あらすじ紹介
―――モトラド(注・二輪車。空を飛ばないものだけを指す)の反対側で、運転手が草の上に座っていた。両足を前に出して、後ろに手をついて、そして空を見上げていた。春の暖かい太陽に、蒼い空を背景にいくつかの雲が流れていく。運転手は十代中頃で、短い黒髪に精悍な顔を持つ。黒いジャケットを着て、腰を太いベルトで締めていた。―――人間キノとモトラドのエルメスは“動いている国”に出会い入国する。その“動いている国”が進む先には“道をふさいでいる国”があった。(「迷惑な国」)他全8話収録。 短編連作の形で綴られる、新感覚ノベル第7弾。
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みんなからのレビュー
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ソラ
18嘘つき達の国と『何かをするため』にが印象的。 続きを読む…
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海亀
18キノがキノになる話。[キノ]であるために彼女は強くなる。とても良かった。でも自分的には「冬の話」がお気に入り。読メ登録以前に読み、ずっと頭に残っていた名言【”願い“で人は救えない】きっとそんな事は誰でもわかっている。でもお願いをすれば結果が少しでも良くなるのではという希望的観測がそうさせる。【生きていると 悲しい 生きていることは 悲しくない】 続きを読む…
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ゆうき
13意図せず記念すべき500冊目。たぶん途中までは再読です。「川原にて」前巻のシズの話は過去話だったと、読んでいて気づきました。前に読んだときも似たような勘違いをした気がする。友達からシズが死ぬような話があると聞いたので、それを楽しみにしたいです。「冬の話」この巻の中で一番好きです。「森の中のお茶会の話」死体の使われ方の描写が少し怖かったです。師匠が幽霊が苦手というのが、良いギャップ。このあたりの話から初読な気がします。「何かをするために」「キノ」が「キノ」になる。この話も好き。 続きを読む…
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凜音
12読了 やっぱり「嘘つき達の国」は本当に優しい嘘で繋がった人達の後味の良い物語が良かった。 今巻は師匠の出番が多く昔の師匠の荒々しさが後の、キノの過去での師匠と結びつきにくいぐらい過去が破天荒。でも気を倒すところとか所々しっかり師匠は師匠でした。×××××がキノの国に出向いてキノの事を報告する物語でようやく現在のキノが形になってきました。×××××はやっぱりアマリリスじゃないか?アマ→アホで悪口になるし。いつかキノの昔の名前ちゃんと出るのか分からないけれど知りたいです。 続きを読む…
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k16
11現在のキノ誕生秘話含むシリーズ7作目。 今作ではドクターキリコで安楽死を問う「冬の話」、思いやりの「嘘つき達の国」が印象に残る。 「迷惑な国」ではウルトラセブンのペガッサ星人の話思い出した。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2003/06/25
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定価671円(本体610円+税)
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ISBN9784048666299
関連サイト
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公式サイト