あらすじ紹介
シティ・シンガポールと賢人会議の同盟締結に反対する者たちにより、入院先の病院から拉致された参謀の天樹真昼。
一方、数万人に膨れあがった反対派のデモは、魔法士たちが滞在する迎賓館を包囲しつつあった。
事態収拾のため、サクラとフェイ大使は反対派の要、リン・リー議員の私邸へと向かうが……。
賢人会議と人類の同盟を“望む者”と“望まない者”。
それぞれの信念と思惑の行き着く先は、果たして“平和”か“戦争”か──。
「落日の都」完結編。
みんなからのレビュー
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ひめありす@灯れ松明の火
49あの日「僕達は、この世界になにを祈り、なにを願って生きていくのだろうか」と問い掛け「じゃあ君は―――正しいからこの道を選んだんだね」と立ち竦む少女を嘲笑い「―――だから僕は、世界を変えるよ」と混沌の街に己の正しさを示した青年の夢の終わり。異能あらざる唯人の身で、駆け抜けた戦場。あまりに疾過ぎたその生涯。二人の悪魔使いの道行を示した最後の願い。太陽が落ちて昼の世界は終わりを告げ、全ては落日の色に染まる。いつかみんながしあわせになれるように。そう願うはずなのに闇が全てを閉ざして、今一番心配な少女の心が見えない 続きを読む…
ネタバレあり -
まりも
32物語は最悪のシナリオへ。人類と魔法士の共存を望んだ賢人会議参謀真昼の死。彼を死に追いやったのがシンガポール市民が間違えて発砲した凶弾であり各陣営の策略を狂わしたのは人間の感情という理屈ではどうにも出来ないものだったのがこの作品らしい残酷さだな。落日の都編は上中下通して一切の救いのない展開でした。シティとの全面戦争を決断したサクラに対して未だ立ち直れない錬、月夜はどうするのか。真昼がサクラに残したメッセージ、南極にある答えが今後の鍵になりそう。展開が読めないので続きを早く読みたい。 続きを読む…
ネタバレあり -
ソラ
293年待って、もう出ないんじゃないかと心配して、やっと読めたと思ったら正直内容はうろ覚えだったけど、やっぱり面白かった。次はもっと早く出ると良いなと思わずにはいられない。真昼…。 続きを読む…
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せいや
24★★★★☆ 四行詩を読んだときから、可能性は考えていたし、ある程度覚悟はしていたつもりだったけれど、涙が止まらない。どうしてうまくいかないんだろう。どうして思いが伝わらないんだろう。人民主権、民主政治というものの難しさ、人民の度し難さ。これがニューデリーの市民たちだったなら、結果は全く違っていただろうに……。この絶望的な状況から世界を救う方法なんて本当にあるのか? 真昼が遺したメッセージは、サクラの心にきちんと届いたのか? 次巻を早く! できれば1年半以内に!(笑) 続きを読む…
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ちゃか
19待った、三年まったよ……! もう、しょっぱなにあんなシーン入ったもんだから、嫌な予感はしていましたけど。滅びが迫った世界で、誰も彼もが救いを求めて、最善を尽くそうとしている。それは間違いないはずなのに。道は、分かたれてしまった。選ばれたはずの可能性が閉ざされ、決断は下される。あぁ、優しくない世界で、優しくない物語だ。けれど、読まずにはいられない引力がある。脱落者がでて、争いへと向かう。きっと、滅びへ加速する道ですらあるだろうに。どうか、ここから、少しでも救いがあって欲しいと願う。さぁ、次は何年後かな。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2014/02/08
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定価814円(本体740円+税)
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ISBN9784048663106