あらすじ紹介
君は知っているかな、あのホーリィとゴーストの伝説を? あの若い男女二人組の犯罪者はあまりにも誤解されすぎている。強盗、騒乱、破壊活動を繰り返した彼らは別に悪いヤツじゃあなかった。衝動で暴れていた訳じゃない。世の中に反抗してた訳でもない。二人はただひとつの選択をしただけ――それは“だって、ほっとけないし”という気持ち。だが哀れな世界の敵<ロック・ボトム>を解散しようとした彼女らの行動は数々の悪を呼び寄せ、遂には死神であるぼく、ブギーポップとの対面を呼ぶ――悪に依存せず、正義に従順でもない二人組が、後先考えない陽気な犯罪と空回りのあげくに辿り着く先は生か死か? あるいは――
みんなからのレビュー
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ののの@彩ふ読書会
2とある2人の男女がある日ちょっとしたことから犯罪を犯し、そこから様々な犯罪を起こしながらも世界の敵に近づいていく。章のタイトルが窃盗、強盗などになっているのも面白い。 続きを読む…
ネタバレあり -
青味泥シンカ
1十年以上の歳月を経たシリーズ再読をしておりますけれど、一番印象が変わったのが本作でした。昔読んだ時には、なんだか地味でぱっとしない話であると思ったものですが、どうやらそれは、クライムアクション・ムービーへのオマージュに、ただ巻き込まれただけで始まった"普通"の少年少女の心情、つまりはアメリカン・ニューシネマ的なものに対する文脈を理解してなかっただけのようです。あるいは理解はしていても重きを置いていなかったのか。ラストの一文とイラストも、かつてよりずっと染み渡りました。 続きを読む…
ネタバレあり -
藤倉悠也
121年ぶりの再読。 続きを読む…
ネタバレあり -
ERIE
1犯罪に巻き込まれるのは絶対嫌だけど、ゴーストみたいな男の人と偶然出逢うのは良いなぁ…。 大地震を作り出せる植物・ロックボトムが実際にあったら。地球に人間はいないだろうなぁ。それだけ自然は脅威。そして驚異。 それから話に出てくるキツネとウサギの問題、あとがきの「わかっちゃいるけどやめられない」について、カラーページのロックボトムの詩が好き。あと、章の始めに刑法が書いてあって勉強になる。 ただ凪の出番はあんまりないから残念。 続きを読む…
ネタバレあり -
らいら
1他の作品と比較して、とっつきやすい作品であった印象。 いつもどおり、新しい主人公が出てきて、新しい舞台装置(今回は寺月恭一郎が残した危ない遺産)を巡ってのゴタゴタのお話。エンブリオが大分特殊能力前回で読みにくい印象であったのに対し、本作の主人公たちは普通の人(といっていいのか?)で有ることもあり、するすると読めた印象。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2001/09/25
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定価792円(本体720円+税)
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ISBN9784048676564
関連サイト
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公式サイト