて学園が放棄した「工場」で別拠点の探索隊の最後の一人、ツクシに出会う今巻。―――例え変われど刻まれた想いは、誰かに継がれ託される。 嗚呼、世界はなんと残酷で厳しいものか。表紙に既に偽りが一つ、工場に隠された裏の顔が悲劇を生み、別拠点も登場し世界が深まる中、タイキやミサキに新たな謎が背負わされる今巻。非道な研究、だけどそれのおかげで届いた想いがある。進む二人が一時の邂逅の先また歩き出す、その姿を是非見てほしい。言葉にならぬ筈である。 勿論次巻も楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり -
リプトン
7今回は不気味さと疑心暗鬼な工場探索。相変わらずのドキドキ感とやるせなさと救いのなさを突きつけてくる。この世界の根幹という大きな謎をベースにしつつ、1巻単位でもそこで起こる謎とその正体を見せてくれて、伏線からの真実の納得感が上手い。ヤヒロのつっけんどんな態度も、真実から考えればそりゃそうよねと。逆にタイキくんが冷静沈着名探偵すぎる。というか今回も表紙口絵詐欺じゃん! 次に辿り着く場所では何が明らかになり、世界にどれくらい近づいていくのか楽しみ。 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
6世界観の謎を深めつつ、単巻内での伏線をきっちり回収する展開と定石通りの秀作。だがこれが嬉しい。 ゲストの結末といい、もう何も隠さず体制側が見えないディストピア世界が描かれるが、同時にVR世界の可能性も出てくる始末。 前作も王道SFギミックを調理していたが、今作では如何なるSFギミックが解き明かされるか。何にせよ主人公を次々と追い込んでいくのだけは確実。 イイ性格している小僧っ子主人公ではあるが、追い込まれてる姿は悲壮感に溢れ応援したくなる。ラノベでは珍しい立ち位置の主役かも知れない。 続きを読む…
ネタバレあり -
HANA
5話が深まっていく巻。ここで広がりを見せるとは思っても見なかったので結構面白い展開。救いはあまりないけれど。次の巻も楽しみ。 続きを読む…
ネタバレあり -
八岐
3★★★☆ こんなんわからんて! ツクシとの遭遇から合流までを読み直してみて、確かにそこで反応してるわ。いやこれ、ヤヒロの方が正しい反応でしょう。読んだ時は一巻ではむしろ鷹揚だったヤヒロが、どうしてこんなピリピリしてるのか。キャラ変わってないか? と不思議に思ったくらいだったのだが、改めて見るとタイキの方がこれおかしい。なんであんな冷静に対応できるの? お陰で全く疑念を持たなかった。多分、ツクシもそうだったのだろう。この時点で、ある程度タイキは全貌を想定出来ていたのか。すげえなこいつ。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2019/10/10
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定価693円(本体630円+税)
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ISBN9784049127942
関連サイト
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公式サイト