あらすじ紹介
『セラの虚像』を退けたシェルティスだが、その身に宿した魔笛に引きずられ、穢歌の庭へ巫女ユミィとともに墜ちていく。一方、シェルティスを憂うモニカは自身を犠牲にしてでも成し遂げたい重大な決意を固め――。
みんなからのレビュー
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ひめありす@灯れ松明の火
28夜色の少年と夜明け色の少女が恋をした黄昏色の空と、心優しき機械好き青年と不完全神聖機関駄メイドが出会った遙かな昊と、相反する二つの力を身に宿してしまった少年少女が暮らす大陸の天。三つの空が繋がった。時を超えて世界を超えて、呼び合う三重の連謡。原初を告げる三匹の獣。音を紗り、砂を紗り、気の遠くなる切なさと痛みを積み重ね護ってきた世界の終わり。互いの選択が互いの道行きを決める時、痛みも悲しみも全て置いてただ正答だけを選ぶ事ができるのだろうか。けれど必ず、君の元まで辿り着く。物語は佳境。三つの天を結わえる塔へと 続きを読む…
ネタバレあり -
Tomokazu Kumada
27天結宮・統政庁・異篇卿の共闘により何とか幽幻種を撃退し撤退させるものの、虚空に開かれた扉により穢歌の庭(エデン)へと堕ちてしまった前巻。エデンへと堕ちてゆく途中で幽幻種の襲撃により別々の場所へと堕ちてしまった「シェルティス」と「ユミィ」。2人が堕ちた先で何故か出会った人物により教えられ目にしたのは、魔笛により汚染されている筈の大地が千年という時間をかけて魔笛が浄化されているという真実と、エデンを解放する為の方法でした……。己が成さなければならない運命と真実と向き合う、重層世界ファンタジーシリーズ第10弾。 続きを読む…
ネタバレあり -
コリ
22『不完全神性機関』シリーズは読了済みなので凪の登場にはテンションが上がった。世界の成り立ちに対する真相や謎が少しずつ明かされていき、終わりが近くなってきたのかなぁと。シェルティスとユミィが幸せになれる未来は来るのか?もうそれだけが気がかりで…。一筋縄じゃ行かないだろうけど是非ハッピーエンドを!寂しくて枕を濡らしちゃうモニカ可愛い(笑)そしてそろそろ真葉の挿絵をお披露目してくれてもいいんじゃないかな!?かな!?次は半年か…。ま、イリスの方を楽しみにしますかね。 続きを読む…
ネタバレあり -
佐島楓
19エデンの庭に再び堕とされたシェルティスとユミィ。そこで見たものとは・・・。この世界にはまだまだ謎がありそうです。十一巻へ。 続きを読む…
ネタバレあり -
ちゃか
17「穢歌の庭」に落ちたシェルティスとユミィ。そこで二人は多くのことを教えられる。イリスと詠使いのどちらともリンクしてきた感じで、イリスはともかく詠使いの方はどうやって繋がるんですかね。そして、イリスシリーズで出てきた、プロジェクト・エデンの目的とか、浮遊大陸のからくりとか色々なものが明かされて、驚き通しの話でした。シェルティスたちの側の謎は結構明かされてきたのかな、と思います。この中で異篇卿たちの計画の狙いはどこにあるのか気になりますね。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2012/09/25
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定価682円(本体620円+税)
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ISBN9784829138045