あらすじ紹介
帝国軍をのけ、本当に北域に王国を作ってしまった晴凛たち。犂山の強い勧めもあって、晴凛は 「北域王」 を名乗ることになるのであった。本人すら思いもよらぬ、引きこもりの放蕩息子が玉座につくという、まさかの展開である。 伏龍の宣伝工作もあり、「北域の独眼竜」 の触れ込みの晴凛の許に続々と人が集まり始める。まずは国作りということで内政にいそしむ反乱軍の面々。ミーネとシャールがまた女の誇りを賭けて勝負するという、平和だが騒がしい日々を過ごす一方で──。南域でも北に呼応するかのように、怪しい動きが出始めるのであった。 帝国はついに激動の時代に突入し!? 大人気シリーズ、第7弾!
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みんなからのレビュー
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まりも
19再読。北域が落ち着いたと思ったら今度は南域で反乱がおきる。世界観を広げてきたけど基盤がしっかりしているので安心して読めるのは流石。この作品は戦闘よりも飯を作る話になったときの方が面白い気がする。ミーネとシャールそれぞれの個性が一番出しやすいのが料理なんだろうな。二人ともいい嫁と妻になれるだろう。北と南そして帝都と全てが舞台になったことで更に面白くなってきたな。 続きを読む…
ネタバレあり -
Humbaba
8相手を排除するためには,それなりの理由が必要である.権力さえあれば無実の罪で排除することも不可能ではないが,それでは後世に悪名を残すハメになる.悪名を負わず,かつ排除するためには,相手が謀反しやすい場所に置くという戦略以外はない. 続きを読む…
ネタバレあり -
彩雲
7南が大騒ぎになり、帝国の関心は南へ。北の主人公たちはひと時の平穏の中、体制作りを進める。そしてミーネとシャールは嫁妻合戦を重ねて次第に良い感じ。(w ところで、水戸黄門の唐突なパロディはいったいなんなんだろう?これ、面白い?もともと控えめなリアリティがこれでさらに削られた印象が強いのですが。今後「あ、これ水戸黄門のパロディじゃん」という読者の了解が意味をなすメタな展開があるのかな? 続きを読む…
ネタバレあり -
中性色
6そういや、シャン料理って関係あるのか。今回は北域よりも南域がメインの造り。こういう歴史英雄譚ものとしては仕方がないんだけど、登場人物多すぎて未だに相関がはっきりしないキャラがいるのが。というかこういう歴史系と文体でいきなりフェチ的要素出してくるから油断ならない。というか泉野一家はどれだけバラエティ豊富なんだ。そして謎の仮面。いったい何沢樹なんだ……。個人的にはシャールが好み 続きを読む…
ネタバレあり -
Humbaba
6自分たちと違う習慣というのは、非常に新鮮な驚きを与えてくれる。また、普段馴染みのない風習だからこそ、今までのマナーに縛られることなく付き合いが可能となる。マナーでかっちりと固まっているというのも有効な時があるが、常にそれでは肩肘がはってしまう。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2011/04/10
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定価627円(本体570円+税)
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ISBN9784048704229