◯第六話 どうして激しく動くのにスカートを穿くの? 痴女なの?

 私の嫁のホムラちゃんがベッドの横ですやすや眠っている。守りたい、この笑顔。

 ホムラちゃんを起こさないように気をつけなら頭を撫でる。転生後は自分のさらさらな髪をけっこう気に入っていたけどそれより好きかも。

 ホムラちゃんの柔らかくてふわふわな毛質もいいなぁ。

 ホムラちゃんはお日様の匂いがする。

 そうしているとどんどん眠くなってきて、私は意識を手放した。

 夢の中だ。夢の中なのに妙に意識がはっきりしてる。

 そこには肌も髪も服も何もかも白い美女がいた。

「こんばんは! システム管理し……ごほんっ、女神ですっ!」

「それもう完全に言っちゃってない?」

 せめて、シスあたりで止めていたら考察のしようがあったのに。

 女神は私のツッコミを無視して話を続ける。

「無事、あなたの縁を紡ぎましたね。【ミッション一.縁を紡げ】クリアですっ。それによりプロテクトが解けたので、世界の真実を一つ教えてあげます」

 ……ああ、やっぱりホムラちゃんとの出会いは、転生時のアレが影響していたのか。

 私の言った通りの子だもん。そんな気はしていた。

「安心してください、出会うよう導きました。でも絆を育てるのはあなた方。彼女の気持ちは本物ですよ。それでは本題。今、明かされる衝撃の真実! この世界を救えと言った意味とは⁉ ずばりっ! グランドキャンペーンを攻略しろって意味なのです」

「……予想していた答えだけど、外れて欲しかったな」

 ゲームでも体験したイベント。

 サービススタートの二ヶ月後に第一弾があり、そのあとは一ヶ月ごとに用意された合計八つのイベント。

 毎回、東京タワークラスの大きな黒い塔が主要都市の近くに落ちてくる。その塔は侵略者の拠点であり、侵略者はさまざまな手を使い人々を虐殺し、街を侵略しようとする。それをプレイヤーたちが防ぐ。それこそがグランドキャンペーン。

 単純な総力戦だったり、謎解きメインだったり、毎回趣向が違う。

 失敗すれば、黒い塔によって主要都市が侵略され、街は破壊され作り変えられ奴らの拠点になる。そして住民は洗脳されるか殺されてしまう。

 四つの街が奴らの拠点となったとき、世界は奴らのものとなる。

 逆に言えば三回までは失敗していい。……と割り切りたくはない。侵略された街の様子は一言で表すなら“胸糞悪い”。

「あなたがギルドマスターを務める、グレートボスはいつも大活躍でしたね。来てもらえて心強いです。もう、余裕ですね!」

「余裕? まさか。私たちは八つの災厄のうち二つも失敗した。数十万人のプレイヤーがいたのにね。今回、女神様が声をかけたのってたった三百人だよね。無理があるよ。八つの災厄はすべて千人以上が参加する前提の難易度なのに」

 一発勝負の超難易度。

 洒落になっていないのは本当に街が滅びること。

 私たちが守れなかった二つの街、そのうち一つはよりにもよって、一番人気の街で作品の顔とも呼べるキャラたちがいた。

 なのに街が滅びて、奴らの拠点となり、人気キャラが殺されたり、洗脳強化されて敵に寝返ったときには運営の頭がおかしいと確信した。

 当時私はパッケージ版にでかでかと描かれていた聖女様に殺されて悪夢かと思った。

「安心してください。そのための縁システムです。……そして、私の声かけに応じ、この地に舞い降りた二百四名の英雄たちには、英雄たりえる力を与えます。それは仮初めの世界で得た力を顕現させる力。ブレイヴシステム」

 二百四人。百人弱は断ったってことか。

 さらっと言ったが、この世界にいるプレイヤーが二百四人というのは大きな情報だ。

 そして、女神に説明されたブレイヴシステム。それは……。

「とても強い力だね。でも、それだけじゃ足りない。縁を紡ぐこと、きっとそれこそが……」

 オンラインゲームは数が力。

 英雄の力は凄まじいが、それを覆すほどではない。

 ブレイヴシステムはおまけだろうね。

 プレイヤーだけじゃ勝てない。だから縁を紡いで、広げる、そちらこそが本質。

「時間切れです。それではがんばってください。この世界を楽しみ、救ってください。私たちはそれを望んでいますから。なにより、あなた自身の願いを叶えるために」

 そして、夢が終わる。

 朝ごはんを楽しんでいた。

「このパン、美味しい。アヤノはすごい料理上手。幸せ」

 朝ごはんは牛乳と卵サンド。

 卵は市場で買ったやつで、牛乳は女神の店で回復アイテムとして売られているものだ。

 牛乳はなかなか回復量が多くて有用なアイテム。

 そして、けっこう美味しい。

「市場の商品、肉はけっこう怪しいけど卵と野菜はまともなんだよね。常温保存で悪くなるのがだめなのかな」

 卵も野菜も常温で腐らないが、肉はやばい。

 肉だって血抜きを徹底的にやってたら、常温でもけっこう持つけど適当っぽいんだよね。

「ウリウリのお肉美味しい。ホムラ、もっと狩りたい」

「アイテムの肉は腐らないしそれでいいかもね。でもね、【豚肉(下)】は一番ランクが低いお肉なの。強い魔物を倒せば、もっと美味しいお肉が食べられるよ」

「あれより美味しいお肉」

 目をきらきらさせて身を乗り出してくる。

「うーん、フレーバーテキスト……ごほんっ、えっと簡単な説明だとね、【豚肉(下)】は質が悪いお肉。並が普通のお肉。上が美味しいお肉、特上がとっても美味しいお肉ってなってるの。今食べてるのより美味しいのが三つあるんだ」

 そして豚肉とかとり肉とか雑なカテゴリーわけをされないユニーク食材ってのもある。

 そっちのフレーバーはすごいことになっており、特上のさらに上の美味らしい。

「すごい、食べたい。特上ってどんな味?」

 キツネ耳をぴくぴくさせながらホムラちゃんは夢の特上肉に思いを馳せている。

 脳内データベースを検索するとたしか適正レベル八十ぐらいの敵か。

「私も食べたことないの。でも、いつか食べさせてあげる。すっごく先の話だけどね」

「楽しみ、約束!」

 こっちでも指切りがあるみたいなので指切り。

 うっ、余計に、本当に私の嫁になっていいのかって言い出しにくくなってきた。

 それでも言う。

 今のままじゃ騙しているようなものだし。

 言いにくいことほど、すぐに言う。じゃないとどんどん言いにくくなるってのが信条。

「えっとね、これからの話だけど」

「うん、ホムラはアヤノの嫁。ついていってお手伝いする」

「ちゃんと、お話ししてないことがあったの。えっと、私はね、実は世界を救う旅をしてるんだ。空から暗黒の塔が降ってきて、塔がものすっごく悪いことをするの。それと戦う」

 ついさっき夢で女神に教えられたことだ。

 失敗するごとに街が滅ぼされ、奴らの拠点となる。

 そして、侵略された街が半分を超えると、侵略者に世界そのものが侵される。

「知ってる。うちの一族に伝わるおとぎ話」

「えっ⁉」

「でも、これからって知らなかった。いつかそうなるってお話」

 グランドキャンペーンが伝承されてるの⁉ っていうか、ゲーム時代のNPCでも知っている子ってほとんどいなかったのに。

 それこそイベントそのものに関わってくる子たちしか。

 逆説的に言えば、ホムラはイベントのキーキャラクター? だとするなら、妙に高いステータスも理解できる。

 でも、それならそれでおかしい。

 私たちのギルドは、グランドキャンペーンの復刻イベントが起こる可能性を信じて、二度とあんな悔しい想いをしないように徹底的に調査し、対策を考えた。

 私がグランドキャンペーンに関わるキャラを知らないなんてありえない。

「あとで、その伝承を詳しく聞かせてね。でもね、その暗黒の塔に挑むってことは命がけになるんだ。ごめんね、ホムラちゃんにそういうことちゃんと言わないで手伝ってなんて言っちゃって。ずるいよね……今からでも断っていいよ」

「うーん? 別にいい」

「えっ⁉ 命がけだよ」

「ホムラは狩人。狩りは命の奪い合い、獲物だって必死」

「そうだけど、もっと敵が強くて」

「強さは関係ない。気持ちの問題。それに今更。昨日だってアヤノに言われて命をかけた」

 ……昨日ノリノリでウリウリ狩りをしたけど。あれも命がけか。

 ゲーマー特有の慣れで感覚麻痺してたけど十分に危険。

「本当にいいんだね」

「うん、いい。アヤノと一緒なら強くなれるし、楽しいし、美味しいもの食べれる。それにアヤノが好き」

「うううっ、ホムラちゃん」

 ホムラに抱きつくとよしよしと背中を撫でてくれた。

「アヤノはいい子」

「いい子はホムラちゃんだよぅ」

「世界救お、美味しいもの食べよう」

「ホムラちゃんは私の嫁!」

「そう言ってる」

 最高のお嫁さんだ。

 美味しいものを食べさせるし、甘やかしちゃうし、めちゃくちゃもふもふしてあげる!

 今日も楽しくウリウリ狩り。

 昨日より、だいぶ余裕が出てきた。

 レベルももう十四。真正面から戦ったら絶対に勝てないのは変わらないけど、突進スキルを一発喰らっても死ななくなった。

 気分的にものすごく楽。

「アヤノ、またウリウリ倒した。よゆー」

「気を抜いちゃダメ、ぜんぜん余裕じゃないからね」

 一発喰らって死なない=リスクがないわけじゃない。

 突進のあとに攻撃をされたら死ぬんだから。

 そうして、日がくれる前には二人ともレベル十五になった。

「じゃあ、街に戻ろうか」

「ううん、もうちょっとお肉とお金と経験値を稼ごっ。まだ疲れてない」

「それはダメ」

 絶対にやったらダメな理由がある。

「どうして?」

「レベル十五になったら転職できるのは知ってるよね」

「んっ、知ってる」

「レベルアップ時に上がるステータス上昇値はね、職業によって決まるの。無職のときにレベル上げたら、弱くなっちゃう」

 この罠仕様で、初めて作ったキャラクターは破棄することになった。

 ひどい罠だよね……レベル十五になったら即転職が必須。

「そっか、なら、今上げるのもったいない。ホムラが間違ってた」

「わかってくれればいいよ。早く帰ろう。ホムラちゃんの転職の準備もしたいしね」

「シノビ? シュパパパでジュバンなやつっ」

 隠し職業のシノビ。

 昨日もちょっと街で聞き込みをしたけど、転生した今でもちゃんとありそうだ。

「そうそう、けっこう大変だけどがんばってね」

「がんばる」

 私もホムラちゃんのサポートをがんばらないと。

「あっ、それとね、ちょっと実験がしたいの。いいかな?」

「んっ、いいよ」

「ちょっと私を殴ってみて、思いっきりね」

 そう言うと、ホムラちゃんがすっごく嫌そうな顔をした。

 アルシエの街に戻って人通りのないところに行く。

「ホムラちゃん、さっきの実験の続き。もう一回殴って」

「ホムラはアヤノが好き。殴るの、いや」

「二人のため。本当に大事な実験だからお願い」

「……わかった」

 目に涙が浮かんでいるのにかなり腰が入ったパンチが私の頬にめり込み、吹っ飛ぶ。さすがの高ステータス。痛くて熱い。

 血をぺっと吐き出す。頬が腫れ上がっていた。頭がぐわんぐわんしている。

 道具袋から出した牛乳(回復アイテム)を飲むと痛みと腫れが引いていった。

「アヤノっ、大丈夫⁉」

「うん、大丈夫だよ。だいたいわかった」

「もうアヤノを殴るのいや」

 うるうるな目でホムラちゃんが見てくる。涙目を通り越して、涙がこぼれている。

 罪悪感がやばい。

「もう頼まないよ。ありがとね。おかげで大事なことがわかったの」

 初めは違和感だった。

 私はあの奴隷商二人組に拉致られた。首に縄をかけて引っ張られたり、顔を殴られたり、ボディーブローを喰らったり。

 だけど、それはおかしな話だ。

 ゲームなら全部ダメージエフェクトが出てHPが減って終わり。なのにHPは減らずに首にはあざができたし、顔を殴られれば腫れて、腹を殴られたら呼吸困難になった。

 そして、私がモヒカンをぶん殴って、ウイスキーをぶっかけて火をつけたときもそう。HPが減ってなかった、でも大怪我をしていた。

 ゲームではありえない。

 ホムラちゃんに協力してもらった実験は街の外と中での違いを確かめるためのもの。

『外でホムラちゃんに殴られたときはHPががっつり減ったけど痛みはなかった。でも、街の中で殴られると痛いし、口の中を切った。代わりにHPは減ってない』

 そこで出た結論は一つ。

「街の外と中じゃルールが違うのかな。切り替わりはプレイヤーキルが許される区間と、そうじゃない区間」

 たぶん、プレイヤーキルが許される街の外だとゲームルールに支配されて、攻撃されたときダメージでHPが減るだけで怪我はしない。HPがなくなれば死ぬって単純なもの。

 でも、街の中だと現実と一緒。傷つけられたら怪我して死ぬ。

「ホムラにはよくわからない」

「うーん、あとで噛み砕いて説明するね」

 この世界に住んでいる人たちは感覚で知っているんだろうな。

 宿に戻ろうとすると、大男二人に道を塞がれた。

「見つけたぞ、ロリエルフ」

「ロリエルフ言うなっ!」

 スキンヘッドとモヒカンの二人組がいた。

 あっ、ちょうどいい。実験台がほしかったところだ。

「えっと、なんのようかな?」

「俺の顔を焼きやがって、絶対に許さねえぞ」

 モヒカンは顔中にひどい火傷痕、でも傷は塞がっているようで包帯も巻いてない。

 現実なら考えられない回復の早さ。

「あっ、ちょうどいいところに。実験したかったの」

 昨日調合したばかりの火傷治しを取り出す。

 この世界には火傷っていう状態異常がある。

 筋力と敏捷に大きなマイナス補正と、継続ダメージ。

 致命的な状態異常だから、一発で火傷が治るアイテムである火傷治しは常備が必要。

 ただ店売りはしてなくて調合が必要な上、けっこう素材集めがめんどい。あんまり使いたくないけど実験優先かな?

「何、笑ってやがる」

「まあまあまあ」

 私は自分から近づいて小瓶の中身を顔面にぶっかける。

 すると、ケロイド上になっていた顔が、たまご肌のつるつるに。

 貴重な火傷治しを使っての実験は成功。

「……へえ、ゲーム的な状態異常じゃなくても治るんだ。じゃあ、病気は毒消しで全部治るのかな? 部位欠損回復だと腕とか足とか生えてくるのかな? 興味深いね」

「顔が痛くねえ! 治った、すげえ」

「兄ちゃん、鏡見てくれ、鏡」

「傷も治ってる。おい、ロリエルフ、ありがとな」

「良いってことよ。じゃっ、また今度」

「おう、また今度! って、違う! ぶち犯して、ぶち殺して、売り飛ばしてやる」

 襲いかかってきた。

 あはは、怖いな。

 でも、愚かだなー。

 だってちゃんと見えているはずなのに。

 私は目を凝らしてモヒカンを見る。すると名前が脳裏に浮かんだ。

 前見たとき、その名前は真っ赤だった。

 レベルが五以上、上ってこと。身体能力もぜんぜん違った。

 素手じゃダメージが与えられなくて、必殺サイドテーブル灰皿フルスイング(ウイスキー)でも、しばらく悶絶するだけで済んだ。

 あんなのリアルなら確実に殺しちゃってるよ。

 でも、今は真っ白。レベル差がなくなってる。

「知ってた? レベル差がないなら……」

 私をつかもうと両腕を広げて雑に突っ込んで来るモヒカンを白い目で見ながら、軽く躱しつつ前蹴りで股間を撃ち抜く。

「おほっ」

 モヒカンは股間をおさえて悶絶する。

 頭が下がったので、足を大きく上げ、踵落としを後頭部に叩きつけた。

 モヒカンが失神する。

「私のほうが強いよ? 武術の経験ないでしょ」

 久々の踵落としで股が痛い。柔軟をさぼっていたせいだ。

 今、ロリってるから体重がなくて、意識を刈るのにこういう大技が必要だったんだよね。

 職業柄身につけていた体術が役に立つとは。

「くそロリエルフっ、兄ちゃんを、こっ、殺してやる」

 スキンヘッドがナイフを取り出して構える。

「ふーん、得物を抜いたね」

 私はエルフの杖を取り出した。

【フレイムランス】をわざと外して放つ。スキンヘッドの顔面スレスレを通り抜けて後ろの壁に着弾。

 石造りで良かった。木造なら大火事だよ。

「そっちが得物を抜くならこっちも抜くよ。今のは脅し、次は外さない」

 リキャストでしばらく撃てないけど、向こうにはそれがわからない。

 相手の怒りは虚勢だ。素人演技はあまりにも薄っぺらい。場数は踏んでいるが、弱いものいじめしかしてないタイプ。そういう奴は現場で山程見てきた。脅せば逃げる。

「あっ、あっ、あっ」

「エルフって平和と緑を愛するんだよね。そいつを背負って逃げるなら、許してあげる。三秒以内に決めて。三、二」

 微笑みかける。

 逃げてくれたらいいな。殺しはしたくない。気持ち的にもシステム的にも。

「ごっ、ごめんなさい」

 スキンヘッドがモヒカンをかついで消えていった。

「ホムラちゃん、ごめんね。怖がらせちゃった?」

「アヤノ、かっこいい」

 たまに見せてくれる、きらきら尊敬お目目。

「ねえ、最後の足をどーんってしたの教えて」

「うーん、踵落としは魅せ技だから覚えなくていいよ。実用的なのを教えてあげる」

「みせわざ? パンツ見せる技ってこと? なんでパンツ見せるの?」

 心底不思議そうに、邪気のない目でホムラちゃんは問いかけてきた。

 そこで気づく。私はミニスカートで踵落としを決めたことに。

 頬が赤くなってしまう。

「うわああああああああああああああああああああああああああああああ」

 炎上して声優の仕事干されてからはスカートなんてめんどくさくてずっとパンツスタイルだったから忘れてた。

 今、ミニスカートじゃん……もうお嫁にいけない。

「えっとね、魅せ技ってのは、かっこいい技ってことだよ。かっこつけると相手が萎縮して、勝てないって思い込んでくれるの。でも、実用性はなくて」

「すごい、やりたい。パンツ見せ技教えて」

「だから違うの、魅せ技」

 それからなんとか勘違いを訂正できた。もう踵落としは禁止にしよ。

 ……でもな、マミーがくれたエルフのローブ、めっちゃ性能いいんだよね。

 パンツを見せないために、防具性能を下げて死亡率上げるってどうなの?

 でも、乙女のプライドが。

 私は死ぬほど悩んだあげく、パンツよりも命を優先した。

 なにせ、私の命だけじゃなくてホムラちゃんの命もかかっているからね……。

 まさかリアルで恥か命かの二択を迫られる日が来るなんて思ってなかったよ。

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