あらすじ紹介
行商人のロレンスは、馬車の荷台で麦の束に埋もれて眠る少女を見つける。
少女は狼の耳と尾を持つ美しい娘で、自らを豊作を司る神・ホロと名乗った。
「わっちは神と呼ばれたがよ。わっちゃあ、ホロ以外の何者でもない」
まるで経験を積んだ大人のような話し方で、ロレンスを巧みに翻弄する少女。
「お前は、本当に神なのか?」
最初は半信半疑だったロレンスも、やがてホロが旅に同行することを承諾する。
そんなふたりの旅に、思いがけない儲け話が舞い込んでくる。
近い将来、ある銀貨が値上がりするという噂。
疑いながらも、ロレンスはその儲け話に乗るのだが……。
みんなからのレビュー
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瀧ながれ
31新刊が出たので再読。刊行当事に読んだきりなので、新鮮に楽しみましたが、この一巻の段階から「北の温泉街ニョッヒラ」という地名が出ていて驚きました。ていねいに、ていねいに描かれた物語なのね。では、ていねいに読み直しましょう、正直はじめて読んだときはよくわからなかったんだ、わからなくてもおもしろかったんだ。さすがにこのトシでそれは許されまい(笑)。で、再読しても、無邪気で老獪で魅力にあふれた賢狼ホロは最強でした。 続きを読む…
ネタバレあり -
白パラガス
28「だまされた時に怒っているようじゃ話になりんせん。そんな方法もあるのかと感心してこそ一人前じゃ」外見はただの年下の娘にしか見えないホロに諭され,ロレンスは言葉に詰まる。舞台は中世ヨーロッパ。行商人・ロレンスは旅の途中で,豊作を司る賢狼・ホロと出会う。狼の耳と尻尾を持った,美しい少女のホロ。そんな彼女に翻弄される道中で,ロレンスはある儲け話を持ちかけられる。しかし,事はそう簡単には進まない。「商売に予想外のできごとはつきものですから」『狼と香辛料』。さすがに為替と銀貨取引が出てくるラノベは初めてでした(笑) 続きを読む…
ネタバレあり -
としなり
26古い人気ラノベの1巻目を何気に購読してみた。中世欧州時代の行商物語。為替経済を基本に展開する商人たちの損得勘定。それに北欧神話テーストをからめて情緒豊かに仕上がっている。騙し騙されの行商世界を行く青年行商人と狼の化身の娘との可笑しな二人旅。信用出来るは銀貨より香辛料ですか‥。いやー面白かったです。 続きを読む…
ネタバレあり -
いぼいのしし
15ホロは体は美少女でも賢狼というのが頭にあって、私の中ではなぜか中身はおじいちゃんのイメージでちょっと複雑。とりあえず次巻を読んでみようと思う。 続きを読む…
ネタバレあり -
そふぃ
12Audibleにて。今年始まったアニメを見て知った本。Audibleにもあったので聴いてみることに。前知識なしでのアニメと本だったが、思っていた以上に内容は経済学だった。時々理解が追いつかず、頭の中が???でいっぱいになりながらも、本当の姿はともかく旅をする時の姿は可愛らしい女の子のホロと、行商人ロレンスの会話が楽しい。この先どんな旅が続くのか興味津々。アニメも原作もどちらも楽しみ。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2006/02/25
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定価770円(本体700円+税)
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ISBN9784048669313