あらすじ紹介
「キミの運命は定まった。ごきげんよう、ソーヤ。元気でね」
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よっち
39思い切ったラクエルの告白を断り、やり残したことがあるような思いを抱えながらも、現代に帰る機会を得ることになったソーヤ。現代に対する隠せない郷愁の思いを持っていても、それでいてこちらの世界にも大切に思っているものがあって、そして何より相手の真摯な思いを知ってしまったら、そんな簡単に帰ることはできないですよね。上巻で構築されていった物語が、下巻で一気に動き出してひとつの結末を紡いでいく流れは素晴らしかったです。ワガママに見えるけど不器用な女神がこれからも笑顔でいられるように、ソーヤには頑張って欲しいですね。 続きを読む…
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あなほりふくろう
35良かった。終章までの盛り上げ方、繋ぎ方が若干ぎこちなかったり、ソーヤのラクエルに対する心情の変化をもう少し丁寧に描けていればと欲張った文句をつけたくなるけど、クライマックスは真っ向から描き切ってきたあたりに、これまで培ってきた筆力を感じる。そしてこれだけ濃密な世界を構築できる作者がその描きたかった物語をボーイミーツガールとして一貫したことは小説を「世界<物語」と正しく理解している証左であり、その点も賞賛したいところ。小説家としてはまだ拙いながらかなりの伸びしろがありそう、これからが楽しみです。 続きを読む…
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まりも
34傑作。上巻とは打って変わって一気に物語が動き出すので読んでいて引き込まれました。上巻で舞台をしっかり作り上げたからこその展開には圧倒されますね。神のいる世界に突然迷い込んでしまった少年が悩み苦しみながらも必死に戦い自分の答えを導き出す姿ってのはやっぱりいいな。神様ヒロインラクエルも可愛いし主人公との関係性もうまく使った展開でしたね。久々に真っ当なファンタジー作品を読んだような気がします。ファミ通文庫も何気にやるね。 続きを読む…
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メロリン@5月は再読強化キャンペーン!
3397点。まさに傑作の古代神話ファンタジー作品ですね。素晴らしい!の一言で済ましていいのか?というくらいに素晴らしかったです。上巻がまるで前座の様に感じてもおかしくはないと思わせる中盤過ぎからラストまでの流れは素晴らし過ぎました。下巻では後半のザリエルとのバトルに目が行きがちにになりそうですが、それまでの一連の流れが最後に収束していくところは作者のこの作品に賭ける熱意というか情熱が非常に伝わってきてとても良かったです。上下巻を通してこの作品に出会えたことに非常に感謝しています。本当に素晴らしい作品でした。 続きを読む…
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Yobata
31ラクエルの運命を知り彼女の孤独を見たソーヤだったが、彼女の望みである〈王〉の役目を担うことを選ぶと元の世界に帰れなくなってしまう。どちらかを選ばなければいけない時に星門が発見され、ラクエルも帰ることを勧めるものの…。後編。女神ラクエルの元に留まるか,元の世界の日本に帰るか選択を迫られるソーヤ。アラドの迷宮でメソポタミアの世界に渡ってから久々に日本での記憶を追体験し、さらに当の本人であるラクエルも帰ることを勧めるといって、日本に帰る雰囲気が満載の中、ケニーの裏切り,ザリンヌの登場で阻まれ、さらに→ 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2014/04/10
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定価704円(本体640円+税)
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ISBN9784047295582