あらすじ紹介
伊織と冬馬は、天下に混迷をもたらしている偽の桂小五郎が、倒幕の戦を起こして失敗し、幕軍の包囲下にある天誅組の本陣に出没していると知る。そこで二人は、暴挙に加わった土佐郷士を説き伏せ、海軍塾へ引き込もうと企む坂本龍馬と共に、小五郎の偽者を捕らえるべく、山深い吉野へと向かった。幕末を翔る男装の少女。その行く手に異しき呪士と凶悪な獣が現れる……。魔導の力が天地を揺るがし、無垢なる魂を外道へと堕とす。坂本龍馬もついに登場! 第16回電撃小説大賞<大賞>受賞の幕末ファンタジー、第3弾!
みんなのデータ
-
0評価する
-
1読みたい
みんなからのレビュー
-
ころん
6面白いんだけど読むのに時間がかかる…毎回内容が濃いです。今回は、遂に坂本竜馬が登場したり清河と直接対決したりと、わりと分かりやすい展開だったけど、キャラが多くて相変わらず混乱します…小夜と法鷲の最後や冬馬の行方など、後味の悪い終わり方だったので、はやく続きが読みたいなー 続きを読む…
ネタバレあり -
たこやき
5伊織と冬馬の微妙な関係などは微笑ましいが、登場人物の最期など、容赦のないところも多々。しかし、今回、題材となった天誅組の顛末などを考えれば、歴史の転換期において、このような犠牲が数多くあったのだろう。天誅組のリーダーである忠光の人間性など、実際のそれを彷彿とさせ、著者が勉強しているのも感じられた。歴史を舞台としたファンタジーとして完成度はますます高まった、というのを感じる。ただ、作中の年代は1863年で、大政奉還などは1867年。まだまだ時間が有るだけに、そこまで行って欲しいなと思わずにはいられない。 続きを読む…
ネタバレあり -
tonkatudon
5前回の沖田総司に続いて坂本竜馬がえらいことに いや、とてもいいんだが、ファンは激怒するかもしれない。 魔法もド派手で普通のファンタジーの魔法より凶悪で、邪悪なのがいい感じです。 今回新たに神聖魔法と修験道が登場しますます独特の世界を作り始めています 続きを読む…
ネタバレあり -
yosa
4随分と好戦的な坂本龍馬ですね。龍馬の皮だけ被った別人みたい。簡単に抜刀しないで欲しいな。イントロが詰まらないのと、詠唱が寒いのは相変わらずです。立ち回りが派手なのに地味な印象を与えるのも相変わらず。オチてないのも釈然としない。でも次巻も読むよ! こんなにアンバランスなライトノベルには滅多に出会えるものじゃないしね。なんだかんだ言っても好きなんです、このシリーズ。 続きを読む…
ネタバレあり -
尚侍
4難産だった前巻と比べると今回は全体にまとまりがよく、物語がこなれてきた印象。あれだけ力のあるキャラクターが揃っている中で伊織の居場所を作ってあげるにはそれなりの能力強化が必要だとずっと思っていましたが、今回は伊織の立ち位置がだいぶはっきりしてきたので、今後につながるいい流れが作れたのではないかと思います。個人的に主人公たちが圧倒的な力で強敵を粉砕する展開が好きなので、今後は読者をあっと驚かせるような伊織たちの活躍に期待したいですね。なんだかんだ言いながらもこのシリーズ好きなので、次巻が待ち遠しいです。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2011/08/10
-
定価737円(本体670円+税)
-
ISBN9784048707398