あらすじ紹介
わたしの名前は【エーコ】です。友達と呼べる“人”は居ませんが、つい最近“喋る人体模型”と知り合いました。
深夜の学校を【不審者】が徘徊しているという噂が立ち、あらぬ疑いを掛けられたエーコ。疑いを晴らすため深夜の学校に忍び込んだエーコだが、屋上で焼け爛れた人間の死体を発見してしまい!?
『人の心は目に見えない。だから簡単には触れられない』
ひねくれ少女が遭遇する、残酷で救いのない事件――。
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みんなからのレビュー
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ソラ
27おおぅ、今回も後味が悪い。それが持ち味でもあるわけだけど。 続きを読む…
ネタバレあり -
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
23ひねくれ少女と喋る人体模型のシニカルな学園ミステリ第2弾。やはりこのシリーズはエーコの語り口が非常にオレ好みで、悪意ある人間の醜悪さも含め読んでて楽しいです。 帯等にもあるように、今回はあまりにも残酷で救いのない結末でしたね・・・気分が沈んでる時にこそ敢えてドップリ浸りたくなりますw 続きを読む…
ネタバレあり -
あなほりふくろう
22これは面白かった。次第に重くなる状況、交錯する人間関係の中でエーコ自身の心情の変化とその行方を上手く描いている。辺見さんの厚意に「壊死」したはずのエーコの心が揺れる。自分で言う程死んでいないことに救いを覚え、彼女の心情を追いかけるように読み勧め、そして。手を伸ばして触れることができたと思ったのに、このラストはあまりに切なく、救いがない。こんな話を描いたのだから、せめてもう1冊、エーコ自身の物語を書いて欲しい。雪村先生や辰巳先輩など、気が付けば世界はこんなに好意に溢れてるということに気付いてほしいのです。 続きを読む…
ネタバレあり -
びゃく
17図書館。他者と関わらず生きていきたい【エーコ】、中の人はいないお節介な人体模型トォルくん、聖女っぷりに慄く雪村先生、無神経具合がストーカー級な刑事、今回のヒロイン【偽エーコ】。後味は苦い、ミステリは薄い、エーコの物語第二弾。暑さのせいか過去の因縁か、調子が出ないエーコの心がぐしゃぐしゃ乱れて、しかし最後には良い感じに吹っ切れて淡々と力技の力ずくな屋上シーンは良かった。だからこそ後味の悪さが重い。でもそれが持ち味。エーコの壊れた感情が、僅か反応するようになったのは救いか絶望か。あと生徒会長マジ怖いです。 続きを読む…
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さばかん
16なかなか面白かった。 いいラストだった。 まさかあのまま生き続けるのかと思ったけど、ちゃんと自分の手で終わらせることができて良かったと思う。 続き出してくれ。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2013/08/10
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定価671円(本体610円+税)
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ISBN9784048918688