あらすじ紹介
ついに始まる……終りの、始まりが
みんなのデータ
-
0評価する
-
0読みたい
みんなからのレビュー
-
のれん
9ドラマ部分が大きく動き出した。 そういや原作エロゲだったな、と思わせる女たちの情念。スッキリした地の文も視点となるキャラの情念が乗り移ったようにドロドロした文が光っていた。 テオドールが「仲良しごっこ」とやらを能動的に守ろう決意することは英雄的である。でもそれは同時に他者の感情を利用し、自分の機微を武器にすること。それは唾棄すべき秘密警察に通ずるものだ。 深淵を除くもの、悪を倒さんとするもの。それこそが悪の始まりなのだ。 テオドールもカティアの視点も重い。もうフラットなのはシルヴィアだけだよ。 続きを読む…
ネタバレあり -
無重力蜜柑
7あまりに希望に満ち溢れていた前巻の反動なのか物凄い速度で滅びへ向かって加速していく巻。前例のないBETA大軍団の接近と重光線級の出現、さらに反体制派への粛清とシュタージの内ゲバでもうめちゃくちゃ。今までは過酷な世界に合わないほどエロゲなハーレム部隊で釣り合いが取れていたが、ハーレムがそのまま政争や陰謀の舞台になった上に女同士の確執ドロドロで地獄すぎる。アイリスディーナのフラグは折れたんかな、これ。全体的に一番株が上がってきたのはグレーテルだと思う。根っこが真面目で強かだから、教条主義さえ捨てれば有能。 続きを読む…
ネタバレあり -
sabaKAN
7戸惑いました。けれど読後は称賛しか浮かびません。アイリスディーナへの恋慕に共感し、戦友としてのグレーテルに熱い想いが込み上げて、そんなふうに育った温かい思いが、突き立てられたナイフによってどくどくと体外に流れでてしまうような最後の展開。容赦がありません。苦しい。でもこの不自由な世界観が、全ての内容に説得力を与えます。「全てを救おうとして、全てを失うわけにはいかない」。テオドールは『黒の宣告』を下すことになるのでしょうか。その時、カティアは?第5巻を待ち望みます。 続きを読む…
ネタバレあり -
シャルシェ
6カティアがすごく成長しているなあと思うのですが、それより感じることが各キャラの本音とその交じり合いが壮絶だということ。ある意味、BETAより怖い女の子たちですねwしかし、BETAとシュタージはいつも僕らの胸に絶望を連れてきてくれますね。もう大好き。重光線級との戦いとさらなる絶望が書かれるであろう5巻が楽しみです。もう暗色な未来しか見えない気がするのにニヤニヤしちゃうから不思議。 続きを読む…
ネタバレあり -
HAL@ハッピーハッピークロニクル
6はい、死亡フラグ乱立です。第666戦術機中隊に渦巻く崩壊の序曲・・・もう誰も止められない。テオドール自身も疑心暗鬼のままただ流れに身を任せてるようじゃなぁ。ああ、カティアが可哀相でなりません。本編で武ちゃんが言ってた「そんなだから人類は負けるんだ」と言う言葉が脳内を駆け巡ったそんな四巻でありました。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2012/11/09
-
定価770円(本体700円+税)
-
ISBN9784047284197