あらすじ紹介
征古原の決戦を制した晴凛。ついに皇帝を奉じて、帝都へと凱旋するのだった。晴凛は筆頭執政官に、伏龍は政務総監に大抜擢され、これで一件落着! とはいかないのが、王宮の計り知れぬところ。海千山千の帝国官僚たちの利権争いに足を引っ張られ、今までの戦とは違う苦労に翻弄されてしまう。
王宮政治のよどみを探る伏龍は、その病巣に行きつく。それは帝国に巣食う毒蜘蛛とも言うもので──。改革に時間が残されていないと痛感した伏龍は、ある決断をするのだが!?
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みんなからのレビュー
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まりも
20表紙を見ると本当に春日歩さんのイラスト変わったなぁと実感できる。反乱軍との戦いを終え帝都に戻った晴凛たち。最後は腐敗した政治の見直しなわけだけど正直やっつけ作業感が半端ないな。まぁ、伏龍の見せた覚悟や晴凛、ミーネ、シャールの思いが良かったので全て許す。嫁の尻に敷かれるのが晴凛なんだよね。とりあえず後日談の発売日が待ち遠しい。 続きを読む…
ネタバレあり -
moondrop
14前を向くこと、前に進むこと、自分の進んでいる方向が前なのだとどのように信じられるのかということ。私は立ち止まる方が気安いタチなので、たまにこういう物語から補給しないと安穏としてしまいます。そういう力をくれる本でした。ごちそうさまです。 続きを読む…
ネタバレあり -
なめねこ
12一巻の辺境見習いからの英雄譚も長かったな。一巻と今巻の表紙を見比べて感慨深いです。あと、絵柄もすごく変わっていてビックリw帝国の組織の復興は少々駆け足気味だと思ったが、伏龍の覚悟や芋づる式に悪者を捕まえるのはかっこよかった。ミーネとシャールの晴凛への思いがよかった。そりゃあんだけいっしょに死線をくぐりぬけてきたもんな片時も離れたくないよな。ミーネの晴凛の頭ギュのイラストにやられた。今巻で終わりだと思っていた物語もうちょっとだけ続くらしいです。やったー!確かに、沢樹のその後や晴凛の結婚式は気になりますもんね 続きを読む…
ネタバレあり -
朝夜
11読了。一巻から追いかけてた大好きなシリーズなのでこの表紙を見ただけで少し泣きそうになりました。何も誇れなかった落ちこぼれの少年が人を信じ、人に認められ、人に愛され、人を愛しそして王になった物語もこれで最終巻…じゃなかった!?もう少し続くんですね。成長したシャールとミーネの挿し絵は少し見たかった… 最終巻は結婚式とムルトの話みたいだけどアイリーンと伏龍が晴凛に会いに行く物語も読みたいなぁ 続きを読む…
ネタバレあり -
よしQ
8最後まで面白かったー。このシリーズは晴凛の人柄と伏龍の智謀の二人三脚で徒手空拳から身を起こし、最後は一国の宰相にまで上り詰める立身出世ものだったわけだけど、彼ら二人を中心に集う仲間との絆とか、敵方のいやらしいけど憎めない軍師とか、いろんな人物が動き回る良くできた群像劇でもあったかと思うし、彼らの人間模様も読んでてとても楽しかった。これでメインストーリーは綺麗に終わりましたが、あと1巻エピローグ編もあるみたいで嬉しい限り。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2013/05/10
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定価627円(本体570円+税)
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ISBN9784048916646