『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』1~31巻までのあらすじを完全紹介! どの巻でサトゥー達が何をしていたか、その旅路を振り返ることができます。顛末まで気になる人は「ネタバレ注意! 続きはこちら」をチェックしてみてください。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 』
ブラック企業勤めのアラサープログラマー・鈴木一郎。デスマーチ中に仮眠から目覚めると、そこは見たこともない異世界だった。
混乱する間もなく、大量の敵が眼前に迫り危機に陥るも、なぜか使用できた流星雨の魔法でその全てを撃破したサトゥーは、莫大な財宝と大量の経験値をゲットし、レベル310という規格外な存在に。
その後、女騎士・ゼナをワイバーンから助け、いつもテストプレイで使用しているキャラクター名「サトゥー」と名乗った彼は、彼女の住むセーリュー市を訪れ、異世界の生活に触れることになる。
ゼナに気に入られ一緒に街を散策するサトゥーだったが、奴隷を巡るトラブルに巻き込まれ、迷宮にワープさせられてしまう。
一緒に巻き込まれた3人の獣人奴隷・リザ、ポチ、タマとともに、迷宮から脱出することになる。
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救助に来ていたゼナ達と合流したサトゥーは、正体を隠してトラブルの元凶である魔族を討伐し「勇者」の称号を手に入れる。
その後、リザ達たちの身元を引き受けるべく奴隷商人の元へ。そこで出会ったのは、前世の知識を持った紫の髪を持つ少女だった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 2』
日本人と思われる前世の記憶を持った少女アリサ。サトゥーに一目惚れしたとのたまう彼女と、その姉・ルルを保護することにしたサトゥーは、アリサからこの世界での転生者や転移者の扱いを知らされる。ひとまずの拠点をセーリュー市に定めたサトゥーは、しばらく異世界観光を楽しむことにする。仲間やゼナとデートをしたり、魔物のちょっとした襲撃を防いだりしてセーリュー市での日々を過ごす中で、サトゥーは謎の勢力に狙われるエルフ・ミーアと出会う。
ミーアを助けるべく、影を操る不死の王・ゼンと敵対することになったサトゥーは、世界樹じみたサイズの迷路「トラザユーヤの揺り篭」の頂上を目指すことになる。
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ホムンクルス・ナナ達の妨害を突破し、頂上に辿り着いたサトゥーはゼンに目的を問う。
ゼンの答えは勇者に自らを殺して欲しいというもの。転生者であり、神の祝福によって死ぬことが許されなかった彼を葬れるのは、勇者が振るう聖剣だけだったのだ。
サトゥーはその願いを聞き届けた後、主を失い崩れゆく揺り篭からミーアとホムンクルスたちを救い出す。
ミーアを故郷であるエルフの里に送り届けることにしたサトゥーは、ミーアとナナを新たな仲間に加え、セーリュー市から旅立つのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 3』
ミーアの故郷であるエルフの里を目指し、セーリュー市から旅立ったサトゥー達。
クハノウ伯爵領へと入り、道中で魔法道具を作ったり、魔法の研究をしたり、ヒュドラを退治したりしながら異世界での旅を楽しむサトゥー。訪れた街で魔法薬用の瓶や原料となる魔核が不足していることが気になりつつも、領主の支配の及ばない空白地帯があることに気付いたサトゥーは調査に向かうことに。
空白地帯――『幻想の森』に辿り着いたサトゥーは、その源泉の主である魔女と、弟子・イネニマアナに出会う。彼女たちはクハノウ伯爵との盟約である魔法薬の大量生産の真っ最中。街での材料不足に得心が行ったサトゥーは、魔女と交流を深めるのだった。
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しかし、魔法薬の材料不足の原因は別にあった。
『幻想の森』に街を築こうという野望をもつクハノウ伯爵の補佐官が、盟約である魔法薬の納品を妨害するため、市場から材料を買い占めていたのだ。加えて、実力行使に出た補佐官の手の者により、納品されるはずだった魔女の魔法薬は全損。
万事休すかと思われたが、サトゥーは新たに開発した魔法やスキルを駆使し、再生産することに成功する。最終的に、補佐官の悪事はクハノウ伯爵に露見し、成敗されるのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 4』
クハノウ伯爵領の事件を解決し、旅を続けるサトゥー達はムーノ男爵領に足を踏み入れる。
かつては国内有数の鉱山を有する豊かな領土だったこの土地は、不死の王ゼンの復讐によって呪われた地と呼ばれるまでに荒廃してしまっていた。死霊の住まう砦を攻略したり、盗賊に身をやつした少年少女たちに手を差し伸べながら歩みを進めていると、飢餓寸前に陥っていたムーノ男爵の娘・カリナと出会う。
彼女は領土の政治に介入している魔族を倒すため、巨人に助力を求めに向かっている最中に遭難してしまったのだという。幻想の森で魔女から巨人への手紙を預かっていたサトゥーは、彼女に同行を申し出る。
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カリナとともに巨人の森に辿り着いたサトゥーは、自らの力を示し、ヒュドラの毒に冒された巨人の子供達の解毒を成し遂げたことで、彼らの信頼を得る。巨人たちから魔族に対抗できる魔封じの鈴をもらい、ムーノ領の執政官らに憑依していた魔族を討伐する。
しかし、魔族の策はそれで終わりではなかった。密かに繁殖させていた万を超えるゴブリンの大群が、ムーノ市に進行してきたのだ。サトゥーは変装して正体を隠し、巨人達とも協力してゴブリン達を撃破し、ムーノ領を蝕んでいた魔族を一掃する。
その功績を称えて名誉士爵となったサトゥーは、家名としてペンドラゴンを名乗るようになるのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 5』
ムーノ男爵領を戦火から救い、カリナを加えてオーユゴック公爵領に向けて旅立ったサトゥー達。
ドワーフの自治区に立ち寄り伝説の鍛冶屋と剣を打ったり、貴族を盗賊の手から助けたりしながら大河の街・グルリアンに辿り着く。そこでサトゥーは、神託の巫女・セーラを襲う魔族と交戦し、これを救出する。セーラと親交を深め、公都での再会を約束して別れたものの、魔族達はある目的のためにセーラを諦めていなかった。
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魔族たちの目的は、神託の巫女を生贄に捧げて魔王を復活させること。
魔王信奉者達の手によってついに誘拐されてしまったセーラは、猪頭の魔王復活の依代にされ、命を落としてしまう。
激闘の末、魔王を打倒したサトゥーは、かつて耳にした蘇生魔法を試すべく、一縷の望みをかけてテニオン神殿の巫女長の元を訪れる。
サトゥーの協力によって蘇生は成功。セーラを待ち受けていた死の運命は回避されたのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 6』
船で大河を下り、シガ王国の公都に向かうサトゥー達。
途中でセーラの姉であり、勇者の従者でもあるリーングランデとも交流を深めた一行は、ついに公都に辿り着く。武術大会を目前に賑わいを見せる街を観光しながら、巻物工房を訪れたり、舞踏会で料理の料理の腕を振るったりと異世界を満喫。復活したセーラとも再会し、彼女との約束を果たすことができた。
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賑やかで穏やかな日々が続くかと思いきや、武術大会決勝の日に闘技場に上級魔族が襲来。一般市民だけでなく要人が集まっているため、大きな混乱が生じる。人々を守るため、リーングランデはサガ帝国の勇者・ハヤトを召喚し、対抗を試みるものの、上級魔族が召喚した伝説の大怪魚達の前に絶体絶命の危機に陥ってしまう。
勇者ナナシとしてその場に駆けつけたサトゥーはハヤトに加勢し、大怪魚を瞬殺。主犯の上級魔族を倒し、平和を取り戻すのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 7』
公都を襲撃した魔族と大怪魚を撃退したサトゥーは、ルモォーク王国の王女メネアの依頼――勇者ハヤトの竜退治に同行することになる。ハヤトらの駆る次元潜行船に同乗し、なんとか黒竜を退けることに成功。
無事に公都に帰還し、ようやくゆっくりと観光ができるようになったサトゥーは、仲間達と様々な工房を見学したり、魔剣や聖剣の鋳造にチャレンジしたりしながら日々を過ごす。これまでの共闘や手合わせを通じてハヤトに気に入られたサトゥーは彼から「アリサ王女を守るため」と勇者の技を伝授される。ハヤトの友となり、様々なスキルを手に入れたサトゥーは、新たな魔王の気配を追って旅立つハヤトを見送る。
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知り合った人々に惜しまれながら、サトゥーも仲間達とミーアの故郷であるエルフの里に向けて旅立つ。道中の魔狩人の街で再び黒竜と戦うことになったサトゥーは、一対一の戦いながら引き分けを演じて黒竜の友人となり、難所の山脈を越える助力を得ることができたのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 8』
黒竜の協力もあって、ついにミーアの生まれ故郷・ボルエナンの森に到着したサトゥー達。
不死の王ゼンの襲撃からミーアを救出し、故郷に連れ帰ったことでエルフの音楽や技術で大歓待を受ける一行。世界樹の近くにそびえる巨木を利用した樹上村という、いかにもエルフの住処という佇まいに感銘を受けるサトゥーだったが、近未来的な技術が使われた「本当の街」が地下に広がっていることを知る。
その奥にある議事堂に赴いたサトゥーは、世界樹の管理者であるハイエルフ・アイアリーゼから直々に感謝され、ミーアを故郷に送り届けるという旅の目的はついに果たされる。
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しかし、平和なエルフの里に突如、害獣発生のしらせが入る。世界樹の天辺――宇宙空間に赴いたサトゥーが目にしたのは、世界樹に寄生する一万匹を越える害獣の群れ。これを駆除するためにサトゥーはエルフ達と知恵を絞り、疑似餌を使って世界樹から引き剥がす作戦が行われることになる。アイアリーゼと命懸けの作戦を決行したサトゥーは害獣の殲滅に成功し、彼女と絆を深めるのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 9』
仲間達のレベルアップのため、次なる目的地を迷宮都市に定めたサトゥー達。それについて行くことを決めたミーアを改めて仲間に加え、エルフ達から貰った浮遊船で海の旅へ。
目先の変わった旅路を新鮮な気持ちで楽しむサトゥー達だったが、その途中で骸骨王が率いる幽霊船団の襲撃を受ける。古代都市ララキエの復活を目論む骸骨王を難なく撃退したサトゥーは、近くで意識を失っていた記憶喪失の少女・レイを保護。彼女も伴って航海を続ける一行だったが、寄港した貿易都市でレイを姉と呼ぶ少女・ユーネイアに襲われる。
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ユーネイアを退けるも、レイ達の正体の謎は深まるばかり。そして、辿り着いた魔導王国ララギで、再び骸骨王と対峙することになったサトゥーは、ついに彼女たちの正体を知る。レイ――古代都市ララキエの最後の王女レイアーネこそ、ララキエ復活の鍵だったのだ。だが骸骨王と、彼が封印から解き放った魔王の眷属・海王をサトゥーが倒したことで、その野望は潰える。記憶を取り戻したレイとユーネイアは、ララキエをラクエン島と名付けて残る決意をし、迷宮都市に向けて旅立つサトゥーを見送るのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 10』
海での大冒険を経て、迷宮都市セリビーラに到着したサトゥー達。早速、探索者登録を済ませて迷宮に潜り、当初の目的だった仲間達のレベリングに勤しむことに。普通の探索者が目標とする区画の主まで倒して順調に攻略を進めたサトゥーは、迷宮の中と外に拠点を確保し安全快適な探索者生活が幕を開ける。
しかし、貴族や探索者と交流し人脈を増やしていくうちに、この街が抱える問題が目につくようになってくる。
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街に立ち込める瘴気や、路地裏に座り込む浮浪児、そして迷宮都市太守代理の不穏な行動。さらは迷宮にも来る探索者を狙う盗賊――迷賊まで出る始末。知り合ったノロォーク王国の王女・ミーティアを迷賊王・ルダマンの魔の手から助け出したサトゥーは、一連の悪事を企てていた太守代理が首謀者であることを摘発。その報酬として、迷宮都市の問題を解決する許可を得たサトゥーは、楽しい迷宮生活に向けて一歩前進するのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 11』
太守代理が起こした事件を解決し、しばらく迷宮都市セリビーラで迷宮の攻略と観光を楽しむことにしたサトゥー達。気分良く迷宮生活を送るために、この都市が抱える問題の改善に着手することに。浮浪児を減らすための養護院の準備や炊き出しをしたり、不自然な多さの瘴気を浄化して回ったりと福祉事業に勤しむ。そんな中、下町の火事から救助した少女から、気になる証言を聞くことに。それは火事が起きる前に、ある貴族の姿を目にしたというものだった。
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その貴族とは、太守の相談役・ポプテマ。彼は貴族の地位を笠に着て、浮浪児達を虐待するなどの凶行を繰り返していたのだ。彼を都市から放逐しても根本的な解決にならないと判断したサトゥーは、迷宮都市の浮浪児をゼロにしようと養護院の強化に力を入れる。さらに、先日捕らえた迷賊王・ルダマンから街に蔓延していた魔人薬の製法と、そのために迷賊のアジトに捕らえられた女性達の情報を入手。迷賊の残党を掃討し彼女達を助けたサトゥーは、迷宮都市で上級魔族が暗躍していることに気づく。上級魔族の手引きによって魔族と化し、脱獄して暴れるルダマンを再び下したサトゥーは、ポプテマを操り魔王復活を企んでいた上級魔族にも一矢報いるのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 12』
迷宮都市で暗躍していた上級魔族を退け、ようやく本格的に迷宮攻略に挑めるようになったサトゥー達。魔物の連鎖暴走を食い止めたり、貴族の娘を救出したりしながらレベリングに励む中、仲間達だけでの区画の主討伐を果たすため、ボルエナンの森に戻って再訓練をすることに。仲間達が修業を続ける中、サトゥーもアーゼと交流したり、エルフの技術を吸収して仲間の装備を新開発したりと目標達成に向けて協力を進めていく。
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戦力の強化が整い、いざ区画の主に挑まんとするサトゥー達。しかし、先に区画の主に挑んでいた有力探索者・ザリゴンのパーティーが仲間の裏切りに遭い、壊滅しかかっていることに気づく。彼らを救出し、追ってきた区画の主の討伐した仲間達は、成長を実感するのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 13』
仲間達の強化も完了し、区画の主の討伐も果たしたサトゥー達。迷宮都市の西の大砂漠にある都市核を領地として登録したり、かつて迷賊から助けた女性達と王都でエチゴヤ商会を設立したりする中、砂漠で魔王が復活するという噂が広まっていることを知る。シガ王国もこの噂のために最強の剣士集団シガ八剣からも第五位ヘルミーナを派遣するも、彼女は到着早々、魔族も絡んだ魔王信奉者の襲撃を受けてしまう。
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偶然その場に居合わせたサトゥーはヘルミーナに加勢し、無事にその場の騒動を収める。大砂漠に魔王の調査に向かう彼女を見送った後、サトゥーも階層の主に挑むべく、仲間達と準備を進めていく。迷宮の試練の間で階層の主を召喚しようとすると、そこに現れたのはなんと魔王・狗頭の古王。世界中の神殿を焼き払うという魔王の目的を聞いたサトゥーは、これと戦い流星雨の魔法で撃破。仲間達への元へと戻り、階層の主を倒す姿を見守るのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 14』
階層の主を討伐し、盛大なパレードの主役となったサトゥー達。その祝賀会の最中、サトゥーはセーリュー市で出会ったゼナと再会する。彼女は迷宮選抜隊の一員として、迷宮運営や治安維持のノウハウを学ぶためにしばらくこのセリビーラに滞在するのだという。さらにはムーノ領で出会ったカリナも修行のためにやってきて、サトゥーの周辺は賑やかに。彼女達に街を案内したり、貴族のお茶会に同行したりと、旧交を温める。そんな中、ゼナが迷宮の探索中に行方不明になったとの知らせが届く。
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全マップ探査でゼナの位置を特定し、急行するサトゥー。迷宮の下層にある常夜城に辿り着いたサトゥーは、ゼナを無事救出。その城の主がゼナを助けてくれていたことを知ったサトゥーは、転生者らしきその人物――吸血鬼バン・ヘルシングと対話をするために訪問する。バンと打ち解けたサトゥーは、彼の友人である転生者ムクロとユイカを紹介される。ひと悶着あったものの、地球の料理で宴会をして仲を深めたサトゥーは、この世界の転生者とユニークスキルの真実と危険性を知るのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 15』
迷宮都市の環境改善も軌道に乗り、一息ついたサトゥー。ゼナから強くなる方法を教えてほしいと乞われ、カリナも誘って仲間達が行った訓練を体験してもらうことに。これまでに培った人脈も活用し、彼女達に周囲の探索者が驚愕するようなスパルタメニューを行うサトゥー。ついでにエチゴヤ商会の幹部達もハードワークでも体調を崩さないようにパワーレベリングしを施し、商会も順調に成長していく。そんな中、サトゥー達は階層の主を討伐した功績で叙勲を受けるため、シガ王国の王都へ飛空艇で向かうことになる。
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その道中、飛空艇に同乗するビスタール公爵の命を狙った謀反が発生。鼬帝国の技術を使った飛行型の魔物による襲撃を受けるも、強くなった仲間達の活躍もあって犠牲者を出さずにこれを撃退。襲撃者のあがきによって制御不能になった飛空艇をなんとか不時着させ、予定とは違う形で王都を訪れることになったのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 16』
襲撃を受けた飛空艇を不時着させ、王都に辿り着いたサトゥー達。シガ八剣・第一位に決闘を申し込まれたり、ナナの姉妹であるホムンクルスと再会したりしながら、叙勲式を待つことに。その後、ナナシとして訪問した王城で国王から飛空艇襲撃の背景を聞いたサトゥーは、先の謀反に鼬帝国が絡んでいることを知る。
王都の拠点として屋敷を調達し、いつものように観光に繰り出したサトゥーだったが、街中で現れた魔族と戦う際にシガ八剣・第六位のゴウエンと共闘。シガ八剣の多くと面識を持ったサトゥーは、彼らの本拠地である聖騎士団の駐屯地に招待されることになる。
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そうしてシガ八剣と剣を交え、仲間達とともにシガ八剣に認められたサトゥー達。
社交界の重鎮であるリットン伯爵夫人の園遊会でも存在感を示し、武と社交の双方で貴族達から一目置かれるようになったサトゥーのもとに、飛空艇不時着事件の際に助けたビスタール公爵からの招待状が届く。訪れた公爵邸で公爵を狙う襲撃者との戦いに巻き込まれることになったサトゥー。襲撃者の中には、妻子を人質に取られ参加しているゴウエンの姿もあった。劣勢を悟り、魔族と化したゴウエンに対し、サトゥーが勇者ナナシとして参戦し直し、事態を収拾することに成功するのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 17』
サトゥーとして、シガ国王より階層の主討伐の功績に対する叙勲を受けたサトゥー達。これで王都を訪問した目的を終えた一行だったが、年明けのオークションが終わった後で報奨金が授与されるため、それまで王都に滞在することにする。仲間達からもやりたいことを聞き王都観光をしていると、地下から赤縄の魔物が出現する場面に遭遇しこれを撃破。居合わせた王女・システィーナとともに魔物の正体を考察し、サトゥーは彼女がシガ王国のシンボル「王桜」が咲かなくなっている原因を探るために調査していることを知る。
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赤縄の魔物が、かつて倒した魔人薬を過剰摂取した迷賊と似た能力を持っていることに気づいたサトゥーは、落ち着いて王都観光を楽しむために事件解決に協力することに。ナナシとして国王に魔物の件を報告したサトゥーは、エチゴヤ商会のネットワークも駆使して魔物の目撃情報を収集。その後、赤縄の魔物が王桜の咲かない原因ではないかと推理したシスティーナとともに魔物の出現地点の調査に赴き、手がかりを見つけるも、その先で調査は行き詰まってしまう。
事件は迷宮入りになるかと思いきや、王都周辺の魔物を一掃するための「魔禍払い」の儀式当日に王都を犯人が襲撃。さらに参加していたパリオン神国の枢機卿が魔王信奉者であることが分かり、儀式のために集めた瘴気を使って魔神の落とし子が召喚されてしまう。サトゥーは勇者ナナシとして参戦し、仲間達と駆けつけた王祖ヤマト・シガによって事態を収めた後、満開の王桜を楽しむことになるのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 18』
王都を襲った魔神の落とし子を撃退し、無事に新年を迎えたサトゥー達。新たに開放されたユニークスキル「ユニット配置」でちょっとしたトラブルがありながらも、今までの活躍が認められ一代限りの名誉士爵から永続貴族である子爵に。リザ、ポチ、タマも授爵によって奴隷ではなくなり、あとはアリサとルルの「強制(ギアス)」を解除し、奴隷の身分から解放するのみ。
そんな中、先日の事件でともに戦った王祖シガ・ヤマトと再会。今はミトと名乗る彼女の正体は、過去の時代に勇者として召喚されたサトゥーの幼馴染・ヒカルだった。会話の中でお互いが同じ世界ではなくパラレルワールドの出身だと気づくも、そのまま協力関係を築く。そして、年始のオークションに「強制」を解除できる「祈願の指輪」が出品されることを知ったサトゥーは、全力で落札に動くことに。
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仲間達が王立学院の特別授業に参加するのに同行したり、宰相が主催するゲテモノ食事会に参加したりしているうちに、いよいよオークションの日。圧倒的な財力をフル活用してオークションを制するも、指輪は怪盗に盗み出されてしまう。ヒカルや仲間達の助力もあって無事に取り戻すことに成功し、いよいよ指輪を使うことに。しかし、アリサとルルは自分の世界のサトゥーとの再会を望むヒカルに使用権を譲るのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 19』
シガ王国で新設された観光省の副大臣となったサトゥーは、兼ねてから予定していた諸国漫遊の旅に出ることに。
迷宮都市に立ち寄った後、修業を続けるゼナとカリナに見送られてシガ王国の北方にある中央小国群を目指して出発。
大陸西方は不安定な情勢ながらも、サトゥーはいつものように道中で難民を助けたり、貧乏領地を支援したりしながら先へと進む。
そんな中で出会ったのは、アリサの王女時代の家臣。彼に案内された先にいたのは、アリサの兄エルゥス。かつて全員処刑されたはずの王族だったが、彼だけが生き残り、祖国クボォーク王国の再建を目指しているのだという。
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そこでアリサとルルに「強制(ギアス)」をかけた宮廷魔術師が敵国ヨウォーク王国に寝返っているという情報を入手したサトゥーは、彼女達を奴隷の身から解放するために行動を開始する。ヨウォーク国王と謁見し、魔術師が旧クボォーク王国の地下迷宮に潜伏していることを突き止めたサトゥーは攻略を進め、迷宮主となっていた魔術師を打倒。迷宮核に囚われていたクボォーク王族の魂を解き放ち、アリサとルルもついに奴隷ではなくなったのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 20』
女神パリオンから勇者ハヤトへの助力を頼まれ、パリオン神国に向かうことにしたサトゥー達。聖都に辿り着いたサトゥーが目にしたのは、魔神を彷彿とさせる呪詛を受け苦しむハヤトの姿。呪詛を除去して話を聞くと、砂塵王と呼ばれる魔王を追っていることがわかる。神国の地下遺跡――魔窟を自在に移動する魔王の足取りが掴めず苦戦しているハヤト一行に、サトゥーは手を貸すことに。しかし、捜索の末に魔窟で発見した魔王と交戦するも、ユニークスキルで逃亡されてしまう。
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戦いは仕切り直しになるかと思いきや、聖都の大聖堂を魔王が強襲。これをなんとか退けたサトゥーは、全マップ探査を使い、魔王がある特定の地点にしか逃げられないことを突き止める。サガ帝国の騎士やパリオン神国の神殿騎士も加わった大規模な魔王討伐作戦が開始され、ハヤト一行と協力して魔王を撃破。勇者としての務めを果たしたハヤトは元の世界へと帰還することになり、サトゥーはそれを彼の仲間達とともにを見送るのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 21』
勇者ハヤトの帰還を見届けたサトゥー達。魔王討伐に湧く聖都で、異文化交わるバザールをはじめとした観光を楽しんだり、枢機卿からシガ王国との貿易強化の提案を受けたりしていると、パリオン神殿からの神託によって神国への今しばらくの滞在を求められる。そんな中、パリオン神国の賢者ソリジェーロが運営する「才ある者」の里への勧誘を受けたサトゥーは、短期修行と考え生徒&教師として訪れることにする。しかし、見込みのある者の才能を磨くことを目的としているその里である日、生徒の失踪事件が発生してしまう。
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よくあることだと取り合わない教師に違和感を覚えたサトゥーは、独自に捜査を開始。「才ある者」の里は、スキルを「才渡り」と呼ばれる儀式によって取り上げるための場所だったことが分かる。儀式の要である聖女――魔王シズカを保護したサトゥーは、彼女から一連の黒幕が賢者であるという情報を得る。
一方、聖都では上級魔族による扇動によって、法皇が魔族であるという噂が広まり暴動が発生。ナナシとして駆けつけたサトゥーだったが、すでに法皇はユニークスキルの使いすぎによって魔王化してしまっていた。しかし、機転を利かせシズカと協力したサトゥーによって、原因であるユニークスキルを取り上げ法皇は一命をとりとめる。一族の復興という野望が潰え追い詰められた賢者は、魔王となって立ちはだかるもナナシの前に敗北。賢者をそそのかし、サトゥーとも迷宮都市から因縁のあった上級魔族も、神剣によって滅せられるのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 22』
神託にあったパリオン神国での問題を解決し、西方諸国を巡る旅へと戻ったサトゥー達。
都市国家カリスォークを訪れたサトゥー達の前に、AR表示でも正体が分からない美少女が現れる。彼女の正体は道中でサトゥーが作った彫像を依り代に顕現した女神カリオン。サトゥーに興味を持ったカリオンとともに海路でシェリファード法国へと向かったサトゥーは、そこで女神ウリオンまで顕現させることになり、二柱の女神と旅を続けることになる。
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訪れた島で竜の卵を巡る陰謀に巻き込まれたサトゥー達は、そこで魔神の呪詛に侵食された敵と戦う。続いて訪れたオーベェル共和国で顕現した女神テニオンから世界の外敵である「まつろわぬもの」の存在を聞かされる。さらに、その出現の情報を伝えられ、女神カリオンとウリオンも伴ってピアロォーク王国に赴く。そこでは「まつろわぬもの」が封印を解かれ、今まさに災厄を振りまこうとしているところだった。二柱の女神は神の力でこれを押し留めようとするものの、「まつろわぬもの」本体は復活してしまう。サトゥーは勇者ナナシとなり、チート全開で作成した黄金鎧を装備した仲間達――黄金騎士団とともに「まつろわぬもの」に立ち向かい、神剣によって討滅。世界の危機を救うのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 23』
「まつろわぬもの」との戦いを終えて西方諸国を離れたサトゥー達の次の訪問先は、大魔女アーカティアが統べる要塞都市。樹海迷宮があるその街は、人族が差別されていたり、死霊術士が生活に溶け込んでいたりと、他の都市とは違う珍しい特徴があった。そこでひょんなことからサトゥーはルルと瓜二つの少女・ロロが経営する雑貨屋を手伝い、要塞都市の拠点にすることになる。セリビーラでの経験も活かして順調に樹海迷宮の攻略を行いつつ、冒険者向けの美味しい保存食などのアイテムを開発して店は大盛況に。
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そんな中、アンデッドの大群が要塞都市に攻めてくる。大魔女や冒険者とともに防衛戦に参加したサトゥーは、主犯であった死霊術師を捕らえることに成功する。しかし、さらにその背後では上級魔族が糸を引いていたことが判明。これらを退けた要塞都市には平和が戻り、ロロの店も大魔女のお墨付きを与えられることになったのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 24』
死霊術士による要塞都市の襲撃を防いだサトゥー達。協力していたロロの店も新商品の開発や経営改革が功を奏して軌道に乗り、樹海迷宮も攻略にも一段落ついた一行は、要塞都市を後にする。
店とロロがまだ心配なサトゥーは、念のため要塞都市のある樹海に隣接した都市から巡ることにするも、行く国々で魔族による事件に巻き込まれ、それを解決する羽目に。新たに手に入れたアイテムで仲間達の装備を強化していると、ロロの影に潜ませた使い魔から異常を知らせる知らせが届く。
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要塞都市に戻ったサトゥーが目にしたのは、瘴気に満ちた街と、呪われた大魔女アーカティアの姿。ロロまでも襲おうとした呪いを祓い、状況を大魔女に確認したサトゥーは、呪いの犯人が彼女の血族にしか使えない秘宝を狙っているであろうことと、ロロが大魔女の子孫であるため狙われた可能性があることを知る。
勇者ナナシとして解決に乗り出したサトゥーは、犯人の悪魔召喚士と復活した魔王、そして協力していた上級魔族を撃破。大魔女の称号をアーカティアから継承したロロによって、要塞都市も守られるのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 25』
シガ国王からの召喚状を携えたゼナとカリナに連れられ、王都に帰還することになったサトゥー達。パリオン神国での魔王討伐や各国との関係良化の功績を称えられたサトゥーは、観光大臣に昇進したり、伯爵になることが内定したり、勲章も授与されて「魔王殺し」として一躍有名になってしまう。
テニオン神殿の巫女セーラとも再会し、ゼナもそのまま滞在が決まって、しばらく王都で過ごすことに。
そんな中、かつて現れた赤縄の魔物が再び出現。迎撃に向かうサトゥーだったが、そこに現れ敵を撃退したのはフルー帝国の遺産「聖骸動甲冑」を纏った、療養中のはずの第三王子シャロリックだった。さらに彼は王祖が操ったという聖骸巨神を見つけ出し、王都に運び込んでくる。
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聖骸巨神が封印されていた経緯に疑問を持ったサトゥーが迷宮都市で調査を行っていると、神託を受けたセーラから王都に災禍が迫っているという話を聞き、王都に戻ることに。そこでは、圧倒的な武力を見せつけ、王位を簒奪して大陸の覇者になることを目論むシャロリックの姿があった。反逆者となり手勢とともにクーデターを起こしたシャロリックは、自身も聖骸巨神を操り王を討つべく進軍。ヒカル達の奮闘によってシャロリックは捕らえられるも、聖骸巨神が暴走してしまう。しかし聖骸巨神と心を通わせたセーラと、サトゥー一行の活躍によって暴走は収まり、王都は救われるのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 26』
聖骸巨神を使ったクーデターを防いだサトゥー達は、先送りになっていた移民事業を進めるためにムーノ領へ戻ることに。次期領主であるオリオンの結婚式に出席したり、太守に任命されたり、コボルトの部族と友好関係を結んだり、カリナの獣王葬具を巡る戦いを見守ったりと、ムーノ領の貴族として忙しい日々を送る。
そんな中、ヨウォーク王国に魔王が現れ、サトゥー達は協力を求めるリーングランデに飛空艇で連れ去られてしまう。
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サガ帝国の戦力は、ハヤトの帰還後に召喚された経験の浅い新勇者のみ。炎と瘴気の海に沈むヨウォーク王国を目にしたサトゥーは、新勇者リク、カイと魔王との戦いに手を貸すことにする。
しかし、魔王を倒してもまだヨウォーク王国には国を二分する後継者争いという火種が残っていた。その片方の首魁である魔女に疑念を抱いたサトゥーは、独自調査を開始。人造魔王を生み出す計画が背後にあることを知り、今回の魔王出現もその一環であったことを突き止める。
勇者達とも敵対し、魔王となって立ちはだかる魔女達と出現した「まつろわぬもの」を下したサトゥーは、ヨウォーク王国の国境を越え、クボォーク王国を襲う魔物も殲滅。アリサの祖国を救い、王位継承権を正式に放棄したアリサとともに再び旅に出るのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 27』
サガ帝国の新勇者と共闘して魔王を倒したサトゥー達は、久々にセーリュー市を訪れることに。
仲間達も新たな迷宮ができたことで賑わう街を見物したり、セーリュー伯爵に強引に縁談を迫られたりと、旅立つ前とは大きく変わった日々を過ごす。その後ムーノ領に戻り、貴族の仕事や移民事業を進めていると、ポチとタマからリザの様子がおかしいという報告を受ける。
リザから話を聞くと、リザの知り合いの獣人奴隷たちが損耗率の高い迷宮の最前線に送られたことを知り、落ち込んでいたのだという。迷宮で奴獣人隷が使い捨てられている事実を看過できないサトゥーは、セーリュー伯爵との交渉に向かう。
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しかし、セーリュー伯爵の反応は渋かった。領軍の兵士の損耗を防ぐために獣人奴隷を盾にするのは仕方のないことだという考えを伯爵は持っていたのだ。そこでサトゥーは、兵士そのものを鍛えて盾役を不要とするパワーレベリング計画を提案。引き換えに獣人奴隷の身柄と待遇の良化を要求し、武を尊ぶセーリュー伯爵はそれを承諾する。様々な障害がありつつも、サトゥーは兵士達の超絶強化を果たし、リザの憂いを払うのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 28』
セーリュー市の門前宿に送りつけられた人造魔王を作るアイテム。その受取主を追って、東方小国群を訪れたサトゥー達。しかし、その人物はすでに塩の像と化してこの世を去っていた。そんな中、女神カリオンからサトゥーを名指しで「雪と氷に閉ざされた地にて災いあり」という神託が届く。災いに対処すべく雪の国キウォーク王国を訪れ、雪遊びも満喫しながら飢饉などの解決していくものの、神託にあるような事件は一向に起こらない。
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王城を訪れ、封印された魔族を倒すものの、やはり災いらしきものに遭遇しなかったサトゥーは、次なる目的地ルモォーク王国へ。王族の誘拐事件が発生し解決するも、それは「雪と氷」とは関係がないことが判明。やはりキウォーク王国で災いは起こるものと判じた一行は、戻った先で正体不明の疫病が感染し始めたことを知る。その正体がかつて世界樹を襲った害獣由来の奇病菌糸によるものであることを突き止めたサトゥーは特効薬を作り出し、災いは回避された―――と思いきや、害獣の残骸から「まつろわぬもの」が出現。あらゆるものを塩に変える力を持つザイクーオン神の使徒と共闘するも大苦戦。仲間達の協力でなんとか「まつろわぬもの」を倒し、神託の災いを退けたのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 29』
「まつろわぬもの」との戦いで、神剣に頼らない対神手段の重要性を痛感したサトゥー。ヒカル達にも相談し、東方諸国のどこかに狗頭の魔王を撃退するような何かがあったことを知る。観光大臣の立場を活かして、サガ帝国を訪れてからその手段が眠っているというスィルガ王国とマキワ王国を訪問することに。
サガ帝国で他の新勇者達と出会ったり、スィルガ王国で竜と立ち会ったり、転生者でありながら奴隷のように扱われていた鼠人のネズを助けたりしていると、訪問を予定していたマキワ王国に向けて鼬帝国が宣戦布告を行い侵略を開始。鼬帝国は戦車をはじめとした地球の現代兵器を思わせる科学技術を投入しており、マキワ王国は劣勢に立たされる。
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そこにサガ帝国の新勇者セイギとユウキが介入し、戦争の調停を試みる。しかし、交渉は決裂。鼬帝国は魔法を得意とするマキワ王国への対策をしっかり行ってきており、一方的な戦況となる。侵略を止めるために正体を隠して参戦することにしたサトゥー一行は、新勇者達やネズとも協力して戦いを終わらせるだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 30』
ホームシックになった勇者一行に故郷の料理を振る舞ってほしいというサガ帝国直々の要請を受け、食事係として鼬帝国領デジマ島を訪れるサトゥー達。
新たに召喚された勇者の最後の一人、ソラとも挨拶を交わし、彼女達が追っている迷宮に潜む鼠の魔王について聞くサトゥーだったが、その特徴から魔王の正体は先の侵略戦争で共闘したネズではないかという疑念が浮上。ユニークスキルの使いすぎで魔王化するという前例を目にしたこともあり、サトゥー達は新勇者とともに夢幻迷宮に潜ることにする。
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夢幻迷宮は今までの迷宮よりも殺意が高く、迷宮主の性格の悪さを感じるサトゥー。新勇者セイギのスキルで魔王の居場所を突き止め交戦するも、鼠の魔王は偽物だったことが判明。その背後に別の黒幕がいることが分かる。
再度の攻略で勇者ソラが魔王を倒すも、黒幕であり迷宮主でもあった鼬帝国の神殿騎士に誘拐されてしまう。サトゥーは勇者ナナシとして単身で救助に向かい、「まつろわぬもの」となった神殿騎士を撃破。迷宮主を失い崩壊する夢幻迷宮から、仲間達とともに脱出するのだった。
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 31』
夢幻迷宮を崩壊させた犯人という濡れ衣を着せられ、新勇者達と一緒にデジマ島から追放されてしまったサトゥー達。シガ王国に戻り、壊れたダンジョンコアの修復をしたり、それを使って新たな迷宮を作ったりしていると、「魔王殺し」としての実力を見込んだザイクーオン神殿からある依頼が舞い込んでくる。
それは、存在が秘匿された都市に眠る神器を奪還してきて欲しいというもの。対神兵装を探していたサトゥーはそれを引き受けるが、その都市があるのは鎖国中の鼬帝国だという。
新開発の次元潜行機能を搭載した実験用飛空艇で国境を突破し、密入国に成功したサトゥーは帝国の外縁にある七つの教区で情報収集を開始する。
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科学が普及した鼬帝国は、蒸気機関車が走ったり、神託スキルが忌避されていたりと、他の国と様子が大きく異なっていた。観光をしつつ、秘匿された都市――封印都市の場所を探るサトゥー達は、スラム街でついにその糸口を掴む。
しかしそんな中、保護していたシズカが何者かに誘拐されてしまう。居場所を探るサトゥーだったが、その現在位置はちょうどサトゥーの近くにある封印遺跡。早速、救出作戦を開始したサトゥーは、この遺跡が神器の封じられている場所だと気づく。トラブルによって神器で封印されていた魔王が復活するも、弱点を見抜きこれを撃破し、依頼を達成するのだった。