【レビュー】人形化した男子高校生とそれを操る美少女のバディもの。練り込まれた設定が物語への没入感を高める極上サスペンスです!
作品情報
-
マリオネット・マギアネッタ
著者: 八木 羊 イラスト: Yucomi
成績優秀、なれど問題児。 昼は踊り子の少女は夜には違う顔を見せる。
病気で死んだはずの高校生の俺・久々里志門が目を覚ますと、そこは見知らぬ舞台の上だった。
「貴方は私の魔法人形よ」
俺を目覚めさせたのは人形劇団の踊り子・リリシュカ。
未知の世界を生き抜くためにリリシュカの相棒の魔法人形・シモンとなった俺は、成績優秀ながら問題児でもある彼女に振り回されつつも、劇団が運営する学校で他の少女らとも交流を深めていく。
だがある晩、復讐依頼専門の始末屋組織という劇団の隠された顔を知ることになる。
昼の舞台と夜の依頼の成績で格付けされる少女たち。
リリシュカはその頂点である首席を狙うと言う。
俺は人殺しに躊躇しながらも、徐々に他の人形を超える力を発揮し始め――?