あらすじ紹介
偽りの魔王アヴォス・ディルヘヴィア、その正体は伝承から生まれた大精霊であり、ミサのもうひとつの側面だった。
アノスは大精霊アヴォス誕生の秘密を知るため、《時間遡行》によって二千年前のアハルトヘルンを訪れる。そこで目にしたのは、天父神の卑劣な計略によって、ひとつの家族の愛と絆が無残にも引き裂かれる瞬間だった――。
「二千年前の悲劇はもう幕引きだ。これから、すべてを取り返しに行こう」
あらゆる理不尽、あらゆる悲劇、我が眼前ではただ滅べ――!! Webでも大反響を得たシリーズ最大のエピソード《大精霊編》感動のクライマックス!!
みんなからのレビュー
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まっさん
39★★★★ 落ち着くところに落ち着いたなという印象。前段階であれだけ危機的状況感を出しておきながら結局無双しちゃうアノス様には流石の一言。全てに平和をもたらすために神にすら挑んでしまう彼の生き様は本当にかっこいいです。個人的にノウスガリアは順当としても精霊の方のアヴォスにも救いがあって良かったんじゃないかなと思ってみたり…彼女もアノスを滅ぼすためだけに神に創り出されたある種の被害者のような境遇だったし、ミサのように皇族至上主義・暴虐の魔王を滅ぼす存在という伝承をなくしてあげればなんとかならなかったのかな… 続きを読む…
ネタバレあり -
芳樹
38偽りの魔王アヴォス・ディルヘヴィアの正体は、その伝承を起源とする精霊ミサの真体だった。アノスたちはその誕生の秘密を探るため《時間遡行》によって二千年前を訪れる。そこで目の当たりにした真実とは…。親と子、妻と夫、恋人同士の「愛」に満ちた回だと思いました。何カ所か泣きそうになる場面がありましたが、アノスが父・グスタへの気持ちを語る場面で涙腺が崩壊してしまいましたよ。3巻かと思ったらここまでが第一部なのですね。謎がまた1つ残りましたが、ひとまず偽王アヴォス編が終了ということで、次の展開が気になるところです。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
34ついに出現した偽りの魔王アヴォス・ディルヘヴィアアノスは大精霊アヴォス誕生の秘密を知るため、《時間遡行》によって二千年前のアハルトヘルンを訪れる第五弾。手がかりを得るため過去に向かったアノスたちが知った二千年前の卑劣な計略と、それによって引き裂かれたひとつの家族の愛と絆。何とも複雑な因縁を積み重ねた先に偽りの魔王と対峙するアノスでしたけど、それをものともせずに理不尽も悲劇も、圧倒的な力でみんなまとめてひっくり返して何とかしまう展開は流石ですね(苦笑)しかし最後に残った謎が何を意味するのか今後の展開に期待。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
19神の子の正体が判明し、2000年前から続く話にアノスが終止符打つ巻。アノス達はアヴォス誕生の秘密を知るべく《時間遡行》によって2000年前のアハルトヘルンを訪れる事に。未来を少しずつ変え、逆転の布石を打ちつつ彼らが目にした真実は何とも悲しい結末だった。そんな悲劇さえもアノスの前には無駄だと改めて実感させられたな。ハッピーエンドで終わって何よりだったが最後の引きで妙な違和感を感じたアノスだったが次巻はどんな話になるのやら。 続きを読む…
ネタバレあり -
コウ
18最初から展開されていた偽魔王騒動も今巻で終結。普通に物語自体もこれで終わると思って読んでましたが、まだ続く感じでしたね。時を遡ったり、秩序そのものである神に対して恐怖を抱かせたり、魔王の無双ぶりは流石ですね。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2019/05/10
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定価737円(本体670円+税)
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ISBN9784049124538
関連サイト
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公式サイト