あらすじ紹介
地球の士官学校からやってきた火星への親善大使タキオン。だがそのエリート転校生は品行方正ではなかった。傲慢にも見える振る舞いは、軍属学校のクラスメイトの総反発を招く。
その日を境にして、軍属学校の生徒には厳しい戦場への出動指令が増加する。動揺するクラスメイトにタキオンは驚くべき陰謀を告げるのだった。僕たちは名誉の戦死をするように仕組まれている、と。そして、反発する生徒たちに宣言する──僕を指揮官にしてほしい、そうすれば全員生き残れる、というのだが!?
みんなからのレビュー
-
ドル箱
14MW文庫大賞作家が電撃文庫で「何」を書くのかなと思い購入しました。感想、テーマは繋がり?根底は闇かな?起承転結の構成は王道展開ですがラノベ調では無くジュブナイルに近い。少しハヤカワ寄りの書き方。ただ「戦術」の順序がセオリーではなく、歴史学の戦闘目録を知っていると「?」マークが私には付いた(それを具体的に書くと長文になるので割愛)人物描写や心理描写はやや弱いが電撃文庫クラスなら充分かな。少し平坦気味な初刊でしたが続きでどのような盛り上がりを見せてくれるのかE・スミスの手腕に期待。他出版で書けなかったのかな? 続きを読む…
ネタバレあり -
ymartak
14火星軍組織に属する学校に編入されてきた地球出身の主人公が、クラスメイトの反発から信頼を得つつ、指揮官として能力を発揮してゆくミリタリーSF。戦闘描写は迫力があり、メカや武器も多彩、人物も老若男女バラエティに富んでいる。恋愛的要素もあるが、サービス展開やエキセントリックな人物は登場せず、やや物足りなく感じるかもしれないが、オーソドックスで泥臭くハードな雰囲気が、戦記ものとして魅力になっている。メディアワークス文庫からの作品とはジャンル違いにびっくりするが、ぜひとも続きも読んでみたい作品。 続きを読む…
ネタバレあり -
METHIE
11火星で虫と戦う学生達のお話。 主人公が飄々としつつも冷徹でそれでいて陰があって非常によろしい。 続きを読む…
ネタバレあり -
T
6地球の士官学校からやってきた火星への親善大使タキオン。しかし、彼は戦火の飛び交う火星で名誉の戦死を望まれていた。彼は生き残るため、巻き込まれた軍属学校のクラスメイト達にある提案をする。果たして彼らは生き残ることが出来るのか。火星で繰り広げられるSFアクション開幕。戦死を望まれているタキオンとその陰謀に巻き込まれたクラスメイト達。タキオンとクラスメイト達の関係性の変化や正規軍の動きが自分好みの展開で面白かったです。タキオン達がこれからどんな命令が下されるのか。そして生き残ることが出来るのか2巻も楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
1_k
6八〇年代SF風味。残念ながら、単純にこの味付けは好みではなかったな。話の筋はこのジャンルで考えるとさほどとんがった要素もなく、平凡ながら落ち着いたまとまりはある。これがファンタジー世界な設定なら美味しくいただけたかも。個人的には軍事もののはずが考証が甘々(軍属って普通の日本語だと兵隊じゃなくて床屋さんとかなんだけど、などなど)なのが気持ち悪かったが。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2014/04/10
-
定価671円(本体610円+税)
-
ISBN9784048664684