ぼくらのプロローグ【MF文庫J evo】
ラブコメ

ぼくらのプロローグ【MF文庫J evo】

三浦勇雄/MF文庫J編集部

「ここは私の本当の居場所じゃない。そんな感覚がずっとある」

僕以外、クラスの誰も気に掛けていないけど、赤羽アゲハは誰ともつるまず本ばかり読んでいた。ブックカバーに刺繍されている花がライラックだってことも、僕だけが気づいてた。
そして小六の春、赤羽と初めて隣同士の席になったある日、僕が友人たちと昨日のアニメの話をしていると、なんだか少し彼女の様子がおかしくなっている……? たぶん、これは彼女と話ができる切っ掛けだ! そして僕らの物語はここから始まる。世界を股に掛け魔王を倒す、勇壮で凄絶な「物語」のプロローグなんだ。

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