あらすじ紹介
睡眠こそ至上の喜びと豪語する少年、葵。彼には幼い頃から、眠るたびに並行世界を行き来する、誰にも言えない大きな秘密があった。 そしてある朝、葵の何気ない一言から二人の幼なじみ真宝とほえむのいる世界は「重なり合い」はじめて……ひと夏の騒動が重ねていく、二つの世界と幼なじみの心。最後に残るのは、真宝か、ほえむか、それとも――夏の終わりに贈るSF青春ラブストーリー。
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みんなからのレビュー
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Yobata
39眠りにつくと並行世界を行き来する葵。そいつも元気で妹的な真宝と優しい姉的なほえむという二人の幼なじみがいる世界を行き来する中、第三の幼なじみで、葵が並行世界を行き来している事を知る舞花のいる世界に飛び、世界は動き始める…。生まれた時からパラレルワールドを飛ぶ葵が、別世界ながら唯一共通している真宝とほえむが所属する演劇部に主体的に関わっていくことで物語が進んでいく。その主観,観測者などの量子力学の話もそれほど難しくないし、行き来する世界の二人のヒロインも対照的かつ魅力的なのでなかなか面白かったよw解説者,→ 続きを読む…
ネタバレあり -
謡遥
37演劇の話というよりも、自分の知ってる人が他人みたいに接してくる世界なんて僕は生きていられるか分かりません。心が折れるどころではない気がします。正直もう一人の葵くんの手紙をもっと色々使ってほしかった。だってあまりに不憫だもの。それ以外は本当にすごく楽しませてもらえた本です。何気に一番気に入ったのは天馬だったりするんですが(笑)。マホ界とホエ界と舞界の葵を引き合わせてみたい。あと、鏡舞花さんは見た目が某ニート探偵、心が某長門さんですね分かります。 続きを読む…
ネタバレあり -
リプトン
26あらすじをみてこれは面白そうだなと思い読みましたが、期待通りの良質な青春SFストーリーでした。ただ、ラノベとしては地味すぎるのかな思いますが個人的には満足の内容でした。最終的な結末がどっちつかずな感じが少し残念でしたが、主人公が物語を通して少しでも成長を感じられたのはよかったです。何か突き抜けた要素はなかったものの設定や発想は面白く、SFと青春のバランスもよくて全体的に爽やかで楽しめました。次回作にも期待したいです。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
25設定良かったんだけれどもラノベとは違う感じがしたし読んでいると作中の「シュレかの」の台本みたいな感じがした。真宝の事を大事に思っていると思ったら最後にほえむの方の描写が書かれてるのに疑問を感じた。 続きを読む…
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半熟タマゴ
22主人公は寝てしまうと平行世界にいるもう一人の自分と入れ替わってしまうという不思議な体質の持ち主。でも結局、どうしてその体質を持ったのかよくわからなかったなぁ。舞花の体質も同じく謎のままだし、何だかもやもやする。葵くんの最後の選択もどの世界にするかはっきりと決めて欲しかったな。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2013/09/10
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定価693円(本体630円+税)
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ISBN9784048919463