あらすじ紹介
歌声が聞こえる。そこは、紅い世界だった。 一面に紅い花が咲き乱れ、隙間なく大地を埋め尽くしている。 何もない、ただ蒼いだけの空が広がる。 ……紅い草原に、再び歌声が聞こえた。 そしてそれが終わった時、最初に聞こえた声が訊ねる。 「これからどうするの?」 別の声は、 「いつかと同じさ。どこかへ行こう」 すかさず答えた。 「そうだね。そうしよう」 最初の声が、嬉しそうに同意した。 そして言う。 「そろそろホントに起こしてほしいなあ。キノ」 人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。短編連作の形で綴られる、大人気新感覚ノベル第4弾!!
みんなからのレビュー
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ソラ
25いつの間にか新装版が出ていたので再読。 ここで出てくる国は極端な例だけどなかなか行き過ぎたディストピア感があるのもあったりで少しぞくっとするところもある。 続きを読む…
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yohiiiidayo
11この巻は気に入っている国が多いです。「仕事をしなくていい国」「分かれている国」「二人の国」「認められている国」「橋の国」国の目的とは。この巻は、寓話と皮肉のバランスが絶妙だと思います。オススメ。それにしてもシズのリンゴといい、あとがきといい、これが学園キノへと続くわけですね…読み返すまで気が付きませんでした。すごい伏線(笑) 続きを読む…
ネタバレあり -
凜音
9読了 キノの旅で平和な国あるとほっとする… 行く先々が毎回不穏な空気が流れているのは何故なのか…「仕事をしなくていい国」を読んでいたら仕事の定義が、よく分からなくなって混乱してました。キノが買い込むだけ買い込むって言葉で考えるのをやめた。「橋の国」の結末はまさかの結末でキノさんよく平気で橋の上に滞在できるなと感心しました。 「塔の国」はスマホで読むのはしんどかった。「伝統」が1番微笑ましくて好きでした。 続きを読む…
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nada
7★★★★☆ 「伝統」と「塔の国」意外と平和じゃない??驚いたww。シズ様の章は最初あんまり興味なかったけど、読んだ後いいねと思った。プロローグとエピローグは一番気に入った。相変わらず楽しく読みました🥰 続きを読む…
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ao
64巻目。これまでも面白かったが、より洗練されてきたような気がする。文章や展開にあったぎこちなさがなくなってきている。 「伝統〈Tricksters〉」と「塔の国〈Freelance〉」は珍しく平和な話で驚いた。特に「伝統」は、くすっと笑える微笑ましい話だった。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2001/07/01
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定価649円(本体590円+税)
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ISBN9784048666268
関連サイト
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公式サイト