あらすじ紹介
醍哉が手にした箱は“罪と罰と罪の影”。 人々の罪を可視化、それを取り込むことによって対象を傀儡化するその“箱”を使い、彼は人間を『選別』していく。自身の信念に基づいて。 醍哉を“敵”とみなす一輝は、彼を止めるため、箱“願い潰しの銀幕”を使い、醍哉を封じ込める。 “箱”VS“箱”。そして衝突する二人。果たして勝者は ──?
みんなからのレビュー
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まりも
40醍哉の箱「罪と罰と罪の影」と一輝の箱「願い潰しの銀幕」による箱のつぶし合いな話。キャラがそれぞれの信念に沿って動いているせいで状況が複雑すぎて先が全く読めませんわ。しかし、最後の一輝の姿はヤバかったですね。狂気に溢れた愛による一輝の決意と行動は読んでいてゾクッとする魅力がありました。本当この作品は人のダークな部分の書き方が魅力過ぎて困る。絶望感溢れる状況の中、一輝と醍哉の戦いはどんな結末を迎えるのか。次巻も楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
くろり - しろくろりちよ
21『はこマリ』待ちに待った五冊目。満を持して大哉の"罪と罰と罪の影"発動。対抗する所有者が明らかではない"願い潰しの銀幕"。相変わらず表現がエグい(褒め言葉)。色葉が壊れていくのを見るのはこの物語の醍醐味でしょう。音無マリア…いや、音無彩矢は敵となり…"O"の正体も明らかになり、物語はいよいよ終盤。所有者の正体、心音が壊れてしまったこと、醍哉の過去、沢山の謎を含んだまま次巻へ。 続きを読む…
ネタバレあり -
shin
14人間性を変える程の力を与える〝箱〟を持つ一輝と醍哉が願いを叶えるため互いの箱を潰そうと対決する5巻。多少忘れてた所もあったものの、目的のため利用し利用される様や、箱により歪み、狂気じみていくのを見ているしかできない感覚に、先が恐ろしくも目が離せませんでした。誰もが感じ得る負い目や、願いのような見えにくいものを浮き彫りにしながら、Oの正体、一輝の役割、醍哉の過去等、回収される伏線も絡み合って独特の読み応えで、面白いです。終わりへの道筋は見えるが、ひたすら後ろ向きに進んでいった先の結末が気になるお話でした。 続きを読む…
ネタバレあり -
晦夢
12醍哉が箱を使い出しいよいよ一輝衝突する。一輝が本格的に自分の目的のために能動的に動き出して盛り上がってくる。醍哉の過去がだんだんと明らかになってきて、さらに一輝の、そしてOの正体が明らかとなる。この冷徹な至高の一輝大好きですわ。キャラがそれぞれ目的にそって複雑に動いてるのがほんといい。人間の悪意とか暗い部分がうまいこと描かれてていいな。さて次巻で決着つくのかな。 続きを読む…
ネタバレあり -
ろき
11一巻のころとのカズの差が開きすぎている。あと、人間関係が壮絶。クソビッチな柳さんが可愛いです。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2012/07/10
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定価649円(本体590円+税)
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ISBN9784048867337