あらすじ紹介
――「いい歌だった。歌もいいけど、歌手の声と歌い方がとても素敵だった。気に入った」「おや、キノがそこまで満足げに言うとは珍しい」歌が終わった直後から、まるでそれがスイッチだったかのように、広場には人の動きが生まれていた。歩いて城壁へ向かう人や、店のシャッターを開く人、馬車を用意する人、または自動車のエンジンをかける人。そんな中の一人、エプロン姿の中年の女性が、キノを目に止めて話しかけてきた。「旅人さん。さっき入国したのよね? 今の歌聴いたかしら? いい歌だったでしょう? 素敵な歌声だったでしょう?」(『歌姫のいる国』)――他全11話収録。
みんなからのレビュー
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海亀
12長めのお話、「歌姫のいる国」がやはりとても印象深かった。なるようにしてなる、感じがした。この話は人間の持ちうる全ての感情が入ってると言っても過言ではないだろう。 続きを読む…
ネタバレあり -
凜音
8読了 扉絵の「ペットの国」で思わず笑ってしまった。まさかのペット=食料。キノの旅はあとがきが遊びまくっていて毎回楽しませてくれます。 「歌姫のいる国」はボーイミーツガールをしてる少年少女を殺すキノの役回りにどうなるのか目が離せませんでした。本当に一番ハラハラしたし、ハッピーエンドになるのを願ってた。「保護の国」は予想外すぎる…綺麗な緑地化かと思いきやまさかの自然循環阻害とは。「ティーのねがい」ティーさんとっても冴えてる。 続きを読む…
ネタバレあり -
yumi@666
6お気に入りの話はペットの国、ティーの願い、ティーの1日、歌姫のいる国。歌姫のいる国ではあの子達を依頼された通りにするのかドキドキしました。それに歌姫の会社の人達はキノを人殺しというけれどそれを言ってる人達も同類なのでは?と思った。 続きを読む…
ネタバレあり -
Mie Tange
5短編集。 「歌姫のいる国」が全体の半分くらいで、 まぁ面白かったかな。 イチオシはなんといっても 「こんなところにある国」www 続きを読む…
ネタバレあり -
きゅうくつ
4こんなところにある国(笑) 英題がPrefaceなことにここまで来て初めて気づきました。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2006/10/25
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定価693円(本体630円+税)
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ISBN9784048668866
関連サイト
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公式サイト